E02028 Japan GAAP
前期
87.9億 円
前期比
106.3%
株価
795 (01/09)
発行済株式数
4,694,475
EPS(実績)
60.05 円
PER(実績)
13.24 倍
前期
585.8万 円
前期比
104.1%
平均年齢(勤続年数)
44.7歳(18.0年)
従業員数
208人(連結:382人)
当社グループは、当社と国内子会社2社(東洋樹脂株式会社、アドヴァンコーティング株式会社)及び在外子会社2社(南京華洋電気有限公司、Thai Toyo Electric Co.,Ltd.)により構成され、当社グループが営んでいる主な事業内容と各関係会社等の当該事業に係わる位置付け及び事業の種類別セグメントとの関連は次のとおりです。
|
国内制御装置関連事業 |
…… |
当社が監視制御装置、配電盤、変圧器、センサ、ソリューション向け装置及び表示器の製造・販売を行っております。 子会社 アドヴァンコーティング㈱は、当社の配電盤、変圧器などの筐体塗装を行っており、当社は委託品の仕入を行っております。 |
|
海外制御装置関連事業 |
…… |
海外子会社 南京華洋電気有限公司は、配電盤やエレベータセンサの製造・販売を行っており、当社は製品の製造委託と原材料等の販売・仕入を行っております。 海外子会社 Thai Toyo Electric Co.,Ltd.は、エレベータセンサの製造・販売を行っており、当社は製品の製造委託と原材料等の販売・仕入を行っております。 |
|
樹脂関連事業 |
…… |
子会社 東洋樹脂㈱が再生・機能性樹脂ペレットの製造・販売を行っております。 |
事業の系統図は、次のとおりであります。
※画像省略しています。
(経営成績等の状況の概要)
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、経済活動の正常化が進む中、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加などにより、緩やかな回復傾向で推移しました。しかしながら、ウクライナや中東情勢などの地政学的リスクの長期化、エネルギー価格や為替の変動、米国経済政策の不確実性の高まりがみられるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの主な関連業界である電気機器業界におきましては、カーボンニュートラルの実現や省力化などの課題解決を目的とした設備投資が堅調に推移しております。
このような状況のもと、当社グループは、営業支援ツールを活用した効率的な営業活動を行い、DXを意識した業務効率改善を進め、次世代に繋がる技術開発や、ベテラン社員が保有する技術を継承するために技術継承の見える化を推進し、サステナビリティに対する意識を高め、持続可能な社会に貢献するための製品開発に努めております。
当連結会計年度の経営成績につきましては、前連結会計年度に比べ国内制御装置関連事業、樹脂関連事業は増収となり、海外制御装置関連事業においては減収となりました。当社グループ全体の利益面では、原価率の抑制に努めましたが、固定費の増加等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は減益となりました。
その結果、売上高は9,348百万円(前連結会計年度比5.9%増)、営業利益は292百万円(前連結会計年度比22.8%減)、経常利益は348百万円(前連結会計年度比19.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は281百万円(前連結会計年度比37.8%減)となりました。
なお、当連結会計年度の為替レートは、中国人民元が21.53円(前連結会計年度は19.86円)、タイバーツが4.57円(同 4.10円)と、前連結会計年度に比べ中国人民元に対し1.67円安、タイバーツに対し0.47円安で推移いたしました。
各セグメントの経営成績は、以下のとおりであります。
① 国内制御装置関連事業(当社、アドヴァンコーティング株式会社)
エンジニアリング部門の売上高につきましては、搬送制御装置分野、監視制御装置分野、配電盤の分野における大型案件の売上増により、2,691百万円(前連結会計年度比748百万円増、38.5%増)となりました。
機器部門の売上高につきましては、センサ分野における価格競争の激化と市場ニーズの変化などにより、2,121百万円(前連結会計年度比386百万円減、15.4%減)となりました。
変圧器部門の売上高につきましては、データセンター向けや再生可能エネルギー関連の設備投資が堅調に推移したことにより、2,900百万円(前連結会計年度比102百万円増、3.7%増)となりました。
以上の結果、国内制御装置関連事業の売上高は7,713百万円(前連結会計年度比464百万円増、6.4%増)となり、セグメント利益は318百万円(前連結会計年度比64百万円減、16.9%減)となりました。
② 海外制御装置関連事業(南京華洋電気有限公司、Thai Toyo Electric Co.,Ltd.)
海外制御装置関連事業の売上高につきましては、中国経済の低迷に影響を受けた南京華洋電気有限公司が売上高と利益面を押し下げ、897百万円(前連結会計年度比21百万円減、2.4%減)となり、セグメント利益は6百万円(前連結会計年度比54百万円減、90.0%減)となりました。
③ 樹脂関連事業(東洋樹脂株式会社)
樹脂関連事業の売上高につきましては、事務機器関連向け製品の受注が好調であったことにより、736百万円(前連結会計年度比76百万円増、11.6%増)となり、セグメント利益は25百万円(前連結会計年度比1百万円増、5.4%増)となりました。
財政状態の状況は、以下のとおりであります。
① 資産の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ40百万円減少の10,814百万円となりました。
流動資産は、154百万円減少の7,510百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少29百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少132百万円、棚卸資産の減少277百万円、電子記録債権の増加283百万円などによるものであります。
固定資産は、114百万円増加の3,304百万円となりました。これは主に、有形固定資産の増加84百万円、無形固定資産の増加56百万円などによるものであります。
② 負債の状況
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ328百万円減少の4,469百万円となりました。
流動負債は、607百万円減少の2,881百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の減少129百万円、電子記録債務の減少356百万円、未払法人税等の減少48百万円、その他に含まれる未払金の減少33百万円などによるものであります。
固定負債は、278百万円増加の1,587百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加272百万円などによるものであります。
③ 純資産の状況
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ288百万円増加の6,345百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加177百万円、為替換算調整勘定の増加94百万円などによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,707百万円となり、前連結会計年度末に比べ90百万円減少(5.0%減)となりました。
営業活動の結果使用した資金は80百万円(前連結会計年度は618百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益346百万円に加え、売上債権の増加108百万円、仕入債務の減少519百万円、その他流動負債に含まれる未払金の減少86百万円、法人税等の支払額110百万円、減価償却費160百万円、棚卸資産の減少298百万円等によるものであります。
投資活動の結果使用した資金は、203百万円(前連結会計年度は65百万円の使用)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出162百万円等によるものであります。
財務活動の結果得られた資金は、179百万円(前連結会計年度は394百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入550百万円、長期借入金の返済による支出228百万円、配当金の支払額105百万円等によるものであります。
(3)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
金額(千円) |
前年同期比(%) |
|
国内制御装置関連事業 |
7,454,901 |
1.8 |
|
海外制御装置関連事業 |
996,412 |
△4.8 |
|
樹脂関連事業 |
741,936 |
10.2 |
|
合計 |
9,193,250 |
1.7 |
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
② 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
受注高(千円) |
前年同期比(%) |
受注残高(千円) |
前年同期比(%) |
|
国内制御装置関連事業 |
7,275,804 |
△2.4 |
2,951,111 |
△12.9 |
|
海外制御装置関連事業 |
806,171 |
△1.0 |
115,025 |
△44.3 |
|
樹脂関連事業 |
742,587 |
10.8 |
61,652 |
10.2 |
|
合計 |
8,824,563 |
△1.3 |
3,127,789 |
△14.3 |
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
金額(千円) |
前年同期比(%) |
|
国内制御装置関連事業 |
7,713,816 |
6.4 |
|
海外制御装置関連事業 |
897,690 |
△2.4 |
|
樹脂関連事業 |
736,887 |
11.6 |
|
合計 |
9,348,394 |
5.9 |
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
① 売上高について
当連結会計年度における売上高の概況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概況)」をご参照願います。
② 営業利益について
売上原価は、537百万円増加(前連結会計年度比8.4%増)し、6,942百万円となり、固定費が増加したこと等により、売上原価率は74.3%(前連結会計年度比1.7%増)となりました。
販売費及び一般管理費は、運賃及び荷造費の増加10百万円、旅費及び交通費の増加10百万円、その他に含まれる手数料の増加45百万円などにより、68百万円増加(前連結会計年度比3.4%増)の2,113百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、292百万円(前連結会計年度比22.8%減)となりました。
③ 経常利益について
営業外収益は、雑収入の増加4百万円などにより、10百万円増加(前連結会計年度比11.7%増)の97百万円となりました。
営業外費用は、為替差損の増加5百万円などにより、10百万円増加(前連結会計年度比32.8%増)の42百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度における経常利益は、348百万円(前連結会計年度比19.9%減)となりました。
④ 税金等調整前当期純利益について
当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、346百万円(前連結会計年度比21.2%減)となりました。
⑤ 親会社株主に帰属する当期純利益について
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等調整額の増加99百万円などにより、281百万円(前連結会計年度比37.8%減)となりました。
(2)財政状態の分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概要)」をご参照願います。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照願います。
(4)経営戦略の現状と見通し
「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照願います。
(5)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
① キャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (経営成績等の状況の概況)」をご参照願います。
② 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、部品や材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、老朽化に伴う生産設備の更新等の設備投資によるものであります。また、株主還元につきましては、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施してまいります。
また、当社グループは、健全な財務体質、継続的な営業活動によるキャッシュ・フロー創出能力により、今後も事業成長を確保する目的で手元流動性を高める資金調達や、個別投資案件への資金調達は可能であると考えております。
(6)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
(7)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは、2022年3月期を初年度とする中期経営計画がスタートし、2025年3月期は第二次中期経営計画の初年度となる1年でした。原材料価格・外注費の高騰が続き、また賃金上昇圧力もあり、企業経営に与える影響は厳しいものがありました。各セグメントによっては売上が大幅未達成の部門もありましたが、昨今のトレンドの気候変動対策関連分野及びデータセンター等の情報産業分野の設備投資は堅調であり、当初予想を上回る引き合いが多かったことから、連結ベースでは目標並みの売上を確保することができました。
また、利益面では、第一次中期経営計画の後半から販売価格適正化・原価低減策の実施は定着してきておりますが、原材料価格高騰、人件費高及び海外部門の苦戦をカバーしきれず、目標を下回る結果となりました。
2025年3月期の計画値(2024年5月10日開示)と実績値の結果は以下のとおりです。
|
単位:百万円 |
|
|
2025年3月計画 |
2025年3月実績 |
計画比 |
|
売上高 |
9,386 |
9,348 |
△38 ( △0.4%) |
|
営業利益 |
354 |
292 |
△61 (△17.4%) |
|
営業利益率(%) |
3.8 |
3.1 |
- |
|
経常利益 |
397 |
348 |
△49 (△12.3%) |
(8)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営陣は、現状の事業環境及び入手可能な情報に基づき、最善の方針を立案するように努めておりますが、ここ数年の景況や先行きの不透明さなどの影響により、今後も厳しい状況が継続していくことが予想されます。
当社グループでは、厳しい状況に際しても、適正な利益を安定的に確保するために、経営体質の強化を推進し、企業価値を高めていくことを重要な経営目標としており、その内容につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照願います。