E05401 Japan GAAP
前期
20.9億 円
前期比
117.7%
株価
162 (01/09)
発行済株式数
13,511,416
EPS(実績)
-9.94 円
PER(実績)
--- 倍
前期
499.0万 円
前期比
104.5%
平均年齢(勤続年数)
42.5歳(9.8年)
従業員数
64人(連結:75人)
当社グループは、Cykan Holdings Co.,Ltd.を親会社とする企業集団に属しており、当社と連結子会社4社で構成されております。
当社グループはモバイルデバイス向けにインターネットを通じてユーザーに対しコンテンツの提供や情報の配信を行うモバイル事業とブロックチェーン技術を利用したシステムのソフトウエア開発や供給を行うブロックチェーン事業を展開しております。
当社グループの事業内容は次の系統図のとおりであります。
※画像省略しています。
(注)→取引の流れ
また、当社グループが「モバイル事業」及び「ブロックチェーン事業」を展開するうえで主要な情報サービスは、以下のとおりであります。
(2025年3月31日現在)
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区分 |
サービス内容 |
概要 |
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モバイル事業 |
ソーシャルゲーム |
SNS向けをはじめ、各種ソーシャルゲームの企画・開発・運営を行っております。 |
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有料ゲームアプリ |
スマートフォン向けのアプリ開発・販売を行っております。 |
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受託開発・運営 |
取引先企業のサービスサイト・アプリに関する受託開発から企画・運営を手掛けております。 |
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ブロックチェーン事業 |
NFT関連・GameFi関連・その他ブロックチェーン技術に関する事業 |
PFP(Profile Picture)、GameFiなど、NFT関連事業全般を手掛けております。 |
(1)経営成績等の状況の概要
当社グループは、モバイルゲームアプリの企画・開発・運営を行う「モバイル事業」と、NFTやGameFiなどを取り扱う「ブロックチェーン事業」の2セグメントにおいて事業を展開しております。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度の連結業績は、売上高が2,464,916千円(前連結会計年度比17.7%増)、営業利益は144,914千円(同303.7%増)、経常利益は117,093千円(同545.7%増)と増収増益となりましたが、主にブロックチェーン事業において減損損失と事業整理損の計上による特別損失の発生により、親会社株主に帰属する当期純損失は134,318千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失60,390千円)の結果となりました。
セグメント別の経営成績と、展開する事業におけるサービス分野別の主な取り組みは以下のとおりです。
なお、当社グループは、当連結会計年度より経営資源の効率化を図るため、「モバイル事業」の経営資源の一部を「ブロックチェーン事業」に移管しております。これに伴い、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の区分方法による数値で記載しております。
(モバイル事業)
当社は、主力のソーシャルゲーム運営事業を中心に、有料ゲームアプリの開発・販売、受託事業、広告事業等を展開しております。本年度は、前年度に引き続き、有料ゲームアプリの販売が好調に推移いたしました。また、『グリパチ』をはじめとする既存ソーシャルゲーム運営事業および受託開発事業につきましても順調に推移したほか、事業戦略とコスト構造の転換により、大幅な利益増となりました。
以上の結果、当連結会計年度における当事業の売上高は2,401,031千円(前連結会計年度比16.2%増)、セグメント利益は335,796千円(同129.4%増)となりました。
モバイル事業の具体的な取り組みは下記のとおりです。
a.ソーシャルゲーム
主力サービスであるバーチャルホール『グリパチ』は、サービス開始から13年を迎え、引き続き安定した収益を確保しております。また、当社が推進する「ワンソースマルチプラットフォーム展開」により、海外プラットフォームへのゲームアプリ提供が好調に推移いたしました。その他ソーシャルゲームにつきましても、堅調に推移しております。
b.有料アプリ
第1四半期に投入した「パチスロ 炎炎ノ消防隊」、第3四半期に投入した「パチスロ からくりサーカス」の販売が好調に推移し、前連結会計年度に引き続き、当社有料アプリ事業として過去最高の年間収益を達成いたしました。
c.受託開発および運営業務
株式会社アイビープログレスで進行している受託開発、複数プラットフォームへのアプリ提供のほか、ストック型案件を引き続き運用しております。
d.広告事業
ソーシャルゲーム内の広告及び無料広告モデルのゲームを提供し、堅調に推移しております。
(ブロックチェーン事業)
当連結会計年度における当事業の売上高は99,551千円(前連結会計年度6.4%増)、セグメント損失は185,257千円(前連結会計年度はセグメント損失104,887千円)となりました。
第2四半期にブロックチェーン関連の不採算事業を整理し、持続的な利益体質に向けた改善の土台を構築しました。また、安定収益確保のための新規事業:運営・開発受託事業を新たに開始し、安定収益の確保を図っています。
あわせて固定費の見直し、人員再配置による効率化、子会社HashLinkの役員構成変更による「守りの経営」を強化し、徹底したコスト管理を実施いたしました。
また、当第4四半期において、『MONGz UNIVERSE』プロジェクトの運営体制を見直し、韓国KozLab社との共同運営体制へ移行いたしました。今後は、共同運営パートナーとして、暗号資産『MUC』を含む経済圏拡大に向けた韓国KozLab社の取り組みに対し、必要な協力及び支援を行ってまいります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は763,809千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は273,826千円(前連結会計年度は3,150千円の獲得)となりました。
主な要因は、減価償却費50,384千円、減損損失217,272千円を計上したこと、売上債権の減少71,618千円による資金増加と、税金等調整前当期純損失126,030千円による資金減少であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は104,365千円(前連結会計年度は212,418千円の使用)となりました。
主な要因は、無形固定資産の取得による支出205,002千円の資金減少と、貸付金の回収による収入100,000千円の資金増加であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は31,525千円(前連結会計年度は236,319千円の獲得)となりました。
主な要因は、短期借入金の減少54,750千円、長期借入金の返済による支出76,805千円の資金減少と、長期借入による収入100,000千円の資金増加であります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
該当事項はありません。
b. 受注実績
該当事項はありません。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
|
|
金額(千円) |
前年同期比(%) |
|
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モバイル事業 |
2,378,112 |
17.0 |
|
ブロックチェーン事業 |
86,803 |
39.8 |
|
合計 |
2,464,916 |
17.7 |
(注)1.モバイル事業による主な販売先は一般ユーザーであり、プラットフォーム運営事業者の情報料回収代行サービスを利用し、有料情報サービスを提供しております。
2.最近2連結会計年度の主要な売上高は、次のとおりであります。
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相手先 |
前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
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金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
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Apple Inc. |
891,014 |
42.5 |
1,219,692 |
49.5 |
|
Google Inc. |
733,313 |
35.0 |
733,582 |
29.8 |
(注)相手先はプラットフォーム運営事業者であり、一般ユーザーからの代金回収を代行しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態
当連結会計年度末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
(資産)
当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ124,970千円減少し、1,619,649千円(同期比7.2%減)となりました。
この主な要因は、流動資産における現金及び預金の増加140,890千円、売掛金の減少60,218千円、短期貸付金の減少100,000千円、暗号資産の減少46,201千円と、固定資産におけるソフトウエア27,243千円とソフトウエア仮勘定14,616千円の減少であります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ23,099千円減少し、926,545千円(同期比2.4%減)となりました。
この主な要因は、流動負債における買掛金の増加21,057千円、短期借入金の減少72,450千円、未払費用の減少41,010千円、未払消費税等の増加22,018千円、契約負債の増加25,284千円と、固定負債における長期借入金の増加14,850千円であります。
(純資産)
連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ101,870千円減少し、693,104千円(同期比12.8%減)となりました。
この主な要因は、利益剰余金の減少134,318千円と為替換算調整勘定の増加21,251千円であります。
b.経営成績
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、2,464,916千円(前連結会計年度比17.7%増)となりました。
これは主に、モバイル事業のソーシャルゲームにおいて有料アプリの販売による売上が増加したことによるものです。
(売上原価)
当連結会計年度の売上原価は、1,619,768千円(同18.7%増)となりました。
これは主に、モバイル事業において売上高の増加に比例したプラットフォーム利用料と版権料の増加と、ブロックチェーン事業において減価償却費が増加したことによるものです。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、700,233千円(同0.8%増)となりました。
これは主に、モバイル事業のソーシャルゲームにおいて広告宣伝費が減少したものの、ブロックチェーン事業において先行投資的な支払手数料が増加したことによるものです。
(営業外損益)
当連結会計年度の営業外収益は、11,945千円(前連結会計年度10,794千円)となりました。
これは主に、当連結会計年度において受取賃貸料の増加と暗号資産売却益の減少によるものです。
当連結会計年度の営業外費用は、39,766千円(前連結会計年度28,558千円)となりました。
これは主に、当連結会計年度において支払利息と貸倒損失の増加と、暗号資産評価損の減少によるものです。
(特別損益)
当連結会計年度の特別利益は、829千円(前連結会計年度2,725千円)となりました。
これは主に、当連結会計年度において投資有価証券売却益が減少したことによるものです。
当連結会計年度の特別損失は、243,954千円(前連結会計年度76,879千円)となりました。
これは主に、減損損失の増加と事業整理損の計上によるものです。
以上の結果、当連結会計年度の営業利益は144,914千円(同303.7%増)、経常利益は117,093千円(同545.7%増)となりましたが、親会社株主に帰属する当期純損失は134,318千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失60,390千円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
キャッシュ・フロー及び資本の財源及び資金の流動性につきまして、当社グループは事業活動のための適切な資金を確保し、資金の流動性を維持するとともに、健全な財政状態を目指すための安定的な営業キャッシュ・フローの創出が資本財源の最優先事項と考えております。
当社グループがスマートフォンゲーム事業を展開する上で、スマートフォンネイティブアプリの開発費は資金負担が非常に重く、一定数の利用者を獲得するまでは先行投資的な支出が続くことや、運営費として企画運営の人件費や優良なコンテンツ確保のための契約金及び最低保証許諾金(ミニマムギャランティー)等も先行して支出され、人員採用や契約時から売上金回収までの期間において手元流動性の低下が見込まれます。このため、優良なコンテンツを獲得する際、獲得機会の損失リスクを回避するには機動的に使用できる資金を確保しておく必要があると考えております。
当連結会計年度末の現預金残高は791,809千円、有利子負債残高は394,050千円となりましたが、手元流動性は確保している状況にあると認識しております。
2025年3月31日現在の有利子負債の概要は以下のとおりであります
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年度別要支払額(千円) |
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契約債務 |
合計 |
1年以内 |
1年超3年以内 |
3年超5年以内 |
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短期借入金 |
302,550 |
302,550 |
- |
- |
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長期借入金 |
91,500 |
20,400 |
40,800 |
30,300 |
|
計 |
394,050 |
322,950 |
40,800 |
30,300 |
(注)連結貸借対照表の1年以内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めております。
当社グループの運転資金と投資・設備資金の調達につきましては、その使用目的に応じ調達時点での財政状態と営業キャッシュ・フローの状況や、デットファイナンスとエクイティファイナンスの性格を勘案し、柔軟かつ最適な資金調達方法を選択すべきであると考えております。
資金調達については様々なファイナンス手法がありますが、現時点において当社グループは機動的に使用できる一定の流動性預金を確保維持するため、金融機関よりの運転資金を調達しております。その調達使途につきましては、短期運転資金を従量制アプリの開発費及び広告宣伝費に、長期運転資金を人件費に、その資金需要を勘案した調達を行っております。なお、長期運転資金は新規事業を展開する上でサービス開始までの人件費が固定的に先行して発生することから、固定金利、返済期間5年の分割返済を条件とし、返済期間が重ならないように返済期限を分散し、返済集中のリスクを回避しております。
また、特に投資・設備資金の調達につきましては、事業計画の規模に応じた資金調達方法を選択すべきであると認識しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
連結財務諸表の作成に際しては、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び予測を行わなければなりません。したがって、当該見積り及び予測については不確実性が存在するため、将来生じる実際の結果はこれらの見積り及び予測と異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。