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最終更新:

E02027 Japan GAAP

売上高

372.1億 円

前期

343.4億 円

前期比

108.4%

時価総額

299.7億 円

株価

2,386 (04/26)

発行済株式数

12,561,000

EPS(実績)

297.50 円

PER(実績)

8.02 倍

平均給与

732.8万 円

前期

753.8万 円

前期比

97.2%

平均年齢(勤続年数)

44.2歳(18.0年)

従業員数

451人(連結:906人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

当社グループは、当社、子会社12社(うち2社は非連結子会社)及び関連会社3社(うち1社は持分法非適用関連会社)により構成されています。

当社グループが営む事業の内容は、各種ガスセンサの研究開発・製造及び販売、ガス警報器・検知器の商品開発・製造及び販売並びにメンテナンスであります。

なお、当社グループの事業は、ガス警報器事業の単一セグメントであります。

事業内容と当社及び関係会社各社の位置付けは、以下のとおりであります。

(1)各種ガスセンサの研究開発・製造及びガス警報器・検知器の商品開発

事業の中核となるガスセンサの研究開発・製造及び販売、ガス警報器・検知器の商品開発は当社及びフィガロ技研株式会社が行っております。また、当社及びフィガロ技研株式会社は生産管理、品質管理及び販売の中枢を受け持っております。

(2)ガス警報器・検知器の製造、販売及びメンテナンス

製造につきましては、組立及び検査をイスズ電機株式会社がその中枢を担い、他に中国では新考思莫施電子(上海)有限公司、新考思莫施智能装備(遼寧)有限公司及び天津費加羅電子有限公司が、欧州ではNew Cosmos-BIE B.V.が行っております。

販売につきましては、Figaro USA,Inc.、費加羅傳感科技(上海)有限公司、New Cosmos USA,Inc.などを通じて海外展開をはかるほか、一部の国内地域を新潟コスモス株式会社へ委託しております。

商品のメンテナンスは、新コスモス電機メンテナンス株式会社、コスモスサービス株式会社及び新考思莫施電子(上海)有限公司、NEW COSMOS ELECTRIC KOREA CO.,LTD.、New Cosmos-BIE B.V.がそれぞれ受け持っております。

事業概要図は、次のとおりであります。

※画像省略しています。

 

23/06/29

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、経済社会活動の正常化が進む中で、景気や企業の設備投資に持ち直しが見られたものの、地政学リスクの高まりに伴うエネルギーや原材料価格の高騰、金融資本市場の変動、供給面での制約等、先行きが不透明な状況が続いております。

このような環境のなか、当社グループは一酸化炭素センサを使ってより早く火災をお知らせする一酸化炭素検知機能付き火災警報器「プラシオ」や米国向け電池式メタン警報器などの家庭用ガス警報器関連、工業用定置式ガス検知警報器関連、および業務用携帯型ガス検知器関連の各分野において独自のガスセンサ技術を活かした機器の開発・販売を進めてまいりました。また、世界中のガス事故ゼロを目指し、より一層、安全・安心で快適な環境づくりに貢献するため、高性能・高品質・高付加価値製品の開発に取り組むとともに、当社グループのネットワークを活かしたグローバルな営業活動を展開し、業績の向上に努めてまいりました。

その結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

a.財政状態

当連結会計年度末の財政状態について、総資産は、前連結会計年度末に比べ4,748百万円増加して54,930百万円(前期比9.5%増)となりました。

これは主に、受取手形及び売掛金の減少357百万円があったものの、棚卸資産の増加3,223百万円、建設仮勘定の増加883百万円、現金及び預金の増加491百万円によるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べ720百万円増加して11,899百万円(前期比6.4%増)となりました。

これは主に、未払法人税等の減少747百万円があったものの、電子記録債務の増加678百万円、未払金(流動負債その他)の増加483百万円、支払手形及び買掛金の増加370百万円によるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ4,028百万円増加して43,031百万円(前期比10.3%増)となりました。

これは主に、利益剰余金の増加3,280百万円、非支配株主持分の増加408百万円、為替換算調整勘定285百万円によるものであります。

この結果、自己資本比率は73.1%(前期末比0.3%増)となりました。

b.経営成績

当連結会計年度においては、経済の持ち直しの動きがみられる中、家庭用関連では海外市場向け都市ガス用警報器や警報器用ガスセンサの販売が好調に推移し、また、工業用関連、業務用関連についてもエレクトロニクス業界向けをはじめ、海外市場向け販売が増加しました。さらに為替の影響もあり、その結果、売上高は37,206百万円(前期比8.4%増)となりました。

利益につきましては、予想していた部材調達面での制約や物価上昇などによるコスト増の影響が限定的であったことから、経常利益は6,269百万円(前期比3.7%増)となりました。また、新工場建設に伴う既存設備に係る除却損の計上などもあり、親会社株主に帰属する当期純利益は3,736百万円(前期比1.0%減)となりました。

当社グループの事業は、ガス警報器事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載の代わりに商品別概況を記載いたしております。

当社グループの商品別概況は、次のとおりであります。

家庭用ガス警報器関連

都市ガス用につきましては、国内市場および海外市場において警報器の販売が好調に推移し、売上高は前期を上回りました。

LPガス用につきましては、拡販に努めたものの、売上高は前期を下回りました。

その結果、家庭用ガス警報器関連の売上高は19,001百万円(前期比14.9%増)となりました。

工業用定置式ガス検知警報器関連

国内市場のLPガス業界、化学業界向けガス検知警報器の販売が好調に推移しました。加えて、海外市場においてエレクトロニクス業界向けガス検知警報器の販売が好調に推移し、売上高は10,169百万円(前期比7.2%増)となりました。

業務用携帯型ガス検知器関連

自動車業界や石油業界、土木建築業界向けガス検知器の販売が好調に推移し、売上高は6,029百万円(前期比4.0%増)となりました。

商品区分

売上高(千円)

構成比(%)

前期比(%)

家庭用ガス警報器関連

19,001,059

51.1

114.9

工業用定置式ガス検知警報器関連

10,169,605

27.3

107.2

業務用携帯型ガス検知器関連

6,029,676

16.2

104.0

その他

2,006,539

5.4

79.8

合    計

37,206,881

100.0

108.4

なお、当社グループは、「中期経営計画2022-2024」において営業利益率を12%以上にすることを目標としております。当連結会計年度における営業利益率は15.3%となりました。

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動及び財務活動において減少したものの、営業活動において増加し、前連結会計年度末に比べ566百万円増加して15,138百万円(前期比3.9%増)となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、2,619百万円(前期比20.7%減)となりました。

これは主に、棚卸資産の増加3,104百万円があったものの、税金等調整前当期純利益6,031百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果流出した資金は、1,487百万円(前期比32.3%減)となりました。

これは主に、有形固定資産の取得による支出1,435百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果流出した資金は、1,011百万円(前期比2.1%増)となりました。

これは主に、配当金の支払額456百万円及び長期借入金の返済による支出410百万円によるものであります。

 

③生産、受注及び販売の実績

当社グループの事業は、ガス警報器事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載の代わりに、商品別実績を記載しております。

a.  生産実績

当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。

商品区分

当連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

前年同期比(%)

家庭用ガス警報器関連(千円)

18,715,490

112.6

工業用定置式ガス検知警報器関連(千円)

6,639,333

114.3

業務用携帯型ガス検知器関連(千円)

5,142,196

138.0

その他(千円)

1,712,679

72.4

合計(千円)

32,209,700

112.9

(注)  金額は、販売価格によっております。

b.  受注実績

当社グループは見込生産を主体としているため、受注実績の記載を省略しております。

c.  販売実績

当連結会計年度における販売実績につきましては、「第2  事業の状況  4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要  ①財政状態及び経営成績の状況  b.経営成績」をご参照ください。

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

①財政状態の分析

当連結会計年度の財政状態の分析につきましては、「第2  事業の状況  4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要  ①財政状態及び経営成績の状況  a.財政状態」をご参照ください。

②キャッシュ・フローの分析

当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2  事業の状況  4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要  ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

③経営成績の分析

当連結会計年度の経営成績の分析につきましては、「第2  事業の状況  4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要  ①財政状態及び経営成績の状況  b.経営成績」をご参照ください。

④資本の財源及び資金の流動性

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、試験研究費のほか、原材料費、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、生産設備、研究開発用機器などの設備投資によるものであります。

当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。

短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

なお、当連結会計年度末における借入金の残高は842百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は15,138百万円となっております。

⑤重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたり採用している重要な会計方針については、「第5  経理の状況  1.連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しているとおりであります。