売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

ニュース

  • ニュースリリースデータがありません。


最終更新:

E02510 Japan GAAP

売上高

5,545.2億 円

前期

5,342.3億 円

前期比

103.8%

時価総額

1,154.1億 円

株価

960 (01/09)

発行済株式数

120,215,510

EPS(実績)

62.96 円

PER(実績)

15.25 倍

平均給与

890.5万 円

前期

869.4万 円

前期比

102.4%

平均年齢(勤続年数)

44.4歳(20.4年)

従業員数

728人(連結:4,831人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、子会社112社及び関連会社21社の計134社で構成されており、紙パルプ等の卸売を主な事業とし、これに関連する製造、加工等の事業並びに再資源化等の事業及び不動産賃貸事業に取り組んでおります。

当社グループのセグメントごとの事業は、次のとおりであります。なお、関係会社のセグメントとの関連は、事業系統図、及び「4 関係会社の状況」に記載しております。

事業区分

主な業務

国内卸売

国内向の紙、板紙、関連商品の販売

倉庫業・運送業等

情報機器等の販売、及び情報サービス事業

海外卸売

海外向の紙、板紙、関連商品の販売等

製紙加工

製紙、及び紙・板紙・関連商品の加工等

環境原材料

古紙・パルプ等原材料の販売

総合リサイクル、及び再生可能エネルギーによる発電事業等

不動産賃貸

不動産の賃貸

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。

※画像省略しています。
25/06/27

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績等の状況

① 経営成績の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの業績は、売上収益554,524百万円前期比3.8%増)、営業利益15,071百万円同13.4%減)、経常利益15,822百万円同5.6%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、製紙加工及び海外卸売の連結子会社においてそれぞれ有形固定資産及びのれんの減損損失を計上したこと等から、前期比26.9%減7,569百万円となりました。

 

② セグメントごとの経営成績

当連結会計年度のセグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

「国内卸売」

紙は、デジタル化の進行などの構造的要因による需要の減少に加え、定期雑誌の発行部数の減少、またカタログ等の発行回数や部数の減少、判型縮小等の傾向が継続しており、販売数量は前期に比べて減少しました。板紙では、段ボール原紙は、天候不順による青果物向けが低調、また工業製品向けの需要回復の遅れも見られましたが、飲料向けは堅調に推移しました。白板紙はインバウンドの回復等による人流の増加に伴い医薬品・化粧品向け等が堅調、またアニメキャラクター等のトレーディングカード用途も増加したことから、板紙全体の販売数量は前期に比べて増加しました。

エレクトロニクス関連を中心とする機能材料製品については、需要回復の傾向が継続し、販売は増加しました。

これらの結果、販売数量は前期並みとなり、売上収益は前期比2.2%増200,627百万円となりました。

経常利益は、人件費や物流費の増加等により、前期比10.1%減6,000百万円となりました。

 

「海外卸売」

主要マーケットである米国、英国、豪州では、デジタル化の進行などによる紙・板紙の需要の減少傾向が継続しましたが、前連結会計年度の米国における在庫調整が一巡したことや、当連結会計年度に実施したドイツ及びフランスにおけるM&Aに伴う販売が第4四半期より加わり、売上収益は増加しました。

本邦からの輸出においては、中国向けの板紙の販売は減少したものの、韓国、東南アジア向けの紙の販売が増加したこと等により、数量・金額ともに前期を上回りました。

これらの結果に加えて為替換算の影響もあり、売上収益は前期比5.9%増275,488百万円となりました。

経常利益は、主要マーケットにおける需要が低調の中での競争激化による販売単価の下落、また人件費やインフレに起因する物流費等の増加に加え、ドイツ及びフランスにおけるM&Aに付随する費用の計上もあり、前期比8.2%減3,195百万円となりました。

 

「製紙加工」

段ボール事業は販売数量、販売単価ともに前期並みであったものの、燃料、電力及び副資材等の価格が依然として上昇し、また労務費も増加したことにより製造費用が増加しました。再生家庭紙事業は、販売数量は前期並みであったものの、コスト削減効果と販売単価の上昇がありました。

これらの結果、売上収益は前期比3.1%増51,597百万円、経常利益は製造費用に加え運賃等の増加もあり、前期比4.0%減6,761百万円となりました。

 

「環境原材料」

古紙事業は、国内、米国ともに紙・板紙需要の減少に伴う古紙の発生数量減少が継続し、また関東地区の3事業所を譲渡及び米国の事業拠点2カ所を閉鎖したことから販売は減少しました。

パルプについては、国内・海外向けともに減少しました。一方、木質バイオマス発電所向け燃料の販売は、前連結会計年度にマレーシアに第2ヤードを開設し取扱量が大幅に増加、また販売価格も上昇しました。総合リサイクル事業及び太陽光発電事業は前期並みに推移しました。

これらの結果、売上収益は前期比4.2%減22,650百万円、経常利益は木質バイオマス発電所向け燃料販売事業が寄与し、前期比22.3%増2,012百万円となりました。

 

「不動産賃貸」

主要賃貸物件が高水準の稼働を継続しており、売上収益は前期比2.1%増4,161百万円経常利益は前期比0.8%増1,553百万円となりました。

 

③ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループは2024年度を初年度とした3年間の中期経営計画『OVOL中期経営計画2026』を策定しております。当中期経営計画の最終年度である2026年度の目標といたしました連結財務指標と当連結会計年度実績は以下のとおりです。

連結財務指標

当連結会計年度(実績)

2026年度目標

経常利益

15,822百万円

22,000百万円

(セグメント別経常利益)

 

 

国内卸売

6,000百万円

7,000百万円

海外卸売

3,195百万円

8,000百万円

製紙加工

6,761百万円

7,500百万円

環境原材料

2,012百万円

2,000百万円

不動産賃貸

1,553百万円

1,500百万円

調整額

△3,698百万円

△4,000百万円

ROE(自己資本利益率)

5.8%

8.0%以上

ROA(総資産経常利益率)

4.1%

5.0%以上

ROIC(投下資本利益率)(注)

5.7%

7.0%以上

ネットD/Eレシオ

0.60倍

1.0倍以下

 

(注)ROIC算出方法:

NOPAT(税引後経常利益[利払前])÷投下資本(有利子負債+自己資本[期首・期末平均])

算出式の分子であるNOPATは、連結財務指標目標である経常利益をベースとしております。

 

④ 生産、受注及び販売の実績

イ 生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前連結会計年度比(%)

製紙加工    

38,695

99.2

環境原材料

4,294

101.4

 

 

(注) 金額は製造原価によっております。

 

 

ロ 商品仕入実績

当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前連結会計年度比(%)

国内卸売      

159,902

103.2

海外卸売      

231,499

105.1

環境原材料

17,726

96.7

 

 

(注) 1 金額は仕入価格によっております。

2 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。

 

 

ハ 受注実績

当社グループは、主として需要等を勘案した見込生産を行っているため、記載を省略しております。

 

ニ 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前連結会計年度比(%)

国内卸売      

200,627

102.2

海外卸売      

275,488

105.9

製紙加工

51,597

103.1

環境原材料

22,650

95.8

不動産賃貸

4,161

102.1

合計

554,524

103.8

 

 

(注) 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。

 

 

 

(2) 財政状態の状況

当連結会計年度末の総資産は、OVOL France, S.A.S.及びその子会社1社を連結子会社化したことや連結子会社OVOL Papier Deutschland GmbH等が実施した事業譲受により棚卸資産や土地等が増加し、前連結会計年度末に比べて19,590百万円増392,234百万円となりました。

総負債は、OVOL France, S.A.S.やOVOL Papier Deutschland GmbH等が新たに連結子会社となったことに伴う有利子負債の増加等により、前連結会計年度末に比べて12,372百万円増の246,670百万円となりました。

純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や為替換算調整勘定の増加等により、前連結会計年度末に比べて7,217百万円増の145,565百万円となりました。

 

 

(3) キャッシュ・フローの状況

① キャッシュ・フローの分析

当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて1,640百万円増加し、19,027百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

税金等調整前当期純利益の計上や売上債権の減少等により、21,010百万円の収入となりました(前期は20,891百万円の収入)。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

ドイツ、フランス及び豪州等において実施した事業譲受や連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得等により、11,217百万円の支出となりました(前期は2,917百万円の支出)。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

社債の償還や長期借入金の返済及び配当金の支払等により、9,335百万円の支出となりました(前期は31,678百万円の支出)。

 

② 資本の財源及び資金の流動性

当社グループは、OVOL中期経営計画2026に掲げましたように、各事業活動に必要とされる運転資金及び投融資資金の確保について、直接金融または間接金融における多様な手段の中から調達時点の市場環境等を考慮して資金調達を実施しております。また、当社グループのさらなる成長に必要な事業投資の継続と財務の健全性維持との両立を基本方針としております。

 

イ 資金調達手段

当社グループは、上記の資金調達の基本方針に則り、M&Aや設備投資資金ならびに運転資金といった資金使途を踏まえ、営業活動によって獲得されたキャッシュ・フローをベースに、直接金融市場においては社債及びコマーシャル・ペーパーを発行し、間接金融市場では銀行借入による長期借入金や短期借入金に加えて十分な当座貸越枠を確保しております。また、資金調達手段の多様化を図ることで、資金使途及び調達環境の情勢に応じた有利な手段を選択し、機動的な資金調達を実施しております。

当連結会計年度末時点における当社の長期及び短期の信用格付けは以下のとおりとなっており、今後も一層の格付向上を目指し、収益性の向上、財務の健全性維持に努めてまいります。

 

 

長期

短期

㈱日本格付研究所(JCR)

A/安定的

J-1

㈱格付投資情報センター(R&I)

A/安定的

a-1

 

 

「フリー・キャッシュ・フロー」                      (単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

営業活動によるキャッシュ・フロー

20,891

21,010

119

投資活動によるキャッシュ・フロー

△2,917

△11,217

△8,300

フリー・キャッシュ・フロー

17,973

9,793

△8,181

 

 

 

「有利子負債明細」                            (単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

コマーシャル・ペーパー

8,000

15,500

7,500

社債         (※1)

30,000

20,000

△10,000

直接調達

38,000

35,500

△2,500

短期借入金

36,395

47,572

11,178

長期借入金      (※2)

18,563

15,966

△2,597

間接調達

54,957

63,538

8,581

有利子負債合計

92,957

99,038

6,081

 

     (※1)一年内償還予定分の残高を含みます。

     (※2)一年内返済予定分の残高を含みます。

 

ロ 資金の効率化

当社グループは、グループ内の資金効率向上を目的として、グループ各社における余剰資金の集中と配分を行うべく、グループファイナンス制度を国内及び海外の各地域にて導入しております

 

ハ 財務指標目標

当社グループは、OVOL中期経営計画2026にて策定した財務指標目標に対して、基幹事業である紙・板紙の卸売事業で必要な運転資金の安定的な調達と、事業の多角化及びグループ経営の強化につなげる成長投資資金の調達余力を確保するため、営業活動の収益性向上、保有資産の効率的活用、ネットD/Eレシオや自己資本比率などの財務の健全性を示す経営指標の向上に取り組んでおります

 

 「財務指標」

 

OVOL中期経営計画2026目標

前連結会計年度

当連結会計年度

ROE(自己資本利益率)

8.0%以上

8.4%

5.8%

ROA(総資産経常利益率)

5.0%以上

4.4%

4.1%

ROIC(投下資本利益率)

7.0%以上

6.2%

5.7%

ネットD/Eレシオ

1.0倍以下

0.59倍

0.60倍

 

 

 

ニ 株主還元

当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を経営上の重要施策のひとつとして位置づけ、長期にわたる経営基盤の安定と強化に努め、企業価値の向上を目指しております。配当の方針につきましては、安定的な配当を継続して行うことを基本方針とし、連結業績の動向も勘案することとしております。

2024年度よりスタートしたOVOL中期経営計画2026の期間におきましては、市場の期待に応える積極的な株主還元として「連結配当性向30%以上とする累進配当」を掲げております。

なお、当社は、「剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めのある場合を除き、取締役会の決議により定めることができる。」旨を定款に定めております。

(配当基準日 期末配当:毎年3月31日、中間配当:毎年9月30日)

 

(4) 今後の見通し

2026年3月期の連結業績予想については、営業利益16,500百万円(前期比9.5%増)、経常利益15,500百万円(同2.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,500百万円(同12.3%増)としております。

 

セグメントごとの経常利益(セグメント利益)予想は次のとおりであります。

 

 セグメント利益(経常利益)                  (単位:百万円、%)

 

2025年3月期

2026年3月期

(予想)

増減額

増減率

国内卸売

6,000

5,800

△200

△3.3

海外卸売

3,195

3,900

705

22.1

製紙加工

6,761

6,800

39

0.6

環境原材料

2,012

1,800

△212

△10.5

不動産賃貸

1,553

1,400

△153

△9.8

調整額

△3,698

△4,200

△502

- 

15,822

15,500

△322

△2.0

 

 

「国内卸売」

人口の減少や少子化の進行、またデジタル化の加速といった要因により、紙の需要は今後も縮小していくものと想定しております。一方、板紙に関しては、賃上げによる個人消費マインドの改善や、インバウンド需要の継続が期待されております。これらに加え、人件費等の経費の増加により経常利益は減益を見込んでおりますが、代理店機能とサプライチェーンの強化によるマーケットシェアの拡大を図っていきます。

 

「海外卸売」

海外市場においては、先進国での紙の需要は縮小傾向ではあるものの、2024年度までに実施したM&Aによるシェア拡大や高付加価値製品の販売増加を見込んでおります。また、補完的M&Aを継続していきます。これらにより、経常利益は増益を見込んでおります。

 

「製紙加工」

製紙加工事業においては、販売数量は段ボール事業では増加、家庭紙製造事業では2024年度並みを見込んでおります。燃料費や労務費をはじめとする製造関連コストは増加を想定しておりますが、製造工程の合理化・効率化による製造コストの削減を進め、経常利益は2024年度並みを見込んでおります。

 

「環境原材料」

古紙事業においては、引き続き紙・板紙の需要減に伴う古紙発生量の減少が見込まれる中、仕入先開拓及び数量確保に取り組みます。太陽光発電事業及び総合リサイクル事業は安定した収益を見込んでおります。木質バイオマス発電所向け燃料販売事業は、販売数量は増加するものの、販売単価の下落を見込んでおります。これらにより、経常利益は減益を見込んでおります。

 

「不動産賃貸」

一部テナントの退去移転に伴う賃貸料収入の減少や、物価上昇に伴う管理費・水道光熱費等の費用の増加を見込んでおります。これらにより、経常利益は減益を見込んでおりますが、高まるオフィス需要を背景に空室への早期の入居や、上昇している賃料相場に合わせた契約更新などに取り組んでおります。

 

(5) 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債及び報告期間における収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについては、過去の実績、現在の状況に応じ合理的な判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積もり及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。