売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05401 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,445,816千円(前年同四半期比4.7%減)、営業損失53,707千円(前年同四半期は77,137千円の営業利益)、経常損失71,888千円(前年同四半期は44,363千円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は96,997千円(前年同四半期は34,236千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。

セグメント別の経営成績と、展開する事業におけるサービス分野別の主な取り組みは以下のとおりであります。

 

(モバイル事業)

主力であるソーシャルゲーム運営を中心に、有料アプリの開発・販売、受託事業、広告事業等を展開しております。当第3四半期にリリースした有料アプリが過去最高の初動売上を達成するなど好調に推移した一方、当第3四半期においてリリースしたパブリッシングゲームの先行投資費用が発生しております。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,406,559千円(前年同四半期比3.3%増)、セグメント損失は19,774千円(前年同四半期は29,888千円のセグメント利益)となりました。

 

(a) ソーシャルゲームについては、主力サービスのバーチャルホール「グリパチ」が前四半期と比べ堅調に推移いたしました。定期的な新アプリの投入やYouTube生放送と連動したイベントなど、各種施策が功を奏し、安定した収益を確保しております。また、当社子会社CommSeed.korea Co.,Ltdにて、パブリッシングゲーム「進撃の巨人Brave Order」を韓国内でリリースいたしました。

 

(b) パチンコ・パチスロなどの有料アプリについては、第3四半期に投入した新規アプリの売上高が過去最高のペースで伸長しております。また、第4四半期にリリース予定の新作アプリに関する開発を進行しております。

 

(c) 受託開発および運営業務に関しては、ストック型案件を中心に想定通りに推移しております。フロー型案件については、株式会社アイビープログレスで進行している受託開発が収益に寄与しております。

 

(d) ゲーム内広告をはじめとする広告事業については、無料広告モデルのゲームをはじめとした施策が功を奏し、引き続き前年を大幅に上回るペースで推移しております。

 

(ブロックチェーン事業)

『Tokyo Mongz Hills Club』をジェネシスとしたNFTエコシステム『Mongz Universe』プロジェクトを進行しております。GameFi事業として、ブロックチェーン競馬ゲーム『UNIVERSAL STALLION』のリリースに向けた準備を進行いたしました。また、10月にはPFP事業として「PEACHz.MOMO」の販売を実施いたしました。

なお、前年同期比では収益が減少しておりますが、これは『UNIVERSAL STALLION』の先行費用および、前年度におけるPFPの大型ミンティングが集中しているためのものです。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は85,294千円(前年同四半期比48.6%減)、セグメント損失は29,702千円(前年同四半期は51,480千円のセグメント利益)となりました。

 

② 財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における資産は1,689,768千円(前連結会計年度末比303,818千円増)となりました。

流動資産は1,377,293円となり、主な内訳は現金及び預金572,979千円,売掛金357,467千円、短期貸付金200,000千円、その他115,962千円であります。

固定資産は312,474千円となり、主な内訳は無形固定資産205,130千円、投資その他の資産98,385千円であります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債は931,804千円(同297,769千円増)となりました。

流動負債は906,566千円となり、主な内訳は買掛金145,399千円、短期借入金370,700千円、契約負債147,905千円、その他166,023千円であります。

固定負債は25,237千円となり、主な内訳は役員退職慰労引当金18,427千円であります。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産は757,964千円(同6,049千円増)となりました。

主な内訳は資本金1,193,011千円、資本剰余金624,120千円と利益剰余金△1,072,705千円であります。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5) 従業員数

当第3四半期連結累計期間において、従業員数に著しい変動はありません。

 

(6) 生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績について著しい変動はありません。

 

(7) 主要な設備

第2四半期連結期間末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。

会社名

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

投資総額
(千円)

資金調達方法

着手年月

完了年月

完成後の増加能力

提出会社

東京都

千代田区

モバイル事業

ソフトウエア

44,082

増資資金

2023.7

2023.11

(注)完成後の増加能力につきましては、合理的な算出が困難なため記載しておりません。

 

(8) 経営成績に重要な影響を与える要因

当第3四半期連結累計期間において、重要な変更または新たな発生はありません。

 

(9) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの事業活動の維持拡大に要する資金を安定的に確保するため、営業キャッシュ・フローを中心に金融機関からの借入により資金調達を行っており、当第3四半期連結会計期間末における現預金残高は572,979千円、有利子負債残高は446,518千円であり、資金の流動性は確保できているものと認識しております。