E02978 Japan GAAP
前期
3.66億 円
前期比
71.5%
株価
28 (04/25)
発行済株式数
114,692,187
EPS(実績)
-5.96 円
PER(実績)
--- 倍
前期
918.1万 円
前期比
96.9%
平均年齢(勤続年数)
51.5歳(1.2年)
従業員数
2人(連結:13人)
当連結会計年度末において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社メタプラネット)、連結子会社3社(株式会社レッド・プラネット・ホテルズ・ジャパン、チューン那覇匿名組合及びウェン東京株式会社)がホテル事業、連結子会社1社(株式会社メタマーケット)及びウェン東京株式会社の一部がその他事業を行っております。
また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
※画像省略しています。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下の通りであります。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
イ)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当連結会計年度は、新型コロナウイルス感染症の再拡大の中でも、各国における入国制限や日本国内における行動制限が緩和されるなど徐々に社会経済活動の正常化の動きが見られました。
しかしながらコスト削減のため一昨年より国内外のホテル運営を縮小するという厳しい判断をすることとなり、現在五反田の物件のみとなり、集客率も伸びているものの、グループ全部の経費等を支えるには至っておりません。
そのような状況下において、当社グループは売上高が前年比で28.5%減少するという結果に終わりました。また、売上高を上回る営業費用を計上したことにより、最終的に多額の営業損失を計上する結果になりました。
さらに、営業外収益として主に為替差益を、営業外費用として主に支払利息を、それぞれ計上し、特別利益として主に固定資産売却益及び新株予約権戻入益を、特別損失として主に固定資産売却損、減損損失、投資有価証券評価損及び関係会社整理損を、それぞれ計上いたしました。
以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高261百万円(前期比28.5%減)、売上総利益211百万円(前期比14.7%増)を計上しました。販売費及び一般管理費は679百万円となり、468百万円の営業損失が発生しました。また、為替差益65百万円などの営業外収益75百万円、支払利息19百万円などの営業外費用として21百万円、固定資産売却益254百万円及び新株予約権戻入益4百万円などの特別利益259百万円、固定資産売却損37百万円、減損損失61百万円、投資有価証券評価損124百万円及び関係会社整理損303百万円などの特別損失527百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失683百万円を計上しました。
② 財政状態の状況
(a) 資産の部
当連結会計年度末の総資産の額は1,666百万円となり、前連結会計年度から3,691百万円減少しました。
流動資産の額は599百万円となり、前連結会計年度から88百万円増加しております。
これは主に、流動資産(その他)が262百万円減少した一方、現金及び預金が345百万円及び売掛金が6百万円増加したことによるものであります。
固定資産の額は1,066百万円となり、前連結会計年度から3,779百万円減少しました。
これは主に、有形固定資産が3,504百万円及び投資その他の資産が274百万円減少したことによるものであります。
(b) 負債の部
当連結会計年度末の負債の額は514百万円となり、前連結会計年度から4,225百万円減少しております。
流動負債の額は378百万円となり、前連結会計年度から3,286百万円減少しております。
これは主に、短期借入金が501百万円及び1年内返済予定の長期借入金が2,096百万円減少したことによるものであります。
固定負債の額は135百万円となり、前連結会計年度から939百万円減少しました。
これは主に、長期借入金が937百万円減少したことによるものであります。
(c) 純資産の部
当連結会計年度末における純資産の額は1,152百万円で、前連結会計年度末から534百万円増加しております。
これは主に親会社株主に帰属する当期純損失683百万円を計上した一方、2023年2月8日を払込期日とする第三者割当増資により、資本金及び資本準備金がそれぞれ575百万円増加したためであります。
ロ)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ345百万円増加し、553百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって支出した資金は571百万円(前年同期は296百万円の支出)となりました。その主な要因は、税金等調整前当期純損失△682百万円、減価償却費41百万円、減損損失61百万円、投資有価証券評価損124百万円、関係会社整理損303百万円、固定資産売却損益(△は益)△217百万円、支払利息19百万円及び長期前払費用償却額8百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって獲得した資金は2,333百万円(前年同期は285百万円の支出)となりました。その主な要因は、投資有価証券の取得による支出△198百万円、有形固定資産の取得による支出△137百万円、有形固定資産の売却による収入1,799百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入892百万円及び無形固定資産の取得による支出△21百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって支出した資金は1,415百万円(前年同期は397百万円の獲得)となりました。その主な要因は、短期借入金の返済による支出△501百万円、長期借入金の返済による支出△2,085百万円及び株式の発行による収入1,150百万円によるものであります。
ハ)生産、受注及び販売の実績
① 仕入実績
仕入実績をセグメント毎に示すと、次の通りです。
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
|
金額(千円) |
前年同期比(%) |
|
ホテル事業 |
49,943 |
27.5 |
(注) 金額は、仕入価格によっております。
② 受注実績
サービス業のため、該当事項はありません。
③ 販売実績
販売実績をセグメント毎に示すと、次の通りです。
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
|
金額(千円) |
前年同期比(%) |
|
ホテル事業 |
261,633 |
71.5 |
経営者の視点による経営成績等の状況の分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 イ)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
当社グループの経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、経常利益及び売上高経常利益率であります。
① 経常利益
コスト削減のため国内外のホテル運営を縮小するという厳しい判断をすることにより、当連結会計年度の売上高は261百万円となり、前連結会計年度に比べ28.5%減少しました。販売費及び一般管理費の削減を実施し、営業外費用を上回る営業外収益を計上したことにより、前連結会計年度と比較して経常損失は減少し、経常損失は414百万円となりました。
② 売上高経常利益率
売上高経常利益率は△158.5%となりました。
今後、既存ホテルについては、稼働率と客単価を維持・向上していくとともに、新規事業を迅速に立ち上げ、拡大することで収益を確保し、また引き続きコスト削減を実現することで経常利益の計上に努めてまいります。
当社グループが目標とする指標についての当連結会計年度と前連結会計年度の実績は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
指標 |
当連結会計年度 |
前連結会計年度 |
増減率 |
売上高 |
261 |
366 |
△28.5% |
経常損失 |
△414 |
△836 |
― |
売上高経常利益(損失)率 |
△158.5% |
△228.5% |
― |
(注) 記載金額は百万円以下を切り捨てて表示しております。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ロ) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、運転資金及び設備資金に関して、内部資金または借入及び増資により資金調達することとしています。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産・負債や収益・費用に影響を与える見積りは、過去の実績や現在の状況並びに入手可能な情報を総合的に勘案し、その時点で最も合理的と考えられる見積りや仮定を継続的に用いておりますが、見積り及び仮定には不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。
なお、会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。