E00714 Japan GAAP
前期
418.7億 円
前期比
105.0%
株価
903 (01/09)
発行済株式数
22,890,829
EPS(実績)
74.48 円
PER(実績)
12.12 倍
前期
454.4万 円
前期比
103.8%
平均年齢(勤続年数)
37.0歳(14.0年)
従業員数
1,138人(連結:1,850人)
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(朝日印刷株式会社)及び子会社10社(うち非連結子会社3社)で構成されており、その主たる事業内容は、印刷包材の製造・販売及び包装システム(機械)の販売であります。
また、その他の事業として人材派遣事業を行っております。
当社グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。
印刷包材事業
当セグメントでは、当社のほか、子会社である阪本印刷株式会社、株式会社ニッポー、Harleigh(Malaysia)Sdn.Bhd.、Shin-Nippon Industries Sdn.Bhd.及びKinta Press & Packaging (M) Sdn.Bhd.において製造及び販売をしており、協和カートン株式会社へは当社製品の製造を委託しております。
包装システム販売事業
当セグメントでは、印刷包材と連携したトータル提案による、時流や得意先ニーズにマッチした新たな「包装」の開発を主眼とした包装機械や包装ラインの企画提案・仕入・販売を当社において行っております。
その他
人材派遣事業
子会社である朝日人材サービス株式会社は、当社グループ内のみならず地域企業からの求人を受けて人材の派遣を行っております。
以上の企業集団等について、図示すると次のとおりであります。
※画像省略しています。
(注)連結子会社であります。
1.経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなか、各種政策の効果もあり緩やかな回復基調で推移しました。一方で、資源価格の高騰や物価上昇に加え、欧米における高い金利水準の継続や通商政策など米国の政策動向、不安定な国際情勢による地政学的リスクの高まりなど依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社グループでは、当連結会計年度を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画AX2024において、「市場深耕拡大」「付加価値最大化」「ワークエンゲージメント」「海外事業推進」「経営資源活用」の5つの戦略を推進し、事業基盤の強化と収益性の改善を図り、企業価値の向上ならびに持続的成長に向け取り組んでまいりました。
(経営成績)
当社グループの当連結会計年度は、国内印刷包材事業において、外部環境の変化等の影響により小幅な減収となった一方で、包装システム販売事業が好調に推移したことや、マレーシアの印刷会社Kinta Press & Packaging (M) Sdn.Bhd.を連結子会社化したことにより、売上高は、前連結会計年度に比べ20億73百万円増(前連結会計年度比5.0%増)の439億45百万円、営業利益は、前連結会計年度に比べ45百万円増(前連結会計年度比2.2%増)の20億76百万円となりました。経常利益は、支払利息及び賃貸物件の補修による賃貸収入原価の増加により、前連結会計年度に比べ1億58百万円減(前連結会計年度比6.8%減)の21億65百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、震災に伴う特別損失を計上したものの、政策保有株式の縮減による特別利益の計上により、前連結会計年度に比べ77百万円増(前連結会計年度比4.8%増)の17億4百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
印刷包材事業
当社グループの主たる事業である印刷包材事業におきましては、国内では、医薬品向け製品において、医療用添付文書の電子化や、訪日外国人旅行者の消費行動の変化を背景とした一般用医薬品のインバウンド需要減少の影響、また、化粧品向け製品においても同様にインバウンド需要減少の影響並びに中国をはじめとした輸出向け製品の減少の影響を受けました。また、前連結会計年度に実施した価格改定の効果が通年寄与したものの、その後も継続する原材料をはじめとした製造原価の上昇により、国内事業は減収減益となりました。国外では、マレーシアにおいて堅調な受注状況であることに加え、Kinta Press & Packaging (M) Sdn.Bhd.を連結子会社化したことにより、増収増益となりました。
結果、当セグメントにおいては、増収増益となりました。
当連結会計年度における印刷包材事業の売上高は、前連結会計年度に比べ15億15百万円増(前連結会計年度比3.9%増)の402億60百万円となりました。
セグメント利益は、前連結会計年度に比べ3億5百万円増(前連結会計年度比3.4%増)の92億56百万円となりました。
包装システム販売事業
当セグメントでは、印刷包材とそれを包装する機械の提案を行っております。さらに包装機械だけにとどまらず、その前後工程の機械を含めたトータルな提案販売活動も行っており、大型ライン案件の受注も増加しております。包装システム販売事業におきましては、省人化・省力化ニーズの高まりとエンジニアリング機能の強化による受注規模の拡大により、増収増益となりました。
当連結会計年度における包装システム販売事業の売上高は、前連結会計年度に比べ5億40百万円増(前連結会計年度比20.7%増)の31億55百万円となりました。
セグメント利益は、前連結会計年度に比べ98百万円増(前連結会計年度比24.0%増)の5億6百万円となりました。
その他
人材派遣事業
当セグメントでは、当社グループのみならず地域企業からの求人を受けて人材の派遣を行っております。人材派遣事業におきましては、派遣稼働人数の増加や派遣単価の改定により、増収増益となりました。
当連結会計年度における人材派遣事業の売上高は、前連結会計年度に比べ17百万円増(前連結会計年度比3.4%増)の5億29百万円となりました。
セグメント利益は、前連結会計年度に比べ8百万円増(前連結会計年度比7.2%増)の1億30百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、99億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ、10億34百万円増加いたしました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
<営業活動によるキャッシュ・フローの状況>
営業活動の結果、増加した資金は、45億30百万円となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益25億40百万円、減価償却費30億27百万円によるものであります。
<投資活動によるキャッシュ・フローの状況>
投資活動の結果、減少した資金は、35億45百万円となりました。
これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出41億34百万円によるものであります。
<財務活動によるキャッシュ・フローの状況>
財務活動の結果、減少した資金は、46百万円となりました。
これは主に、長期借入れによる収入46億円、長期借入金の返済による支出33億18百万円によるものであります。
(3)生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前連結会計年度比(%) |
|
印刷包材事業(千円) |
37,046,066 |
105.1 |
|
包装システム販売事業(千円) |
- |
- |
|
報告セグメント計(千円) |
37,046,066 |
105.1 |
|
その他(千円) |
- |
- |
|
合計(千円) |
37,046,066 |
105.1 |
(注)金額は販売価額により記載しております。
b.商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前連結会計年度比(%) |
|
印刷包材事業(千円) |
2,679,966 |
98.4 |
|
包装システム販売事業(千円) |
2,649,326 |
120.7 |
|
報告セグメント計(千円) |
5,329,292 |
108.3 |
|
その他(千円) |
- |
- |
|
合計(千円) |
5,329,292 |
108.3 |
(注)金額は仕入価額により記載しております。
c.受注実績
当社グループの受注状況は販売実績に類似しているため、記載を省略しております。
d.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
印刷包材事業(千円) |
40,260,092 |
103.9 |
|
包装システム販売事業(千円) |
3,155,720 |
120.7 |
|
報告セグメント計(千円) |
43,415,813 |
105.0 |
|
その他(千円) |
529,221 |
103.4 |
|
合計(千円) |
43,945,035 |
105.0 |
(注)1.金額は販売価額により記載しております。
2.主要顧客(総販売実績に対する売上高が10%以上)に該当するものはありません。
2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績について、以下のとおり分析しております。
①売上高
売上高は、前連結会計年度の418億71百万円に比べ5.0%増収の439億45百万円となりました。
印刷包材事業における、医薬品向け市場におきましては、医療用添付文書の電子化及び訪日外国人旅行者の消費行動の変化による一般用医薬品のインバウンド需要減少の影響により、受注が前年実績を下回りました。また、化粧品向け製品においても同様にインバウンド需要減少の影響並びに中国をはじめとした輸出向け製品の減少により、受注が前年実績を下回りました。
国外では、マレーシアにおける堅調な受注状況に加え、Kinta Press & Packaging (M) Sdn.Bhd.を連結子会社化したことにより、受注が増加いたしました。この結果、当連結会計年度における印刷包材事業の売上高は、前連結会計年度に比べ3.9%増収の402億60百万円となりました。
当連結会計年度における包装システム販売事業の売上高は、省人化・省力化ニーズの高まりとエンジニアリング機能の強化により、前連結会計年度に比べ20.7%増収の31億55百万円となりました。
当連結会計年度における人材派遣事業の売上高は、派遣稼働人数の増加や派遣単価の改定により、前連結会計年度に比べ3.4%増収の5億29百万円となりました。
②売上原価、販売費及び一般管理費、営業利益
売上原価は、前連結会計年度の323億90百万円に比べ16億61百万円増加し、340億51百万円に、また、販売費及び一般管理費は、前連結会計年度の74億50百万円に比べ3億67百万円増加し、78億17百万円となりました。
継続的な原材料等の値上げやベースアップによる人件費の増加等により、売上原価率は上昇しました。また、販売費及び一般管理費は前連結会計年度にM&Aに関連したアドバイザリー費用を計上した反動により減少したものの、営業利益率は、前連結会計年度から0.1ポイント減少の4.7%となりました。
この結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度の20億30百万円に比べ45百万円増加し、20億76百万円となりました。
③営業外収益・費用、経常利益
営業外損益は、前連結会計年度の2億92百万円の利益(純額)に比べ2億3百万円減少し、89百万円の利益(純額)となりました。これは、主に営業外費用の支払利息及び賃貸収入原価の増加によるものです。
この結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度の23億23百万円に比べ1億58百万円減少し、21億65百万円となりました。
④特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益
特別損益では、特別利益が前連結会計年度に比べ2億76百万円増加し、5億5百万円、また、特別損失は前連結会計年度に比べ25百万円減少し、1億30百万円となりました。
特別利益増加の主な要因は、投資有価証券売却益の増加によるものであります。
この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ77百万円増加し、17億4百万円となり、1株当たり当期純利益金額は80円23銭となりました。
⑤資産、負債及び純資産
当連結会計年度末の総資産は、704億62百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億64百万円増加いたしました。
その内、流動資産は、295億78百万円と、前連結会計年度末に比べ6億8百万円増加いたしました。その主な要因は、現金及び預金の増加によるものであります。また固定資産は、408億84百万円と、前連結会計年度末に比べ11億55百万円増加いたしました。その主な要因は、工場再編に伴う機械装置及び運搬具の増加によるものであります。
当連結会計年度末の負債合計は、348億90百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億64百万円増加いたしました。
その内、流動負債は、144億19百万円と、前連結会計年度末に比べ11億19百万円減少いたしました。その主な要因は、電子記録債務の減少によるものであります。また固定負債は、204億71百万円と、前連結会計年度末に比べ14億83百万円増加いたしました。その主な要因は、長期借入金の増加によるものであります。
当連結会計年度末の純資産の部は、355億72百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億円増加いたしました。
この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、48.6%となりました。
(2)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
①キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 1経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
②契約債務
|
|
年度別要支払額(百万円) |
||||
|
契約債務 |
合計 |
1年以内 |
1年超3年以内 |
3年超5年以内 |
5年超 |
|
短期借入金 |
99 |
99 |
- |
- |
- |
|
社債 |
3,500 |
- |
3,500 |
- |
- |
|
長期借入金 |
15,075 |
3,302 |
2,086 |
8,500 |
1,187 |
|
リース債務 |
2,860 |
514 |
1,354 |
505 |
487 |
上記の表において、連結貸借対照表の1年内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めております。
③財務政策
当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入等により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、生産設備などの長期資金は、長期借入金で調達しております。
(4)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成判断をするための客観的な指標
当社グループでは、2024年度を最終年度とする中期経営計画AX2024において、「市場深耕拡大」「付加価値最大化」「ワークエンゲージメント」「海外事業推進」「経営資源活用」の5つの戦略を推進してまいりましたが、当連結会計年度の達成状況は以下のとおりであります。
|
指標 |
期初計画 |
実績 |
計画比 |
|
売上高(百万円) |
44,100 |
43,945 |
154百万円減 (0.4%減) |
|
営業利益(百万円) |
2,650 |
2,076 |
573百万円減 (21.7%減) |
|
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) |
1,800 |
1,704 |
95百万円減 (5.3%減) |
|
自己資本利益率(ROE)(%) |
5.3 |
5.1 |
- |
(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。