売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E02307 Japan GAAP

売上高

621.3億 円

前期

528.9億 円

前期比

117.5%

時価総額

791.9億 円

株価

3,330 (01/09)

発行済株式数

23,781,394

EPS(実績)

208.94 円

PER(実績)

15.94 倍

平均給与

763.0万 円

前期

682.6万 円

前期比

111.8%

平均年齢(勤続年数)

40.3歳(15.3年)

従業員数

838人(連結:1,860人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当企業集団は、当社および子会社19社で構成され、事業セグメントは装置事業、サービス事業、およびその他事業に区分されます。

 それぞれの事業区分の概要は次のとおりです。

事業セグメント

区 分

概 要

装置事業

環境試験器

自動車・通信その他電子部品などにおいて、温度や湿度、その他環境因子による影響を試験する環境試験器を提供しております。

エナジーデバイス装置

二次電池の性能や寿命の評価を行う二次電池充放電サイクル評価装置、燃料電池の評価を行う燃料電池評価装置を提供しております。

半導体関連装置

半導体の検査工程におけるバーンイン装置、半導体・電子部品などの電気的特性を評価する計測システムを提供しております。

サービス事業

アフターサービス・

エンジニアリング

環境試験器・装置のメンテナンスサービスおよび環境試験器・装置の設置、移設、周辺工事、周辺機器の販売を行っております。

受託試験・レンタル

受託試験、環境試験器のレンタル・リセールおよび計測機器の校正サービスを行っております。

その他事業

環境保全

森づくり、水辺づくり、都市緑化といった環境保全事業を行っております。

植物育成装置

植物工場、研究用育苗装置を提供しております。

 

 当企業集団の当該事業における位置付けならびに事業セグメントとの関連は、次のとおりであります。

 

 装置事業

当社やESPEC NORTH AMERICA,INC.他が開発・製造・販売を行っております。また、エスペックサーマルテックシステム株式会社は精密チラー・空調機、環境試験器などの製造および販売を行っております。その他にも海外で当社製品を販売する販社が存在します。

また、当社はESPEC KOREA CORP.に環境試験器の一部機種の製造を委託しております。

 サービス事業

当社製品のアフターサービスおよび環境試験器の設置等は当社が行っております。

受託試験、環境試験器のレンタル・リセールおよび計測機器の校正サービスも主に当社が行っております。また、中国においては愛斯佩克測試科技(上海)有限公司が受託試験を行っております。

 その他事業

エスペックミック株式会社が森づくり、水辺づくり、都市緑化といった環境保全事業を営んでおります。また、当社とエスペックミック株式会社が連携して植物工場事業に取り組んでおります。

 

 事業の系統図は次のとおりであります。

※画像省略しています。

(注)1.エスペックサーマルテックシステム株式会社は、2024年10月1日付でエスペックテストシステム株式会社を吸収合併いたしました。

2.エスペックマニュファクチュアリングサービス株式会社は、2024年11月1日付でエスペックモノづくりサービス株式会社に商号変更いたしました。

25/06/17

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①経営成績の状況

 当連結会計年度の当社グループの事業環境につきましては、引き続き社会のデジタル化や脱炭素化を背景にEV・バッテリー関連の試験需要が増加するとともに、エレクトロニクス関連の投資が堅調に推移いたしました。生産面におきましては、受注残高の消化及び生産負荷の平準化に向けて、要員の増加、生産スペースの拡大、外注の活用により国内の生産能力を増強いたしました。

 当連結会計年度の経営成績につきましては、受注高は国内が好調に推移し、前連結会計年度比で8.4%増加の67,514百万円となりました。売上高は国内の生産能力増強の効果などにより、前連結会計年度比で8.3%増加の67,288百万円となりました。利益面につきましては、販管費が増加いたしましたが、主に増収により営業利益は前連結会計年度比で14.3%増加の7,526百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比で20.8%増加の6,003百万円となりました。受注高・売上高・営業利益・親会社株主に帰属する当期純利益いずれも前連結会計年度に続き過去最高を更新いたしました。また、ROEは11.0%となりました。

 

 

前連結会計年度

(第71期)(百万円)

当連結会計年度

(第72期)(百万円)

対前期増減率(%)

受注高

62,290

67,514

8.4

売上高

62,126

67,288

8.3

営業利益

6,585

7,526

14.3

経常利益

6,919

7,793

12.6

親会社株主に帰属する当期純利益

4,969

6,003

20.8

 

 

 セグメント別の状況につきましては、次のとおりであります。

 

当連結会計年度のセグメント別業績

 

受注高

(百万円)

売上高

(百万円)

営業利益

(百万円)

装置事業

57,283

57,507

6,610

サービス事業

8,532

8,425

793

その他事業

2,170

1,758

126

連結消去

△472

△403

△4

67,514

67,288

7,526

 

 

 

装置事業

 

 

前連結会計年度

(第71期)(百万円)

当連結会計年度

(第72期)(百万円)

対前期増減率(%)

受注高

53,565

57,283

6.9

売上高

53,518

57,507

7.5

営業利益

5,848

6,610

13.0

 

 

サービス事業

 

前連結会計年度

(第71期)(百万円)

当連結会計年度

(第72期)(百万円)

対前期増減率(%)

受注高

7,634

8,532

11.8

売上高

7,536

8,425

11.8

営業利益

681

793

16.4

 

その他事業

 

前連結会計年度

(第71期)(百万円)

当連結会計年度

(第72期)(百万円)

対前期増減率(%)

受注高

1,453

2,170

49.3

売上高

1,455

1,758

20.8

営業利益

51

126

146.3

 

 

②財政状態の状況

 当連結会計年度末における総資産は75,847百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,388百万円の減少となりました。

 負債は19,153百万円で前連結会計年度末と比べ6,365百万円の減少となりました。

 純資産は56,693百万円で前連結会計年度末と比べ3,977百万円の増加となりました。

 これらの結果、自己資本比率は74.7%と前連結会計年度末と比べ7.4ポイントの増加となりました。

 

③キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローの増加4,445百万円、投資活動によるキャッシュ・フローの減少1,154百万円、財務活動によるキャッシュ・フローの減少7,245百万円、現金及び現金同等物に係る換算差額の減少74百万円などにより、期首時点に比べ4,027百万円減少し、当連結会計年度末には12,765百万円となりました。

 

 

④生産、受注及び販売の実績

 当連結会計年度における生産実績、受注実績及び販売実績は、次のとおりであります。

a.生産実績

セグメントの名称

生産高(百万円)

対前期増減率(%)

装置事業

52,910

5.6

サービス事業

85

46.1

その他事業

合計

52,996

5.7

(注) 上記金額は販売価格によっております。

 

 

b.受注実績

セグメントの名称

受注高(百万円)

対前期増減率

(%)

受注残高(百万円)

対前期増減率

(%)

装置事業

57,283

6.9

25,439

△0.9

サービス事業

8,532

11.8

1,763

6.5

その他事業

2,170

49.3

642

179.2

67,986

8.5

27,845

1.1

消去

△472

29.9

△97

243.7

合計

67,514

8.4

27,747

0.8

 

 

 

c.販売実績

セグメントの名称

販売高(百万円)

対前期増減率(%)

装置事業

57,507

7.5

サービス事業

8,425

11.8

その他事業

1,758

20.8

67,691

8.3

消去

△403

5.0

合計

67,288

8.3

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。

 

①経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.経営成績

 当連結会計年度の事業環境といたしましては、主に国内のEV・バッテリー分野の投資がけん引し、受注高は4期連続で過去最高を更新いたしました。当社グループの取り組みといたしましては、EV・バッテリー市場において開発用途だけではなく生産用途のカスタム製品やバッテリー専用装置の大型受注を獲得するとともに、エレクトロニクス分野において恒温(恒湿)器プラチナスJシリーズECOタイプや急速温度変化チャンバーなど製品ラインアップを拡充いたしました。また、受注残高の消化及び生産負荷の平準化に向けて、要員の増加、生産スペース拡大、外注活用により国内の生産能力を増強いたしました。受託試験事業では、「あいち次世代モビリティ・テストラボ」として2025年2月に「あいちバッテリー安全認証センター」を開設し、4月には豊田試験所の機能を拡張し、中日本における受託試験サービスを強化いたしました。なお、部材価格や電気代などの高騰に対応するため前連結会計年度に製品・サービスの値上げを実施しており、当連結会計年度にかけてその効果が表れております。

 当連結会計年度の経営成績といたしましては、特に装置事業の環境試験器及びサービス事業の受託試験が好調に推移し、受注高は前連結会計年度比で8.4%増加の67,514百万円、売上高は前連結会計年度比で8.3%増加の67,288百万円となりました。売上原価につきましては、増収により前連結会計年度比で7.9%増加し43,300百万円となりましたが、原価率は64.4%と前連結会計年度比で0.2ポイント改善いたしました。販売費及び一般管理費につきましては、受注拡大に伴う人件費や活動経費の増加、人員増などにより16,460百万円(前連結会計年度比1,052百万円の増加)となりました。これらの結果、利益面につきましては、前連結会計年度比で営業利益は14.3%増加し7,526百万円、経常利益は12.6%増加し7,793百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、政策保有株式の売却に伴う特別利益の計上もあり20.8%増加の6,003百万円となりました。

 

b.セグメントごとの経営成績

<装置事業>

 環境試験器につきましては、国内市場では、汎用性の高い標準製品、カスタム製品いずれも前連結会計年度比で受注高・売上高ともに増加いたしました。海外市場におきましては、受注高は主に北米、中国が増加しましたが、東南アジアが減少し前連結会計年度並みとなりました。売上高につきましても、欧州が減少したものの東南アジア、北米、韓国が増加し前連結会計年度並みとなりました。なお、中国は前連結会計年度と同水準となりました。

 エナジーデバイス装置につきましては、EVバッテリー向け一括案件の投資に一服感があり、主に国内において前連結会計年度比で受注高・売上高ともに減少いたしました。

 半導体関連装置につきましては、サーバー関連の大型案件の受注獲得により、受注高は前連結会計年度比で増加いたしましたが、売上高はメモリ関連の投資抑制の影響を受け、大幅に減少いたしました。

 こうした結果、装置事業全体では、前連結会計年度比で受注高は6.9%増加し57,283百万円、売上高は7.5%増加し57,507百万円となりました。利益面につきましては、販管費が増加したものの主に増収により営業利益は前連結会計年度比で13.0%増加し6,610百万円となりました。

 

<サービス事業>

 アフターサービス・エンジニアリングにつきましては、予防保全サービス・修理サービスともに堅調に推移し、前連結会計年度比で受注高・売上高ともに増加いたしました。

 受託試験・レンタルにつきましては、EVバッテリー向け試験設備増強の効果があり、前連結会計年度比で受注高・売上高ともに増加いたしました。

 こうした結果、サービス事業全体では、前連結会計年度比で受注高は11.8%増加し8,532百万円、売上高は11.8%増加し8,425百万円となりました。利益面につきましては、人員増などにより販管費が増加したものの売上高の増加により営業利益は前連結会計年度比で16.4%増加し793百万円となりました。

 

<その他事業>

 環境保全事業及び植物育成装置事業を中心とするその他事業では、水辺づくりや森づくりが堅調に推移するとともに、植物研究用装置や植物工場の大型案件がありました。また、大阪・関西万博で展示されるアクアポニックス(植物の水耕栽培と陸上養殖を組み合わせた循環型生産システム)や会場の緑化のための植物苗・資材も納入いたしました。こうした結果、前連結会計年度比で受注高は49.3%増加し2,170百万円、売上高は20.8%増加し1,758百万円となりました。利益面につきましては、売上高の増加により営業利益は前連結会計年度比で146.3%増加し126百万円となりました。

 

②財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当連結会計年度末における総資産は75,847百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,388百万円の減少となりました。これは主に短期借入金の返済等に伴う現金及び預金の減少3,726百万円、売上高の増加に伴う売上債権(受取手形、売掛金及び契約資産並びに電子記録債権)の増加2,015百万円、設備投資による有形固定資産の増加1,799百万円、棚卸資産の適正化へ向けた取組みによる仕掛品、原材料及び貯蔵品等の棚卸資産の減少1,172百万円、未収入金等その他流動資産の減少903百万円等によるものであります。

 負債は19,153百万円で前連結会計年度末と比べ6,365百万円の減少となりました。これは主に、短期借入金の減少5,000百万円、仕入債務(支払手形及び買掛金並びに電子記録債務)の減少2,804百万円、リース債務等その他固定負債の増加810百万円等によるものであります。

 純資産は56,693百万円で前連結会計年度末と比べ3,977百万円の増加となりました。これは主に、当連結会計年度において親会社株主に帰属する当期純利益が6,003百万円計上された一方、配当金として1,876百万円が剰余金処分されたこと等による利益剰余金の増加4,121百万円等によるものであります。

 これらの結果、自己資本比率は74.7%と前連結会計年度末と比べ7.4ポイントの増加となりました。

 

③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローによる資金の増加4,445百万円、投資活動によるキャッシュ・フローの減少1,154百万円、財務活動によるキャッシュ・フローの減少7,245百万円、現金及び現金同等物に係る換算差額の減少74百万円等により、期首時点に比べ4,027百万円減少し、当連結会計年度末には12,765百万円となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は4,445百万円(前年同期は、2,738百万円の資金の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益8,126百万円の計上による資金の収入、仕入債務の減少による資金の支出2,779百万円、売上高の増加に伴う売上債権の増加による資金の支出2,111百万円、法人税等の支払による資金の支出2,026百万円、減価償却費の計上1,723百万円、棚卸資産の適正化へ向けた取組みによる棚卸資産の減少による資金の収入473百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は1,154百万円(前年同期は、3,778百万円の資金の支出)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出2,182百万円、信託受益権の純減額による資金の収入504百万円、投資有価証券の売却による収入516百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は7,245百万円(前年同期は、2,798百万円の資金の収入)となりました。これは主に短期借入金の返済による支出5,000百万円、配当金の支払額1,870百万円等によるものであります。

 

 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、運転資金および設備資金を自己資金で賄うことを基礎としておりますが、必要に応じて銀行借入により資金調達しております。

 また、運転資金の効率的な調達を行うため、当連結会計年度末において複数の機関との間で合計3,000百万円のコミットメントライン契約を締結しております(借入実行残高-百万円、借入未実行残高3,000百万円)。

 事業活動における運転資金需要の主なものは、当社製品の製造に係る原材料費、労務費、外注加工費等の製造費用、各事業についての販売費及び一般管理費等があります。また、設備資金需要としては、製造用設備やレンタル用設備、受託試験用設備への投資に加え、情報処理のためのソフトウエアへの投資等があります。

 

④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたって適用した重要な見積りの方法につきましては、「第5 経理の状況  1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。