売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E00591 Japan GAAP

売上高

395.3億 円

前期

366.7億 円

前期比

107.8%

時価総額

345.3億 円

株価

880 (01/09)

発行済株式数

39,240,999

EPS(実績)

74.77 円

PER(実績)

11.77 倍

平均給与

585.0万 円

前期

566.8万 円

前期比

103.2%

平均年齢(勤続年数)

38.4歳(16.1年)

従業員数

835人(連結:1,203人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」
社名変更

 

3【事業の内容】

当連結会計年度において、当社及び当社の関係会社が営んでいる事業の内容に重要な変更はありません。また、主要な関係会社の異動は、以下のとおりであります。

当連結会計年度において、2025年2月に株式会社エヌエスケーエコーマークの株式を100%取得したため、連結の範囲に含めております。

当連結会計年度において、当社の連結子会社であった小松精練(蘇州)有限公司は、清算が結了したため、連結の範囲から除外しております。

当社グループは当社、子会社7社及び関連会社2社で構成され、「繊維事業」を主な事業として展開しております。当社グループの事業内容、及びセグメントは次のとおりであります。

 

 

当 社

(※1)

合繊ファブリック、薄膜ファブリックの企画・開発・製造及び販売。

 

連結子会社

 

 

 

 

小松美特料(蘇州)貿易有限公司

(※1)

繊維製品、環境関連製品、繊維製品等の製造設備及び部品、染料・薬品の販売。

 

 

㈱コマクソン

(※1)

ナイロン素材の無地・捺染加工、並びに自動車内装表皮材、産業資材用特殊素材の開発生産。

 

 

㈱コマツインターリンク

(※2)

生機・製品の保管・輸送等の物流、サービス及びその周辺事業。

 

 

インターリンク金沢㈱

(※1)

繊維製品・環境関連商品の販売。

 

 

吉田産業㈱

(※1)

経編ニット生地及びニット製品の製造販売。

 

 

㈱エヌエスケーエコーマーク

(※1)

スポーツ及びアパレル衣料のマークのデザイン製作・二次加工。

 

関連会社

 

 

 

 

㈱トーケン

(※2)

土木建築工事の設計・施工・管理及び土地開発造成等の総合建設業。

 

 

根上工業㈱

(※2)

樹脂・製品等の製造及び販売。

 

非連結子会社

 

 

 

 

合同会社アマイケ

(※1)

自社ブランド織物の製造及び販売。

 

 

※1・・・繊維事業

※2・・・その他の事業

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。

 

※画像省略しています。

注:上記会社名の◎は連結子会社(計6社)、○は関連会社〔持分法適用会社〕(計2社)、無印は非連結子会社(計1社)を示しております。

 

25/06/19

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国の経済状況は、雇用・所得環境の改善や、インバウンド需要の増加もあり、緩やかな回復基調を維持しております。一方、地政学リスクの長期化、資源価格を含む物価の高騰、為替相場の変動に加え、アメリカの今後の政策や中国経済への懸念など、先行きは不透明な状況が続いています。

こうした経済環境のもと、当社事業については、国内向けは営業活動を強化した衣料分野を中心に堅調に推移し、海外においても、欧米、中東、アジア市場等への更なる拡販に努めました。その結果、国内・海外ともに売上は増加いたしました。また、多様に変化する市場ニーズにおいて、新たな需要を喚起するため、継続的に技術開発や新商品開発に挑み、当連結会計年度におきましては4件の特許出願を進めてまいりました。

しかしながら、原燃料価格及び資材価格の高止まりや電力料金の値上げによる企業コスト上昇が利益を圧迫するマイナス要因となりました。この厳しい状況の下、省エネ、安価な燃料への転換、不良ロス削減、生産性向上等によるトータルコストダウンへの取り組みや、商品の品種転換及び高付加価値商品の導入に加え、販売価格への転嫁及び拡販による収益確保のための具体的な施策を実施いたしました。

また、当連結会計年度におきましては、ファッション分野で培った感性や技術を活かし、スポーツ、ユニフォーム分野を中心に当社主催による自社展示会「アクティブ素材展」を二度にわたり東京にて開催いたしました。本展示会では、40年の歴史がある高耐久・多機能なサステナブル素材「マーバス」のリニューアルバージョンや、裏材を使用しない2層構造による透湿防水素材「クアトローニ EX」を発表いたしました。

2月には、イタリア・ミラノにおいて世界最高峰の生地の展示会である「ミラノウニカ」へ、欧州企業以外では当社が初めて単独ブースで出展することが認められました。「ミラノウニカ」で当社はサステナブルな意識の高まりを反映し、環境配慮商品を中心に展開いたしました。

そのサステナブルな意識の高まりに対応すべく、当社はサステナブル専門部署「QES室」を新設し、品質保証(QualityAssurance)、環境・エネルギー(Environment&Energy)及び安全防災(Safety&DisasterPrevention)に関わるさまざまな課題に先進的に取り組むための体制を整備いたしました。QES室は、年々増加している欧米ブランドを中心とした人権面・環境面・製品安全面についての要望について、欧米ブランドと主体的にコミュニケーションを取り、国際的なサステナブル経営への実現に向けた役割を担います。

 

さらに、当社独自の高次後加工技術「SY加工」が北米市場を主に国内外で好調となっており、2002年の上市以来、シワ感、リラックス感のある自然な風合いが好評となっております。当社では「SY加工」への高まる需要に対応すべく生産体制を増強するための設備投資を行い、生産及び販売体制の拡大を図りました。

加えて、中期経営計画に掲げる基盤強化策の一環として人的資本経営を実践していくため、福利厚生の充実を図りました。具体的には、当社の東京営業所をファッショントレンドの中心地である東京・青山の「ポーラ青山ビルディング」へ移転し、本社や工場オフィス、並びに構内福利厚生施設をリニューアルいたしました。このように当社は社員が働きやすく、モチベーションを高め、新たな職務にチャレンジしていける環境整備を進めてまいります。

以上の結果、当連結会計年度の売上高は395億26百万円(前期比7.8%増)、営業利益は21億81百万円(前期比17.5%増)、経常利益は28億38百万円(前期比7.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は29億34百万円(前期比59.2%増)となり、前期比増収増益となりました。

 

セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。

 

(繊維事業)

衣料ファブリック部門に関しては、市場の要求に応えられる付加価値の高い高感性・高機能素材や、環境配慮商品を国内外の市場に積極的に訴求し、拡大を進めてまいりました。当連結会計年度では、主に北米ファッション、中東民族衣装が海外向けの売上を牽引しました。なお、海外向けスポーツ分野が需要低迷した一方で、国内向けファッションが総じて増加したことから、当部門全体としては増収となりました。

資材ファブリック部門については、リビング分野において不採算事業から撤退したものの、車輛分野や生活関連資材分野で受注が増加し、当部門全体としても増収となりました。

製品部門におきましては、販売体制を強化し、自社製品ブランドの市場への浸透を図ったことにより増収となりました。

以上の結果、当連結会計年度の当事業の売上高は390億15百万円(前期比7.9%増)、セグメント利益(営業利益)は20億90百万円(前期比18.5%増)となりました。

 

(その他の事業)

物流分野の当連結会計年度の売上高は5億11百万円(前期比2.2%減)、セグメント利益(営
業利益)は78百万円(前期比2.6%減)となりました。

 

当連結会計年度末における総資産は、530億26百万円となり、前連結会計年度末に比べ30億27百万円増加しました。負債は、133億24百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億63百万円増加しました。純資産は、397億1百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億63百万円増加しました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ21億34百万円減少し、94億30百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金の増加は47億93百万円(前年同期は31億13百万円の資金の増加)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益38億20百万円、減価償却費13億39百万円、固定資産除売却損7億37百万円であり、支出の主な内訳は、投資有価証券売却益9億54百万円であります。

 

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金の減少は56億93百万円(前年同期は2億28百万円の資金の減少)となりました。収入の主な内訳は、有価証券の償還による収入35億円であり、支出の主な内訳は、有価証券の取得による支出70億円、固定資産の取得による支出32億6百万円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金の減少は13億47百万円(前年同期は9億6百万円の資金の減少)となりました。支出の主な内訳は、配当金の支払額8億84百万円、自己株式の取得による支出4億33百万円であります。

 

③生産、受注及び販売の実績

(生産実績)

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比(%)

繊維事業

34,204

9.0

その他の事業

合計

34,204

9.0

 

(注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

(受注実績)

当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

受注高(百万円)

前期比(%)

受注残高(百万円)

前期比(%)

繊維事業

38,932

7.8

2,651

△3.0

その他の事業

合計

38,932

7.8

2,651

△3.0

 

 

(販売実績)

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(百万円)

前期比(%)

繊維事業

39,015

7.9

その他の事業

511

△2.2

合計

39,526

7.8

 

(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。

2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

 

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

東レ㈱

6,100

16.6

6,881

17.4

 

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループに関する経営成績等の分析・検討内容は、原則として連結財務諸表に基づいて分析した内容であります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成には、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の発生及び開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。

当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

 

②財政状態の分析

(流動資産)

当連結会計年度末における流動資産の残高は258億85百万円で、前連結会計年度末に比べて7億62百万円増加しております。原材料及び貯蔵品が4億55百万円、受取手形が2億39百万円減少したものの、有価証券が10億円、現金及び預金が3億65百万円増加したことによるものであります。

 

(固定資産)

当連結会計年度末における固定資産の残高は271億40百万円で、前連結会計年度末に比べて22億64百万円増加しております。貸倒引当金の増加により1億8百万円減少したものの、投資有価証券が20億28百万円、機械装置及び運搬具が3億8百万円増加したことによるものであります。

 

(流動負債)

当連結会計年度末における流動負債の残高は91億71百万円で、前連結会計年度末に比べて7億36百万円増加しております。主に支払手形及び買掛金が4億61百万円、賞与引当金が1億70百万円、未払法人税等が92百万円増加したことによるものであります。

 

(固定負債)

当連結会計年度末における固定負債の残高は41億53百万円で、前連結会計年度末に比べて5億26百万円増加しております。主に退職給付に係る負債が1億8百万円増加したことによるものであります。

 

(純資産)

当連結会計年度末における純資産の残高は397億1百万円で、前連結会計年度末に比べて17億63百万円増加しております。為替換算調整勘定が4億13百万円減少したものの、利益剰余金が20億25百万円増加したことによるものであります。

 

③経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度の売上高は、395億26百万円(前連結会計年度の売上高366億70百万円に比べ28億55百万円増加)となりました。これは、国内及び海外ともファッション関連が増加し、とりわけ欧州ラグジュアリーブランド向けや民族衣装が牽引したことによるものであります。

 

 

(営業利益)

当連結会計年度の営業利益は、21億81百万円(前連結会計年度の営業利益18億56百万円に比べ3億24百万円増加)となりました。これは、国内及び海外ともファッション関連が増加し、とりわけ欧州ラグジュアリーブランド向けや民族衣装が牽引したことによるものであります。

 

(経常利益)

当連結会計年度の経常利益は28億38百万円(前連結会計年度の経常利益26億43百万円に比べ1億95百万円増加)となりました。これは、国内及び海外ともファッション関連が増加し、とりわけ欧州ラグジュアリーブランド向けや民族衣装が牽引したことによるものであります。

 

(親会社株主に帰属する当期純利益)

税金等調整前当期純利益は38億20百万円(前連結会計年度の税金等調整前当期純利益25億3百万円に比べ13億17百万円増加)となり、税効果会計適用後の法人税等負担額は8億67百万円(前連結会計年度6億56百万円に比べ2億10百万円の増加)となりました。その結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は29億34百万円(前連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益18億43百万円に比べ10億91百万円増加)となりました。

これは、国内及び海外ともファッション関連が増加したことに加え、固定資産除却損8億20百万円を計上したものの投資有価証券売却益9億54百万円及び関係会社清算益7億11百万円を計上したことによるものであります。

 

④資本の財源及び資金の流動性に係る情報

・資本の財源

当社グループは、事業の成長と収益性を高めることにより資本の財源としております。

当連結会計年度においては、営業活動による資金の増加は47億93百万円、投資活動による資金の減少は56億93百万円、財務活動による資金の減少は13億47百万円となりました。

 

・資金の流動性に係る情報

資金の流動性については、今後継続的な企業価値の向上を実現するための資金需要に対して、迅速かつ確実に資金を確保することを基本としております。

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は94億30百万円となりました。

 

⑤経営成績に重要な影響を与える要因

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

⑥経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループは、2025年3月期から2027年3月期の3ヵ年を対象とした中期経営計画を策定しております。基本方針では①海外事業の拡大、②小松マテーレ式サステナブル商材・事業の推進、③製品事業の推進を事業領域とし、それを達成するための基盤強化については④人材育成の強化とエンゲージメントの向上、⑤製造環境の整備、福利厚生面の充実を重点課題とし、創業より磨き上げたファブリック加工技術及び周辺技術を社会のために活かし、衣料分野から生活・産業資材分野、さらに環境問題解決やインフラ強靭化等、時代が求める分野に貢献範囲を拡大しつつ、高収益企業を目指しております。

※詳細につきましては2025年5月8日公開の決算説明資料をご参照ください。

https://www.komatsumatere.co.jp/wpcontent/themes/komatsu/pdf/ir/r06/r06_04/250508_1.pdf

 

⑦今後の見通し

雇用・所得環境の改善や、インバウンド需要の増加もあり、景気は緩やかに回復していくことが期待されますが、物価上昇や原材料及びエネルギー価格の高止まり、節約志向による衣料品に対する消費マインドの冷え込みなどから、先行き不透明な状況が続くことが想定されます。このように当社グループをとりまく外的環境は常に変化し、事業の環境及び構図はこれまでとは様相を異にすると見られ、変化に合わせた対応が求められるようになっております。当社グループにおきましても、ブランディング戦略を重視しつつ、新商品の認知度を高め効果的に訴求してまいります。また、デジタル技術を最大限に活用し、柔軟に対応すべく経営投資を惜しみなく行っていかなければならないと考えております。

2026年3月期の連結業績は、売上高410億円(前期比3.7%増)、営業利益22億円(前期比0.9%増)、経常利益27億円(前期比4.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益21億円(前期比28.4%減)を予想しております。現時点で当社が把握可能な情報に基づいておりますが、当予想は大きく変動する可能性があります。