E00909 Japan GAAP
前期
171.1億 円
前期比
100.3%
株価
1,730 (04/14)
発行済株式数
4,500,000
EPS(実績)
155.92 円
PER(実績)
11.10 倍
前期
535.4万 円
前期比
102.9%
平均年齢(勤続年数)
44.4歳(16.4年)
従業員数
139人(連結:253人)
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(㈱アサヒペン)及び子会社7社、合計8社で構成され、塗料、DIY用品及びペット用品の製造及び販売を主な事業としております。
この3つの事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。
(塗料事業)
塗 料 :当社と子会社である大豊塗料㈱が製造及び販売を行っております。大豊塗料㈱は当社へ原料、製品の一部を供給し、当社は大豊塗料㈱へ原料、製品の一部を供給しております。
塗 装 :子会社である㈱アサヒペン・ホームイングサービスが塗装工事の請負及び施工を行っております(一部グループ各社からも受注)。当社と大豊塗料㈱は㈱アサヒペン・ホームイングサービスへ塗料を供給しております。
塗装用品その他 :当社が販売を行っております。
(DIY用品事業)
インテリア・ハウスケア用品:子会社である㈱サンパペルが製造を行い、当社と子会社である共福産業㈱及び㈱サンパペルが販売を行っております。㈱サンパペルは当社へ製品の供給し、当社は㈱サンパペルへ原料の一部を供給し、また、当社は共福産業㈱へ製品を供給しております。
園芸用品その他 :当社と共福産業㈱が販売を行っております。当社は共福産業㈱へ商品を供給しております。
(ペット用品事業)
ペットフード・ペット用品 :子会社である㈱ザ・ペットが販売を行っております。
(その他)
㈱アサヒロジストが物流サービス業、㈱オレンジタウンが不動産賃貸業を行っております。当社、大豊塗料㈱、共福産業㈱及び㈱サンパペルは㈱アサヒロジストに物流業務を委託しております。
事業系統図は次のとおりであります。
2025年3月31日現在
※画像省略しています。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境に改善の動きが見られ、緩やかな回復傾向にあるものの、消費者物価の上昇が個人消費に及ぼす影響や、通商政策などアメリカの政策動向による影響などがわが国の景気を下押しするリスクもあり、先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループにおいては、ペット用品事業の売上が増加したものの、DIY用品事業の売上が落ち込んだことから、当連結会計年度の売上高は、前期並みの171億5千1百万円(前年同期比0.3%増)となりました。
利益面では、主に販管費が減少したことにより、営業利益は8億6千5百万円(前年同期比2.5%増)、経常利益は9億4千3百万円(前年同期比2.3%増)となりました。
特別損益にて、政策保有株式を一部売却したことによる投資有価証券売却益1億9千2百万円を計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益は7億1百万円(前年同期比84.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
塗料事業の売上高は77億1千7百万円(前年同期比1.4%増)となりましたが、原材料価格高騰の影響などにより、セグメント利益は4億6千1百万円(前年同期比4.1%減)となりました。
DIY用品事業の売上高は49億5百万円(前年同期比6.1%減)となりましたが、利益率が改善したことなどにより、セグメント利益は1億8千9百万円(前年同期比24.3%増)となりました。
ペット用品事業の売上高は43億7千2百万円(前年同期比7.8%増)となり、セグメント利益は1億2千8百万円(前年同期比47.9%増)となりました。
その他の事業の売上高は2億3千5百万円(前年同期比5.7%増)となり、セグメント利益は9千万円(前年同期比26.8%減)となりました。
財政状態は、次のとおりです。
当連結会計年度末の資産合計は215億3千1百万円となり、前連結会計年度末に比べて4千2百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金の減少5億7千3百万円、受取手形の減少1億4千5百万円、売掛金の減少3億7千万円、商品及び製品の増加1億1千8百万円、土地の増加11億8千万円、のれんの減少1億4千4百万円によるものです。
当連結会計年度末の負債合計は73億8千万円となり、前連結会計年度末に比べて4億8千8百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金の減少1億2千8百万円、電子記録債務の減少3億2千6百万円、短期借入金の増加2億5百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少1億円、1年内償還予定の社債の減少5億円、未払法人税等の増加1億4千3百万円、未払費用の減少1億円、長期借入金の増加4億2千8百万円によるものです。
当連結会計年度末の純資産は141億5千1百万円となり、前連結会計年度末に比べて4億4千6百万円増加いたしました。これは主に資本剰余金の減少10億6千3百万円、利益剰余金の増加4億9千2百万円、自己株式の減少9億7千9百万円によるものです。この結果、自己資本比率は65.7%(前連結会計年度末は63.5%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して5億7千3百万円減少し、33億3千2百万円(前年同期比14.7%減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、9億6千6百万円(前年同期比14.9%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益11億1千7百万円、減価償却費3億4千5百万円、のれん償却額1億4千4百万円、投資有価証券売却益1億9千2百万円、売上債権の減少5億7千万円、棚卸資産の増加額1億1千1百万円、仕入債務の減少額4億5千5百万円、未払消費税等の減少額1億1百万円及び法人税等の支払額2億7千4百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は12億7百万円(前期は3億1千6百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出14億7百万円、投資有価証券売却による収入2億2千2百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は3億3千2百万円(前期は7億3千3百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額2億5百万円、長期借入れによる収入6億円、長期借入金の返済による支出2億7千1百万円、社債の償還による支出5億円、自己株式の取得による支出1億3千万円及び配当金の支払額2億8百万円によるものです。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
塗料事業(千円) |
5,564,558 |
106.1 |
|
DIY用品事業(千円) |
301,404 |
121.8 |
|
ペット用品事業(千円) |
- |
- |
|
報告セグメント計(千円) |
5,865,963 |
106.8 |
|
その他(千円) |
- |
- |
|
合計(千円) |
5,865,963 |
106.8 |
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
上記のほかに、外注生産され製品、商品として仕入れたものは次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
塗料事業(千円) |
1,897,907 |
98.4 |
|
DIY用品事業(千円) |
4,782,224 |
96.3 |
|
ペット用品事業(千円) |
4,372,253 |
107.6 |
|
報告セグメント計(千円) |
11,052,385 |
100.9 |
|
その他(千円) |
- |
- |
|
合計(千円) |
11,052,385 |
100.9 |
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
b. 受注実績
当社グループは主として見込生産によっており、受注及び受注残高については特に記載すべき事項はありません。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
塗料事業(千円) |
7,638,682 |
100.5 |
|
DIY用品事業(千円) |
4,905,733 |
93.9 |
|
ペット用品事業(千円) |
4,372,253 |
107.8 |
|
報告セグメント計(千円) |
16,916,669 |
100.2 |
|
その他(千円) |
235,036 |
105.7 |
|
合計(千円) |
17,151,706 |
100.3 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
|
相手先 |
前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
||
|
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
|
コーナン商事株式会社 |
2,127,628 |
12.4 |
- |
- |
(注)最近2連結会計年度の主な相手先別販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、取得から3期目を迎えたペット用品事業が、順調に売上を伸ばしましたが、一方ではDIY用品事業の売上が大幅に落込み、結果として、当連結会計年度の売上高は、ほぼ前期並みの171億5千万円(前年同期比0.3%増)となりました。
利益面につきましては、原材料価格高騰の影響は依然として続いておりますが、人件費を除く販売費及び一般管理費が減少したこと等により、営業利益もほぼ前期並みの8億6千5百万円(前年同期比2.5%増)となりました。
営業外収益は、前期に比較して減少したものの、営業外費用もほぼ同額減少したことにより、経常利益についても前期並みの9億4千3百万円(前年同期比2.3%増)となりました。
政策保有株式を一部売却したことによる投資有価証券売却益1億9千2百万円を特別利益に計上したこと、特別損失では、前連結会計年度に連結子会社である㈱アサヒロジストにおいて発生した元従業員による不祥事に係る貸倒引当金繰入額2億1百万円の計上があったことなどから、税金等調整前当期純利益は前年同期に比べて52.1%増加し11億1千7百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期に比べて84.4%増加し7億1百万円となりました。
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べて4千2百万円減少し、215億3千1百万円となりました。主な増減といたしましては、ペット用品事業の新倉庫用地を取得したことによる土地の増加11億8千万円、土地の取得に手元資金を使用しましたので、現金及び預金が5億7千3百万円減少しました。売上債権が5億6千9百万円減少し、棚卸資産は1億1千1百万円増加しております。また、のれんが償却により1億4千4百万円減少しております。
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて4億8千8百万円減少し、73億8千万円となりました。主に仕入債務が4億5千5百万円減少したことによるものです。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて4億4千6百万円増加し、141億5千1百万円となりました。主に利益剰余金の増加4億9千2百万円によるものです。
この結果、自己資本比率は65.7%(前連結会計年度末は63.5%)となりました。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、市場の動向、原材料価格の動向、為替の動向、天候不順、自然災害等があります。
市場の動向については、コロナ禍以降、主力である塗料事業、DIY用品事業の売上減少傾向が続いております。消費者物価の上昇に伴うDIY関連商材の買い控えや、企業間の価格競争など、経営環境の厳しさは増していくものと思われます。当社グループでは、経常的な需要の拡大を目指し、ユーザーニーズに的確に対応した製品を提供することをモットーに、新製品の開発、販売及び競合他社との差別化による商品力の強化、新規販路の開拓、新規事業の創出等に努めてまいります。
原材料価格の動向については、依然として上昇が続いており、米国の通商政策の動向や国際的な情勢不安の影響により先行きが不透明な状況でありますが、取引先との関係強化、品質設計の技術力強化、原材料の互換化、代替品購買等によりコスト管理を行ってまいります。
為替の動向については、当社グループの海外取引が外貨建てで行われておりますが、為替変動リスクを最小限に抑えるため、必要に応じた為替予約の活用等によるリスクヘッジに取り組んでまいります。
天候不順及び自然災害については、自らコントロールできない要因であり、特に需要期における天候不順は、当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼします。これに対しては、新たな収益事業の獲得などにより、経営の安定化を目指します。自然災害については、当社グループで互いに代替生産を行い、最小限の損害にとどめるよう対策を検討しております。
経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、PBRやROICなどがありますが、これらを向上させる要因として、収益力の向上が重要であると認識しており、「売上高」及び「経常利益」を目標とする経営指標に設定しております。
当社グループでは、「AP SPEC180」が最終年度を迎え、既存事業である塗料事業やDIY用品事業が計画に比べて減少したことにより、売上高は計画数値に及ばない結果となりましたが、新規事業として取得したペット用品事業が計画を大幅に上回ることができました。2025年度を初年度とする新たな中期経営計画では、新規販路の開拓や新規事業の創出など、新しい収益の獲得を主な方針として策定中ではあります。準備段階として、初年度は売上高172億円、経常利益9億6千万円を目標数値としております。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(塗料事業)
当事業では、売上高は77億1千7百万円(前年同期比1.4%増)となりましたが、依然として原材料価格の高騰等の影響を受けていることから、セグメント利益は4.1%減少し4億6千1百万円となりました。
(DIY用品事業)
インテリア用品及び園芸用品の売上が減少したことにより、当事業の売上高は前年同期比6.1%減少し49億5百万円となりました。セグメント利益は利益率が改善したことなどにより、前年同期比24.3%増加し1億8千9百万円となりました。
(ペット用品事業)
順調に売上を伸ばしたことで、当事業の売上高は前年同期比7.8%増加し43億7千2百万円となり、セグメント利益は、47.9%増加し1億2千8百万円となりました。
(その他)
その他の事業は、売上高は2億3千5百万円(前年同期比5.7%増)、セグメント利益は9千万円(前年同期比26.8%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動により9億6千6百万円の資金を獲得し、投資活動において、ペット用品事業の新倉庫用地の取得等により12億7百万円の資金を使用し、財務活動においては、自己株式の取得、配当金の支払等により3億3千2百万円の資金を使用しました。これにより、現金及現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べて5億7千3百万円減少し33億3千2百万円となりました。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、必要な資金を安定的に確保するために、内部資金の活用及び金融機関からの借入等による調達を行っております。当連結会計年度における主な資金需要といたしましては、有形固定資産の取得資金、自己株式の取得資金、配当金の支払資金等であります。