売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E03180 Japan GAAP

売上高

199.1億 円

前期

181.2億 円

前期比

109.9%

時価総額

343.4億 円

株価

2,197 (07/12)

発行済株式数

15,630,000

EPS(実績)

73.90 円

PER(実績)

29.73 倍

平均給与

405.5万 円

前期

392.1万 円

前期比

103.4%

平均年齢(勤続年数)

39.5歳(10.4年)

従業員数

879人

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

当社の主な事業内容は、宝飾品(ネックレス・ブレスレット、指輪、小物及びその他装飾品等)の製造並びに直営店での販売及び得意先への卸売を行っており、区分すべき事業セグメントは存在しておりません。非連結子会社である有限会社大分ツツミ貴金属(宝飾品製造業)は、当社における製造部門の委託加工を行っております。

事業の系統図は、次のとおりであります。

※画像省略しています。

24/06/27

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1)経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 経営成績の状況

当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の分類移行に伴い社会経済活動の正常化が一段と進み、雇用・所得環境が改善するなど緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中東情勢の緊迫化、中国の景気後退懸念などもあり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

宝飾品業界におきましても、こうした景況を反映し、企業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況でありました。

このような経済情勢のもと、当社は、原材料の買い付けから、製造・販売に至るすべてを一貫して行う「バーティカル インテグレーション システム」の利点を活かし、多種多様なお客様のニーズにお応えできる商品の開発を行うとともに、既存店舗の活性化策として計11店舗のリニューアルを実施するなど営業力の強化に努めてまいりました。

その結果、売上高は19,907百万円(前期比9.9%増)となりました。利益面につきましては、営業利益が1,671百万円(前期比14.0%増)、経常利益が1,738百万円(前期比15.4%増)、当期純利益は1,155百万円(前期比27.1%増)となりました。

主要品目の販売実績は、ネックレス・ブレスレットは9,742百万円(前期比16.4%増)、指輪は6,080百万円(前期比0.3%増)、小物は4,221百万円 (前期比9.5%増)であります。

なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメントごとの業績の状況の記載を省略しております。

 

② 財政状態の分析

当事業年度末の総資産は、69,075百万円となり、前事業年度末と比較して731百万円増加しております。これは主に、現金及び預金が1,964百万円減少したものの、商品及び製品が1,379百万円、原材料及び貯蔵品が518百万円、売掛金が421百万円、仕掛品が208百万円増加したことによるものです。

負債の部は、2,163百万円となり、前事業年度末と比較して354百万円増加しております。これは主に、未払金が209百万円増加したことによるものです。

純資産の部は、66,911百万円となり、前事業年度末と比較して377百万円増加しております。これは主に、利益剰余金が374百万円増加したことによるものです。利益剰余金の増加は、配当金の支払に伴い減少したものの、当期純利益の計上に伴い増加したことによるものです。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び投資活動並びに財務活動によりそれぞれ968百万円、214百万円、781百万円の資金を使用したことにより、前事業年度末に比べ1,964百万円減少し、36,538百万円となりました。

また、当事業年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において営業活動により使用した資金は968百万円(前年同期は643百万円の資金の獲得)となりました。

これは主に、前年同期において、税引前当期純利益を1,444百万円計上し、売上債権の増加85百万円、棚卸資産の増加361百万円があったことに対し、当事業年度において、税引前当期純利益を1,716百万円計上し、売上債権の増加427百万円、棚卸資産の増加2,106百万円があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において投資活動により使用した資金は214百万円となり、前年同期と比べ322百万円の減少となりました。

これは主に、前年同期と比べ有形固定資産の取得による支出が348百万円減少し、有形固定資産の売却による収入が97百万円、無形固定資産の取得による支出が78百万円それぞれ増加したことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において財務活動により使用した資金は781百万円となり、前年同期と比べ312百万円の増加となりました。

これは主に、前年同期と比べ配当金の支払額が312百万円増加したことによるものです。

 

④ 生産、受注及び販売の実績

当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、製品の種類別に生産実績及び販売実績を記載しております。

1) 生産実績

区分

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

前年同期比(%)

ネックレス・ブレスレット(百万円)

6,410

145.8

指輪          (百万円)

2,710

129.3

小物          (百万円)

2,223

119.7

その他         (百万円)

合計(百万円)

11,345

135.9

(注) 金額は製造原価によっております。

2) 受注実績

当社は、見込み生産を行っており、受注生産は行っておりません。

3) 販売実績

区分

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

 

前年同期比(%)

 

ネックレス・ブレスレット(百万円)

9,742

116.4

指輪          (百万円)

6,080

100.3

小物          (百万円)

4,221

109.5

その他         (百万円)

26

売上控除等       (百万円)

△163

102.0

合計(百万円)

19,907

109.9

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

① 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社は、消費者ニーズの変化に対応した新商品の開発に継続的に取り組んでおり、ハウスブランド「Pure Planets」「Blessed Rain」の新作シリーズ等を適時投入しております。

また、新作ジュエリー等の認知度向上のため、ホームページ等でのスタイリング動画の公開や、雑誌やSNSツールを活用したプロモーションにも注力してまいりました。

店舗につきましては、既存店11店舗のリニューアル及び4店舗の退店を実施いたしました。その結果、当事業年度末現在の店舗数は157店舗となり前事業年度末現在と比較して4店舗減少しております。地方別の店舗数については、東北地方が7店舗、関東地方が97店舗、中部地方が15店舗、近畿地方が19店舗、中国地方が4店舗、四国地方が4店舗、九州地方が11店舗となっております。

なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメントごとの業績の状況の記載を省略しております。

 

1) 当事業年度の経営成績等

(イ) 売上高

売上高は、19,907百万円となり前事業年度と比較して1,787百万円増加しております。

これは主に、ネックレス・ブレスレットが1,376百万円、小物が367百万円増加したことによるものです。それぞれの増加は、主に店舗への来店客数並びに販売数量が増加したことによるものです。

(ロ) 売上原価

売上原価は、9,933百万円となり前事業年度と比較して1,367百万円増加しております。

これは主に、販売数量が増加したことによるものです。

(ハ) 販売費及び一般管理費

販売費及び一般管理費は、8,302百万円となり前事業年度と比較して214百万円増加しております。

これは主に、販売諸費・手数料が119百万円増加したことによるものです。

(ニ) 営業外損益

営業外損益におきましては、営業外収益111百万円は、前事業年度と比較して29百万円増加しております。営業外費用43百万円は、前事業年度と比較して3百万円増加しております。

(ホ) 特別損益

特別損益におきましては、特別利益23百万円は、前事業年度と比較して23百万円増加しております。特別損失46百万円は、前事業年度と比較して16百万円減少しております。

 

2) 経営成績に重要な影響を与える要因

当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、経済情勢、消費者ニーズの変化、他社との競合、法的規制等、様々なリスク要因があると認識しております。

そのため、当該リスクを分散・低減すべく、市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化等、適切に対応していく所存であります。

なお、経営成績に重要な影響を与える要因のうち、投資者の判断に重大な影響を与える可能性のある事項については、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載しております。

 

3) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社は、お客様に美と夢と満足を提供することにより、会社の持続的な成長を果たし、中長期的な企業価値の向上を達成することを経営の目標としております。経営指標としては、収益力を示す営業利益及び営業キャッシュ・フローを重視し、これらの拡大を目指しております。

なお、当事業年度の営業利益につきましては1,671百万円となり、前事業年度と比較して205百万円増加しております。

営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により使用した資金は968百万円(前年同期は643百万円の資金の獲得)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

当社は、健全で安定した財務体質の形成に努めております。

必要な運転資金及び設備投資資金を全額自己資金で賄っており、自己資金の範囲内で安全かつ安定的な資金運用が可能と認識しております。なお、次期の設備投資等の総額は932百万円となっております。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。