売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E03180 Japan GAAP

売上高

181.2億 円

前期

164.8億 円

前期比

110.0%

時価総額

331.0億 円

株価

2,118 (04/18)

発行済株式数

15,630,000

EPS(実績)

58.16 円

PER(実績)

36.42 倍

平均給与

392.1万 円

前期

382.8万 円

前期比

102.4%

平均年齢(勤続年数)

38.9歳(10.4年)

従業員数

905人

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

当社の主な事業内容は、宝飾品(ネックレス・ブレスレット、指輪、小物及びその他装飾品等)の製造並びに直営店での販売及び得意先への卸売を行っており、区分すべき事業セグメントは存在しておりません。非連結子会社である有限会社大分ツツミ貴金属(宝飾品製造業)は、当社における製造部門の委託加工を行っております。

事業の系統図は、次のとおりであります。

※画像省略しています。

23/06/29

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1)経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 経営成績の状況

当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策と社会経済活動の両立を図る動きから正常化が進み、景気は緩やかな回復傾向が見られました。一方で、円安の進行や資源・エネルギー価格の高騰による物価の上昇、ロシア・ウクライナ情勢の長期化等もあり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

宝飾品業界におきましても、こうした景況を反映し、企業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況でありました。

このような経済情勢のもと、当社は、品質、デザイン及びコンセプトにこだわった新商品を企画・開発するとともに、既存店のリニューアルを積極的に推し進めるなど店舗の活性化を図り、販売力の更なる強化に取り組んでまいりました。

その結果、売上高は18,119百万円(前期比10.0%増)となりました。利益面につきましては、営業利益が1,465百万円(前期比36.8%増)、経常利益が1,507百万円(前期比26.5%増)、当期純利益は909百万円(前期比33.0%増)となりました。

主要品目の販売実績は、ネックレス・ブレスレットは8,366百万円(前期比15.4%増)、指輪は6,059百万円(前期比3.2%増)、小物は3,854百万円 (前期比10.4%増)であります。

店舗につきましては、既存店16店舗のリニューアル及び2店舗の退店を実施いたしました。

なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメントごとの業績の状況の記載を省略しております。

 

② 財政状態の分析

当事業年度末の総資産は、68,344百万円となり、前事業年度末と比較して429百万円増加しております。これは主に、商品及び製品が389百万円減少したものの、原材料及び貯蔵品が534百万円、仕掛品が216百万円増加したことによるものです。

負債の部は、1,809百万円となり、前事業年度末と比較して14百万円減少しております。

純資産の部は、66,534百万円となり、前事業年度末と比較して443百万円増加しております。これは主に、利益剰余金が9,612百万円、自己株式が10,052百万円減少したことによるものです。利益剰余金は当期純利益の計上に伴い増加したものの、配当金の支払、自己株式の消却に伴い減少したことによるものです。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により643百万円の資金が得られ、投資活動及び財務活動によりそれぞれ536百万円、469百万円の資金を使用したこと等により、前事業年度末に比べ354百万円減少し、38,502百万円となりました。

また、当事業年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において営業活動により得られた資金は643百万円となり、前年同期と比べ872百万円の減少となりました。

これは主に、前年同期において、税引前当期純利益を1,121百万円計上し、棚卸資産の減少410百万円、未払消費税等の増加59百万円、法人税等の支払額368百万円があったことに対し、当事業年度において、税引前当期純利益を1,444百万円計上し、棚卸資産の増加361百万円、未払消費税等の減少114百万円、法人税等の支払額514百万円があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において投資活動により使用した資金は536百万円となり、前年同期と比べ108百万円の減少となりました。

これは主に、前年同期と比べ有形固定資産の取得による支出が42百万円減少し、差入保証金の回収による収入が46百万円増加したことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において財務活動により使用した資金は469百万円となり、前年同期と比べ15百万円の増加となりました。

これは主に、前年同期と比べ自己株式の取得による支出が880百万円減少し、自己株式取得のための預託金の減少額が904百万円減少したことによるものです。

 

④ 生産、受注及び販売の実績

当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、製品の種類別に生産実績及び販売実績を記載しております。

1) 生産実績

区分

当事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

ネックレス・ブレスレット(百万円)

4,395

120.5

指輪          (百万円)

2,095

108.4

小物          (百万円)

1,858

130.3

その他         (百万円)

合計(百万円)

8,349

119.1

(注) 金額は製造原価によっております。

2) 受注実績

当社は、見込み生産を行っており、受注生産は行っておりません。

3) 販売実績

区分

当事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

 

前年同期比(%)

 

ネックレス・ブレスレット(百万円)

8,366

115.4

指輪          (百万円)

6,059

103.2

小物          (百万円)

3,854

110.4

その他         (百万円)

0

△98.7

売上控除等       (百万円)

△160

106.8

合計(百万円)

18,119

110.0

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

① 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社は、消費者ニーズの変化に対応した新商品の開発に継続的に取り組んでおり、ハウスブランド「Pure Planets」「Blessed Rain」の新作シリーズ等を適時投入しております。

また、新作ジュエリー等の認知度向上のため、雑誌への掲載、SNS(Instagram、Twitter、Facebook)の活用、テレビドラマへの商品の貸し出し等、メディアを使用したプロモーションにも注力してまいりました。

店舗につきましては、既存店16店舗のリニューアル及び2店舗の退店を実施いたしました。その結果、当事業年度末現在の店舗数は161店舗となり前事業年度末現在と比較して2店舗減少しております。地方別の店舗数については、東北地方が8店舗、関東地方が100店舗、中部地方が15店舗、近畿地方が19店舗、中国地方が4店舗、四国地方が4店舗、九州地方が11店舗となっております。

なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメントごとの業績の状況の記載を省略しております。

 

1) 当事業年度の経営成績等

(イ) 売上高

売上高は、18,119百万円となり前事業年度と比較して1,642百万円増加しております。

これは主に、ネックレス・ブレスレットが1,115百万円、小物が362百万円、指輪が186百万円増加したことによるものです。それぞれの増加は、主に店舗への来店客数並びに販売数量が増加したことによるものです。

(ロ) 売上原価

売上原価は、8,565百万円となり前事業年度と比較して1,100百万円増加しております。

これは主に、販売数量が増加したことによるものです。

(ハ) 販売費及び一般管理費

販売費及び一般管理費は、8,088百万円となり前事業年度と比較して146百万円増加しております。

これは主に、販売諸費・手数料が78百万円増加したことによるものです。

(ニ) 営業外損益

営業外損益におきましては、営業外収益82百万円は、前事業年度と比較して55百万円減少しております。営業外費用40百万円は、前事業年度と比較して22百万円増加しております。

(ホ) 特別損益

特別損益におきましては、特別損失63百万円は、前事業年度と比較して7百万円減少しております。

 

2) 経営成績に重要な影響を与える要因

当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、経済情勢、消費者ニーズの変化、他社との競合、法的規制等、様々なリスク要因があると認識しております。

そのため、当該リスクを分散・低減すべく、市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化等、適切に対応していく所存であります。

なお、経営成績に重要な影響を与える要因のうち、投資者の判断に重大な影響を与える可能性のある事項については、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載しております。

 

3) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社は、お客様に美と夢と満足を提供することにより、会社の持続的な成長を果たし、中長期的な企業価値の向上を達成することを経営の目標としております。経営指標としては、収益力を示す営業利益及び営業キャッシュ・フローを重視し、これらの拡大を目指しております。

なお、当事業年度の営業利益につきましては1,465百万円となり、前事業年度と比較して394百万円増加しております。

営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により得られた資金は643百万円となり、前年同期と比べ872百万円の減少となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

当社は、健全で安定した財務体質の形成に努めております。

必要な運転資金及び設備投資資金を全額自己資金で賄っており、自己資金の範囲内で安全かつ安定的な資金運用が可能と認識しております。なお、次期の設備投資等の総額は450百万円となっております。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。