E01032 Japan GAAP
前期
202.3億 円
前期比
129.4%
株価
1,882 (04/25)
発行済株式数
7,739,548
EPS(実績)
168.03 円
PER(実績)
11.20 倍
前期
494.1万 円
前期比
103.0%
平均年齢(勤続年数)
43.6歳(16.3年)
従業員数
203人(連結:3,526人)
当企業集団は、当社、連結子会社9社(ムトーベトナムCO.,LTD.、ムトーシンガポールPTE LTD、大英エレクトロニクス㈱、豊武光電(蘇州)有限公司、ムトーテクノロジーハノイCO.,LTD.、武藤香港有限公司、タチバナ精機㈱、ハントンスプリングインダストリーズSDN.BHD.及びムトー(タイランド)CO.,LTD.)で構成され、事業としてプラスチック成形用金型及びプラスチック精密部品の製造・販売、各種設計業務並びに技術支援等のサービス業務、プリント配線基板の設計・検査・販売及び音響機器、映像機器、光学機器、コンピュータ関連機器等の精密プレス部品製造・販売を行っております。
当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
プラスチック成形事業
当事業においては、デジタルカメラ・ビデオカメラ等のデジタル家電、カーナビゲーション・エアコン・オーディオを含むセンターパネルユニット、ETC等の自動車関連機器及び電子ペンの製造・販売、それに伴う金型の製造・販売及び各種設計業務並びに技術支援等のサービス業務を行っております。
(主な関係会社)当社、ムトーベトナムCO.,LTD.、ムトーシンガポールPTE LTD、豊武光電(蘇州)有限公司、ムトーテクノロジーハノイCO.,LTD.、武藤香港有限公司及びムトー(タイランド)CO.,LTD.
精密プレス部品事業
当事業においては、音響機器、映像機器、光学機器、コンピュータ関連機器等の精密プレス部品の製造・販売を行っております。
(主な関係会社)タチバナ精機㈱及びハントンスプリングインダストリーズSDN.BHD.
プリント基板事業
当事業においては、プリント配線基板の設計・検査・販売を行っております。
(主な関係会社)大英エレクトロニクス㈱
事業の系統図は、次のとおりであります。
上記の販売会社及び製造・販売会社は、全て連結子会社であります。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
当連結会計年度における我が国経済は、度重なる新型コロナウイルスの感染拡大に対し経済活動の正常化に向けた動きが拡大し、消費の落ち込みや雇用環境の悪化から回復するなど、持ち直しつつあります。しかしながら、急激な円安の進行、原材料や半導体の供給不足・価格高騰などが続いており、依然として先行き不透明な状況にあります。
世界経済におきましては、行動制限の緩和により、米国を中心に景気は持ち直しつつあります。一方で、ロシア・ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、世界的な原材料や半導体の供給不足・価格高騰及び物流の混乱が続いており、長期化が懸念されております。
当社を取り巻く業界におきましては、家電分野では、タイにおける付加価値の高いミラーレスカメラが好調で、デジタルカメラ部品の受注は増加を続けております。自動車関連部品では、半導体不足等を背景とした得意先の生産調整による減産が落ち着き、需要・受注は増加傾向にあります。プリンター部品におきましても、得意先からの受注が増加しており、好調に推移しております。電子ペン部品では、アフターコロナにおけるテレワークや在宅勤務の定着を背景に一定の需要を維持しているほか、電子書籍端末向け部品の受注が増加いたしました。医療機器関連では、高齢化社会を背景とした医療ニーズの高まりに伴い需要は拡大傾向にあり、得意先から安定的に受注を獲得しております。
このような経済環境の中、当社グループにおきましては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い減少していた得意先からの受注が回復基調にあり、売上高は増加いたしました。また、感染拡大を背景とした各拠点のロックダウン等による生産効率の悪化に伴う費用が発生したものの、固定費をはじめとした経費削減に努めたことにより、営業利益は増加いたしました。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、子会社の棚卸資産に関する不適切な会計処理等が判明したことに伴う過年度決算訂正関連費用2億5千4百万円及び確定給付企業年金制度を確定拠出年金制度に移行したことに伴う退職給付制度終了損1億4千9百万円を計上しましたが、円安の進行に伴い為替差益2億8千5百万円が発生したことなどにより、大幅な増益となりました。その結果、当連結会計年度における業績は、売上高は261億6千9百万円と前年同期と比べ59億4千3百万円(29.4%)の増収(為替相場が前期末と同水準だった場合は27億1千5百万円の増収)、営業利益は17億4千6百万円と前年同期と比べ11億8百万円(173.5%)の増益、経常利益は21億4千万円と前年同期と比べ13億7千万円(178.1%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は13億円と前年同期と比べ7億7千9百万円(149.5%)の増益となりました。
セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。
プラスチック成形事業
当セグメントにおきましては、デジタルカメラ部品やプリンター部品、電子ペン部品、金型を中心とした取引先からの受注増加及び固定費をはじめとした経費削減に努めたことにより、増収・増益となりました。その結果、当連結会計年度において、売上高はセグメント間の内部売上高を含めて249億4千7百万円と前年同期と比べ57億9百万円(29.7%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は16億4千4百万円と前年同期と比べ10億2千2百万円(164.7%)の増益となりました。
精密プレス部品事業
当セグメントにおきましては、電子ペン部品や医療機器部品の売上高は堅調に推移しております。減産・生産調整が続いていたデジタルカメラ関係部品や自動車関連部品では、来期の受注の回復を見込んでおります。しかしながら、原材料の価格高騰に対する価格転嫁が不十分なため、付加価値の圧迫が続いております。その結果、当連結会計年度において、売上高はセグメント間の内部売上高を含めて8億9千2百万円と前年同期と比べ1億7千5百万円(24.5%)の増収となり、セグメント損失(営業損失)は2千7百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)7千5百万円)となりました。
プリント基板事業
当セグメントにおきましては、設計部門では、中国市場における需要回復を背景に安定的な受注を続けており、売上高は増加傾向にあります。検査部門では、検査機の増設や前期に行った設備投資によりセラミック基板の受注が好調であり、増収を続けております。その結果、当連結会計年度において、売上高は3億9千8百万円と前年同期と比べ5千9百万円(17.5%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は1億3千万円と前年同期と比べ3千7百万円(41.0%)の増益となりました。
当連結会計年度末における総資産は、259億4千万円と前連結会計年度末と比べ13億7千1百万円(5.6%)の増加となりました。流動資産は179億9千7百万円と前連結会計年度末と比べ13億6千5百万円(8.2%)の増加となり、固定資産は79億4千3百万円と前連結会計年度末と比べ5百万円(0.1%)の増加となりました。
負債につきましては、97億1千7百万円と前連結会計年度末と比べ4億5千4百万円(4.5%)の減少となりました。流動負債は76億4千6百万円と前連結会計年度末と比べ1億6千万円(2.1%)の減少となり、固定負債は20億7千万円と前連結会計年度末と比べ2億9千4百万円(12.5%)の減少となりました。
純資産につきましては、162億2千2百万円と前連結会計年度末と比べ18億2千5百万円(12.7%)の増加となりました。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は80億2千6百万円と前連結会計年度末と比べ12億7千6百万円(18.9%)の増加となりました。
各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、税金等調整前当期純利益17億4千1百万円(前連結会計年度は税金等調整前当期純利益7億8千9百万円)、非資金費用である減価償却費14億8千万円、棚卸資産の減少額6億6千4百万円及び売上債権の増加額6億5千5百万円、法人税等の支払額4億3千9百万円等により、営業活動全体として25億8千8百万円の収入となり、前連結会計年度と比べ収入が11億6千万円(81.3%)の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、定期預金の預入による支出15億6千5百万円、有形固定資産の取得による支出13億6千万円及び定期預金の払戻による収入20億5千3百万円等により、投資活動全体として9億1千8百万円の支出となり、前連結会計年度と比べ支出が3億1千6百万円(25.6%)の減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、長期借入金の返済による支出10億6千3百万円、配当金の支払額1億3千2百万円及び長期借入れによる収入6億円等により、財務活動全体として7億4千6百万円の支出となり、前連結会計年度と比べ支出が2億9千2百万円(28.2%)の減少となりました。
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は、販売価格によっております。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
財政状態
(流動資産)
当連結会計年度の財政状態は、流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ13億6千5百万円増加し、179億9千7百万円となりました。現金及び預金が7億8千9百万円、受取手形及び売掛金が8億7千7百万円それぞれ増加し、商品及び製品が1億7千7百万円、原材料及び貯蔵品が1億2千6百万円それぞれ減少したことなどが主な要因です。
(固定資産)
固定資産につきましては、前連結会計年度末に比べ5百万円増加し、79億4千3百万円となりました。有形固定資産が3千3百万円、繰延税金資産が9千6百万円、その他(投資その他の資産)が2千7百万円それぞれ増加し、退職給付に係る資産が1億6千8百万円減少したことなどが主な要因です。
(流動負債)
流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1億6千万円減少し、76億4千6百万円となりました。支払手形及び買掛金が1億6千9百万円、その他(流動負債)が1億1百万円それぞれ減少し、電子記録債務が1億4千9百万円増加したことなどが主な要因です。
(固定負債)
固定負債につきましては、前連結会計年度末に比べ2億9千4百万円減少し、20億7千万円となりました。長期借入金が4億8百万円減少したことなどが主な要因です。
(純資産)
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ18億2千5百万円増加し、162億2千2百万円となりました。利益剰余金が11億6千7百万円、為替換算調整勘定が6億4千4百万円それぞれ増加したことなどが主な要因です。
(概要)
当連結会計年度における経営成績等に関する概要につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
各損益項目の概要は、以下のとおりであります。
(売上高及び売上原価)
当連結会計年度におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大に対する経済活動の正常化が日本を含めて拡大しており、米国を中心に世界経済は回復しつつあります。しかしながら、ロシア・ウクライナ情勢の緊迫化を背景とした原材料や運送費の価格高騰が続いており、世界経済は先行き不透明な状況となっております。当社におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い減少していた取引先からの受注回復などにより、売上高は増加いたしました。また、各拠点におけるロックダウン等による生産効率の悪化に伴う費用が発生いたしましたが、固定費をはじめとした経費削減に努めました。その結果、売上高は261億6千9百万円と前年同期と比べ59億4千3百万円(29.4%)の増収となり、売上原価は211億5千5百万円と前年同期と比べ44億6百万円(26.3%)の増加となりました。
以上の結果、当連結会計年度における売上総利益は50億1千4百万円と前年同期と比べ15億3千7百万円(44.2%)の増益となりました。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は32億6千8百万円と前年同期と比べ4億2千9百万円(15.1%)の増加となりました。これは、発送運賃が1億9千7百万円、報酬及び給料手当が1億7千4百万円、福利厚生費が5千4百万円それぞれ増加したことなどが主な要因です。
その結果、当連結会計年度における営業利益は17億4千6百万円と前年同期と比べ11億8百万円(173.5%)の増益となりました。
(営業外損益)
当連結会計年度における営業外収益は4億3千万円と前年同期と比べ2億6千2百万円(156.7%)の増加となりました。為替差益が2億4千万円増加したことが主な要因です。また、営業外費用は3千7百万円と前年同期と比べ0百万円(0.8%)の増加となりました。その他(営業外費用)が1百万円増加したことが主な要因です。
その結果、当連結会計年度における経常利益は21億4千万円と前年同期と比べ13億7千万円(178.1%)の増益となりました。
(特別損益)
当連結会計年度において、特別利益として、関係会社整理損失引当金戻入額3千7百万円、固定資産売却益1百万円を計上しております。また、特別損失として、過年度決算訂正関連費用2億5千4百万円、退職給付制度終了損1億4千9百万円、固定資産売却損2千5百万円、固定資産除却損3百万円、固定資産圧縮損3百万円を計上しております。
その結果、当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は17億4千1百万円と前年同期と比べ9億5千2百万円(120.6%)の増益となりました。
(親会社株主に帰属する当期純損益)
当連結会計年度において、法人税等及び法人税等調整額3億4千万円、非支配株主に帰属する当期純利益1億円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は13億円と前年同期と比べ7億7千9百万円(149.5%)の増益となりました。
当社グループの取り扱い品目は、デジタルカメラ、ビデオカメラ、カーナビゲーション部品等、個人消費の動向をはじめ全般的な景気動向が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、当社グループ内の取引は、基本的に米ドルによる取引であるため為替の動向次第では当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
新型コロナウイルスの感染拡大による影響につきましては、当連結会計年度においては先進国を中心とした経済活動の正常化を背景に、前連結会計年度において減少していた取引先からの受注が回復し、売上高は増加いたしました。今後は引き続き感染再拡大の懸念があるものの、受注の回復に伴い売上高や在庫が増加していくものと考えられます。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、特に定めておりませんが、当連結会計年度における売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の計画に対する達成状況は、以下のとおりであります。
当社グループでは、各部署からの最新の情報等を入手し、今後の事業展開の判断材料となるよう毎週取締役及び各部署長による会議を開催しております。また、経営環境の変化に速やかに対応できるよう、主要な部署に取締役を配置しております。
今後におきましても、取引先の要求に対して、高技術化、スピード化で対応できるよう、当社グループ全体で機敏な営業展開に努めるとともに、積極的に新規分野への進出を視野に入れ事業活動を展開してまいります。特に、主力のデジタル家電機器関連、自動車関連部品を中心とした受注及び収益力の拡大を図り、更なる新事業を開拓するため、設備投資等による新技術の開発や業務の効率化を図ります。また、製造のグローバル化に対応するため海外企業間の直接取引を拡大し、連結業績の向上に努めてまいります。
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループは、現在、運転資金及び設備投資資金は、内部留保資金及び借入金により調達することと考えております。今後におきましては、国内、ベトナム、中国及びタイへの設備投資を中心に、当社グループの営業活動によるキャッシュ・フローを源泉とし、内部留保資金を優先した財務政策を考えております。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な事業の停滞が生じる場合には、在庫の増加などサプライチェーンの停滞による営業キャッシュ・フローの減少及び人件費をはじめとした固定費の支出によって、資金繰りが悪化する可能性があります。このような場合に備えるため、当社グループは金融機関からの資金調達の確保を図っております。
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
・関係会社整理損失引当金
関係会社整理損失引当金における重要な会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
・固定資産の減損
当社グループは、事業用資産を投資の意思決定単位である各社の事業別に資産のグルーピングを行い、事業単位で割引前将来キャッシュ・フローを見積っております。割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回った場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。割引前将来キャッシュ・フロー及び回収可能価額の見積りは合理的であると考えておりますが、事業計画や経営環境等の前提条件の変化により、割引前将来キャッシュ・フローや回収可能価額が減少した場合、減損損失が発生し、損益に影響を与えることがあります。
・繰延税金資産の回収可能性の評価
当社グループは繰延税金資産の回収可能性を評価する際、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の全部又は一部を将来回収できないと判断した場合は、評価性引当額を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積り額が減少した場合、繰延税金資産の減額又は評価性引当額を計上することにより税金費用が増額する可能性があります。なお、新型コロナウイルスの感染拡大による影響は、今後、2024年3月期の一定期間にわたり継続するという仮定に基づき、繰延税金資産の回収可能性の判断の会計上の見積りを行っております。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大による影響は不確定要素が多く、翌連結会計年度の当社グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。