売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E06141 Japan GAAP

売上高

11.0兆 円

前期

6.64兆 円

前期比

166.2%

時価総額

4.43兆 円

株価

4,650 (07/17)

発行済株式数

952,672,300

EPS(実績)

336.70 円

PER(実績)

13.81 倍

平均給与

949.9万 円

前期

972.2万 円

前期比

97.7%

平均年齢(勤続年数)

41.0歳(14.0年)

従業員数

895人(連結:59,495人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

 

当社グループは2024年3月31日現在、当社(保険持株会社)及び当社の関係会社(子会社154社及び関連会社47社)によって構成されております。

事業の系統図は、次のとおりであります。 

会社名は主要な連結子会社・持分法適用関連会社を記載しております。「※」を表示した会社は2024年3月期末時点での連結子会社、「○」を表示した会社は同持分法適用関連会社であります。

なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。

 

 

※画像省略しています。

 

24/06/25

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

当連結会計年度(2023年4月1日から開始し、2024年3月31日に終了した連結会計年度をいいます。以下同じ。) における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。

 

(1) 財政状態、経営成績

①連結業績における概況

営業活動の成果である新契約年換算保険料は、第一生命が引き続き低位にとどまった一方で、第一フロンティア生命が好調な販売でグループ全体を牽引し、国内全体で前期比増収となりました。海外保険事業では、第一生命ベトナムにおいて現地の銀行チャネルで販売モメンタムが低下した影響等から、海外全体において、前期比で減収となりました。グループ保有契約年換算保険料は、第一フロンティア生命の好調な販売実績に牽引され、前期末比で増加しました。

当社グループの実質的な利益指標であるグループ修正利益(※1)は増益となりました。第一生命における為替ヘッジ付外貨建債券のヘッジコスト上昇や新型コロナウイルス関連の給付金支払い増加等の前期業績の下押しとなった一過性の減益要因からの反動増が主因となり、前期を上回る着地となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、グループ修正利益と同様の要因により、増益となりました。

当社グループは、経済価値ベースの新たな資本規制の導入を見据え、国内子会社分(※2)について資本充足率を表すESRの計測基準を見直しました。それに伴い、経済価値ベースの企業価値を示すグループEVについては、新基準ベースのESRの分子にあたる適格資本に一定の調整を加えたものを従前のEEVに換えて示すことといたしました(※3)。新たな基準に基づくグループEVは、国内金利上昇や株価上昇等により第一生命の保有契約価値が増加したことを主な要因として前期末比で増加しました。グループ新契約価値についても、当社グループの経済価値の増加分の実態が反映されるように計測基準の見直しを行いました(※4)。第一生命の自社商品販売量の低下やプロテクティブで前期の大型経営者保険の販売影響が剥落したこと等を受けて、前期比で減少しました。

 

項目

2023年3月

2024年3月

前期比

グループ新契約年換算保険料

3,936億円

5,029億円

127.8%

グループ保有契約年換算保険料(※5)

4兆5,250億円

4兆8,108億円

106.3%

親会社株主に帰属する当期純利益(※6)

1,737億円

3,207億円

184.6%

グループ修正利益(※6)

1,705億円

3,193億円

187.2%

うち国内保険事業

1,739億円

2,178億円

125.2%

うち海外保険事業

624億円

766億円

122.8%

うちその他事業

△658億円

249億円

-

グループEV(※5)

7兆742億円

8兆8,921億円

125.7%

グループ新契約価値(※7)

777億円

545億円

70.1%

 

 

※1 グループ修正利益とは、株主還元の原資となる当社独自の指標であり、グループ各社の修正利益を合計したものであります。各社の修正利益は、キャッシュベースの実質的な利益を示しております。持株会社である当社は、各社から受け取る配当金等に基づき株主還元を行います。

※2 第一生命、第一フロンティア生命、ネオファースト生命を対象としております。

※3 新基準ベースのEV(新基準ベースのESRの分子である適格資本に一定の調整を加えたもの)は、従前のEEVと比較して、保険負債を評価する割引率や保険リスクマージンの取扱いに差異があります。2023年3月末ベースの数値では、特に第一生命における保険リスクマージンの導入による影響が大きく、新基準ベースのEVは従前のEEVと比較して約0.3兆円低い水準となりました。

※4 新基準ベースのグループ新契約価値は、従前のグループ新契約価値と比較して、保険負債を評価する割引率や保険リスクマージンの取扱いに差異があります。特に第一フロンティア生命の保険負債を評価する割引率について、従前の計測基準では保守的な割引率が用いられていたところ、新たな計測基準では期待運用利回りを一定程度反映する形としたことで、2023年3月期の数値では、新基準ベースのグループ新契約価値は従前のグループ新契約価値と比較して約65億円高い水準となりました。

※5 期末の数値を記載しております。

※6 2024年3月期から一部の在外連結子会社がIFRS第17号を適用したことに伴い、前期(2023年3月期)の数値についてグループ連結の数値を含めて遡及修正した値を表示しております。

※7 グループ新契約価値について、2023年9月29日に公表しました誤計上による修正を反映し、新基準ベースの金額を表示しております。

 

※画像省略しています。

 

基礎利益の詳細については、「(参考1)当社グループの固有指標の分析」をご参照ください。

 

②「Re-connect 2023」グループ重要経営指標(KPI)の状況

中期経営計画「Re-connect 2023」で掲げたグループ重要経営指標は、2024年3月期の増益や、国内の金融環境が好調に推移した影響により、概ね達成する結果となりました。市場関連リスク削減の取組みについては、国内金利の上昇等を背景に特に金利リスク削減が大きく進展した一方で、株価上昇により保有株式の時価が上昇したことで、株式リスク量は計画策定時点の水準より増加する結果となり、新中期経営計画に向けて課題を残しました。

資本効率を示すグループ修正ROE(※1)は、第一生命における為替ヘッジコスト負担増加や新型コロナウイルス関連の給付金支払い増加等の前期の減益要因からの反動増を主な要因としてグループ修正利益が増益となった一方で、保有株式の時価上昇により純資産が増加したことで、8.2%となりました。グループROEV(※2)は、金利上昇に伴い保有契約価値が増加したことにより、26.8%となりました。

リスクプロファイル変革に向けた市場関連リスクの削減取組みについては、経済環境による影響を除き、第一生命において中期経営計画期間合計で約5,600億円の削減目標を超過達成いたしました。

また、財務健全性を示す資本充足率(ESR)は、国内子会社の計算基準を経済価値ベースの新規制導入を見据えて見直した新基準ベースで226%となりました。

市場評価を示す相対TSR(※3)(※4)(※5)は、2023年に入ってからの国内株式市場の上昇や、日本銀行の政策変更等の影響もあり堅調に推移し、競合10社との比較で第4位となりました。

 

※画像省略しています。

 

※1 グループ修正ROEは、「修正利益÷{純資産-のれん・確定利付資産含み損益(税後)・市場価格調整(MVA)関連損益累計(税後)等}」にて算出します。

※2 ROEVとは、Return on Embedded Valueの略語で、EVの増加額を生命保険会計の特殊性を考慮した利益と見做し、企業価値の成長性を測定する指標であります。

※3 TSRとは、Total Shareholder Return(株主総利回り)の略語で、キャピタルゲインとインカムゲインを合わせた株主にとっての総合投資利回りを指します。

※4 相対TSRは、以下の合計10社との比較です。(HDとは、ホールディングスの略語です。)
国内保険会社5社:かんぽ生命保険、T&DHD、東京海上HD、MS&ADインシュアランスグループHD及びSOMPOHD
グローバルで生命保険事業を展開し、日米市場等で当社グループと競合関係にある会社5社:Aflac、AXA、Manulife、MetLife及びPrudential(米国)

※5 2024年4月1日時点当社集計値であります。

 

③新中期経営計画におけるグループ重要経営指標(KPI)

2024-2026年度中期経営計画では、当社グループの目指す姿の実現に向けた重要な指標をグループ重要経営指標(KPI)として設定いたしました。グループROEV・グループ修正ROEといったグループ資本効率を引き続き最重要指標と位置づけて構成しております。また、財務指標以外にも、非財務目標としてお客さま数やESGインデックスを設定しております。事業戦略・財務戦略の遂行と経営基盤の強化、資本効率改善を通じた企業価値向上を目指してまいります。

 

※画像省略しています。

 

 

〈当連結会計年度の業績〉

当連結会計年度の業績は以下のとおりであります。

なお、当連結会計年度の期首から一部の在外連結子会社において、会計方針の変更を行っております。それに伴い前連結会計年度については遡及適用後の連結財務諸表となっております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の「注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。

 

① 経常収益

経常収益は11兆281億円(前期比16.0%増)となりました。経常収益の内訳は、保険料等収入が7兆5,263億円(同13.1%増)、資産運用収益が3兆339億円(同33.0%増)、その他経常収益が4,678億円(同18.4%減)となっております。

a 保険料等収入

保険料等収入は、前連結会計年度(2022年4月1日から開始し、2023年3月31日に終了した連結会計年度をいいます。以下、前連結会計年度及び前期につき同じ。) に比べ8,719億円増加し、7兆5,263億円(前期比13.1%増)となりました。保険料等収入が増加した主な要因は、第一フロンティア生命において、高水準が続く海外金利の影響で販売好調が続いている外貨建保険に加え、円建指数連動型年金も販売が好調に推移したことであります。

b 資産運用収益

資産運用収益は、前連結会計年度に比べ7,531億円増加し、3兆339億円(前期比33.0%増)となりました。資産運用収益が増加した主な要因は、第一フロンティア生命において、円安進展により為替差益が大幅に増益となったことであります。

c その他経常収益

その他経常収益は、前連結会計年度に比べ1,056億円減少し、4,678億円(前期比18.4%減)となりました。その他経常収益が減少した主な要因は、第一フロンティア生命において、前期におけるDai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.への既契約ブロック出再に伴う責任準備金戻入という一過性の増収要因が剥落したことであります。

 

② 経常費用

経常費用は10兆4,891億円(前期比15.0%増)となりました。経常費用の内訳は、保険金等支払金が6兆7,568億円(同3.2%増)、責任準備金等繰入額が1兆8,774億円(前期は153億円)、資産運用費用が6,038億円(同47.3%減)、事業費が9,263億円(同10.1%増)、その他経常費用が3,246億円(同43.1%減)となっております。

a 保険金等支払金

保険金等支払金は、前連結会計年度に比べ2,086億円増加し、6兆7,568億円(前期比3.2%増)となりました。保険金等支払金が増加した主な要因は、第一生命において、一時払終身保険の解約増加等に伴い解約返戻金が増加したことであります。

b 責任準備金等繰入額

責任準備金等繰入額は、前連結会計年度に比べ1兆8,620億円増加し、1兆8,774億円(前期は153億円)となりました。責任準備金等繰入額が大幅に増加した主な要因は、第一フロンティア生命やプロテクティブにおいて、責任準備金が繰入から大幅に戻入に転じるという前期における一過性要因が剥落したことであります。

c 資産運用費用

資産運用費用は、前連結会計年度に比べ5,420億円減少し、6,038億円(前期比47.3%減)となりました。資産運用費用が減少した主な要因は、金融市場環境の変化に伴いプロテクティブにおける売買目的有価証券の評価損益等が前期から大幅に改善したことであります。

d 事業費

事業費は、前連結会計年度に比べ846億円増加し、9,263億円(前期比10.1%増)となりました。

e その他経常費用

その他経常費用は、前連結会計年度に比べ2,454億円減少し、3,246億円(前期比43.1%減)となりました。

 

③ 経常利益

経常利益は、前連結会計年度に比べ1,515億円増加し、5,390億円(前期比39.1%増)となりました。

 

④ 特別利益・特別損失

特別利益は66億円(前期比45.0%増)、特別損失は311億円(同21.7%減)となりました。

a 特別利益

特別利益は前連結会計年度に比べ20億円増加し、66億円(前期比45.0%増)となりました。

b 特別損失

特別損失は前連結会計年度に比べ86億円減少し、311億円(前期比21.7%減)となりました。

 

⑤ 契約者配当準備金繰入額

契約者配当準備金繰入額は前連結会計年度に比べ75億円減少し、875億円(前期比7.9%減)となりました。

 

⑥ 親会社株主に帰属する当期純利益

経常利益に特別利益、特別損失、契約者配当準備金繰入額、法人税等合計を加減した親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ1,470億円増加し、3,207億円(前期比84.6%増)となりました。

 

⑦ 資産の部

資産の部合計は、第一生命における責任準備金対応債券の積増し増加等に伴い有価証券の残高が増加したことを主な要因として、前連結会計年度末に比べ5兆8,866億円増加し、67兆5,403億円(前期比9.6%増)となりました。

 

⑧ 負債の部

負債の部合計は、第一フロンティア生命やプロテクティブにおいて、前期の責任準備金戻入の一過性要因が剥落したことで責任準備金繰入額が大幅に増加したこと等に伴う責任準備金残高の増加を主な要因として、前連結会計年度末に比べ4兆6,662億円増加し、63兆6,581億円(前期比7.9%増)となりました。

 

⑨ 純資産の部

純資産の部合計は、第一生命における国内株式及び外国株式の含み益が増加したこと等によりその他有価証券評価差額金が増加したことを主な要因として、前連結会計年度末に比べ1兆2,203億円増加し、3兆8,821億円(前期比45.9%増)となりました。

 

 

セグメントの業績は、以下のとおりであります。

 

① 国内保険事業

国内保険事業における経常収益は、第一フロンティア生命において外貨建保険や円建指数連動型年金の販売が好調に推移したことによる保険料等収入の増加や、第一フロンティア生命における円安進展による為替差益の大幅に増益等を主な要因として、前連結会計年度に比べて4,418億円増加し、8兆7,829億円(前期比5.3%増)となりました。セグメント利益は、第一生命において新型コロナウイルス関連の給付金支払いが大幅に減少したことや、第一フロンティア生命において金融市場環境の変化や新契約出再等に伴い外貨標準責任準備金の積増し負担や新契約費用が減少したことを主な要因として、前連結会計年度に比べて628億円増加し、4,070億円(同18.3%増)となりました。

 

② 海外保険事業

海外保険事業における経常収益は、2022年8月に買収完了したTAL Life Insurance Services Limited(旧Westpac Life Insurance Services Limited)の事業が好調に推移したことに伴うTALにおける保険料等収入の増加や、金融市場環境の変化に伴いプロテクティブにおいて売買目的有価証券の評価損益等が前期から大幅に改善されたことを主な要因として、前連結会計年度に比べて5,311億円増加し、3兆1,498億円(前期比20.3%増)となりました。セグメント利益は、2022年11月に買収完了したニュージーランドのPartners Group Holdings Limitedにおける利益貢献、Dai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.において、前期に比べて売買目的有価証券運用損益が改善されたこと等を主な要因として、前連結会計年度に比べて1,226億円増加し、1,273億円(前期は47億円)となりました。

 

③ その他事業

その他事業においては、第一生命や第一フロンティア生命等のグループ会社からの配当金収入が減少したことを主な要因として、経常収益は前連結会計年度に比べて674億円減少し、2,268億円(前期比22.9%減)となりました。また、セグメント利益は、前連結会計年度に比べて697億円減少し、1,992億円(同25.9%減)となりました。

 

 

 なお、セグメントにおける主たる子会社の業績は以下のとおりであります。

 

<国内保険事業(第一生命保険株式会社)>

 

① 経営成績

当事業年度(2023年4月1日から開始し、2024年3月31日に終了した事業年度をいいます。以下同じ。) の経常収益は、保険料等収入2兆2,898億円(前事業年度(2022年4月1日から開始し、2023年3月31日に終了した事業年度をいいます。以下同じ。) 比0.3%減)、資産運用収益1兆3,038億円(同5.5%減)、その他経常収益4,933億円(同6.4%増)を合計した結果、4兆870億円(同1.3%減)となりました。一時払終身保険の解約増加等に伴う責任準備金戻入額の増加等によりその他経常収益が増加したものの、為替ヘッジ付外貨建債券の残高削減に伴い利息・配当金等収入が減少したことや、金融市場環境の変化に伴いその他有価証券に区分される国内債券の有価証券売却益が大幅に減少したこと等により、資産運用収益が減少したことを主な要因として経常収益は減収となりました。

一方、経常費用は、保険金等支払金2兆5,604億円(同4.4%増)、責任準備金等繰入額84億円(同63.2%減)、資産運用費用4,917億円(同26.5%減)、事業費3,851億円(同2.6%減)、その他経常費用2,499億円(同1.1%増)を合計した結果、3兆6,956億円(同2.4%減)となりました。経常費用の減少は、前事業年度に比べ為替ヘッジ付外貨建債券の売却額が減少したこと等に伴う有価証券売却損の縮小等により資産運用費用が減少したことが主な要因であります。

これらの結果、経常利益は3,913億円(同10.7%増)となりました。また、当期純利益は2,038億円(同23.1%増)となりました。

生命保険本業における期間収益を示す指標の一つである基礎利益は、為替ヘッジ付外貨建債券の残高削減に伴う利息・配当金等収入の減少等で順ざやが減少したものの、新型コロナウイルス関連の給付金支払いが大幅に減少したこと等による保険関係損益の改善により、前事業年度に比べ738億円増加し、3,310億円(同28.7%増)となりました。

 

② 財政状態

当事業年度末の資産合計は、35兆9,822億円(前事業年度末比5.0%増)となりました。主な資産構成は、有価証券が29兆7,350億円(同6.3%増)、貸付金が3兆1,090億円(同14.5%増)、有形固定資産が1兆1,891億円(同1.2%減)であります。
 負債合計は、33兆842億円(同2.9%増)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は29兆5,889億円(同1.0%減)となりました。
 純資産合計は、2兆8,979億円(同38.0%増)となりました。純資産合計のうち、その他有価証券評価差額金は、主に国内株式及び外国株式の含み益が増加したこと等により2兆4,201億円(同58.8%増)となりました。
 なお、保険金等の支払余力を示すソルベンシー・マージン比率は、865.0%となりました。第一生命保険株式会社の非連結子会社等を含めた連結ソルベンシー・マージン比率は、900.0%となりました。

 

③ 契約業績

個人保険・個人年金保険を合わせた新契約高は、前事業年度に比べて9,910億円増加し、2兆2,083億円となりました(前事業年度比81.4%増)。個人保険・個人年金保険を合わせた保有契約高は、前事業年度末に比べて3兆6,880億円減少し、80兆397億円(前事業年度末比4.4%減)となりました。
 個人保険・個人年金保険を合わせた新契約年換算保険料は、前事業年度に比べて113億円増加し、575億円(前事業年度比24.5%増)となりました。なお、保有契約年換算保険料は、前事業年度末に比べて483億円減少し、1兆9,494億円(前事業年度末比2.4%減)となりました。
 医療保障・生前給付保障等の第三分野の新契約年換算保険料は、前事業年度に比べて27億円減少し、268億円(前事業年度比9.1%減)となりました。第三分野の保有契約年換算保険料は、前事業年度末に比べて114億円減少し、6,904億円(前事業年度末比1.6%減)となりました。
 団体保険の保有契約高は、前事業年度末に比べて9,049億円減少し、48兆4,369億円(同1.8%減)となりました。団体年金保険の保有契約高は前事業年度末に比べて1,050億円増加し、6兆1,719億円(同1.7%増)となりました。

 

a 保有契約高明細表                                                                    (単位:億円)

区分

前事業年度末
2023年3月31日

当事業年度末
2024年3月31日

個人保険

732,067

695,092

個人年金保険

105,210

105,305

個人保険+個人年金保険

837,278

800,397

団体保険

493,418

484,369

団体年金保険

60,669

61,719

 

(注)1 個人年金保険の金額は、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金額の合計であります。

2 団体年金保険の金額は、責任準備金額であります。

 

b 新契約高明細表                                     (単位:億円)

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

個人保険

10,503

16,573

個人年金保険

1,669

5,509

個人保険+個人年金保険

12,172

22,083

団体保険

1,711

2,715

団体年金保険

20

0

 

(注)1 個人保険及び個人年金保険は、転換による純増加を含みます。

2 個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資であります。

3 団体年金保険の金額は、第1回収入保険料であります。

 

c 保有契約年換算保険料明細表                              (単位:億円)

区分

前事業年度末
2023年3月31日

当事業年度末
2024年3月31日

個人保険

14,645

14,086

個人年金保険

5,332

5,408

合計

19,977

19,494

うち医療保障・生前給付保障等

7,019

6,904

 

(注)1 年換算保険料とは、1回当たりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年当たりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。

2 医療保障・生前給付保障等には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障害を事由とするものは除く。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含む)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。

 

d 新契約年換算保険料明細表                               (単位:億円)

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

個人保険

395

371

個人年金保険

66

204

合計

462

575

うち医療保障・生前給付保障等

295

268

 

(注) 転換による純増加を含みます。

 

 

e 保険料等収入明細表                                  (単位:億円)

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

個人保険

11,080

10,633

個人年金保険

2,779

2,646

団体保険

1,441

1,464

団体年金保険

6,247

6,877

その他

969

854

小計

22,519

22,477

再保険収入

449

420

合計

22,968

22,898

 

(注) その他は、財形保険、財形年金保険、医療保障保険、就業不能保障保険、コミュニティ保険、受再保険の合計であります。

 

f 保険金等支払金明細表

  前事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)              (単位:億円)

区分

保険金

年金

給付金

解約返戻金

その他返戻金

再保険料

合計

個人保険

5,741

251

2,558

3,582

204

-

12,339

個人年金保険

1

2,810

159

671

32

-

3,674

団体保険

673

6

0

1

-

-

681

団体年金保険

-

2,687

2,993

504

748

-

6,934

その他

408

62

46

273

73

-

865

小計

6,824

5,818

5,759

5,033

1,058

-

24,494

再保険

-

-

-

-

-

18

18

合計

6,824

5,818

5,759

5,033

1,058

18

24,513

 

(注) その他は、財形保険、財形年金保険、医療保障保険、就業不能保障保険、コミュニティ保険、受再保険の合計であります。

 

  当事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)              (単位:億円)

区分

保険金

年金

給付金

解約返戻金

その他返戻金

再保険料

合計

個人保険

5,432

250

1,588

4,579

179

-

12,031

個人年金保険

1

2,894

167

960

39

-

4,062

団体保険

686

6

1

0

0

-

694

団体年金保険

-

2,812

2,888

715

889

-

7,306

その他

470

59

25

290

265

-

1,112

小計

6,590

6,023

4,672

6,545

1,374

-

25,206

再保険

-

-

-

-

-

398

398

合計

6,590

6,023

4,672

6,545

1,374

398

25,604

 

(注) その他は、財形保険、財形年金保険、医療保障保険、就業不能保障保険、コミュニティ保険、受再保険の合計であります。

 

 

<国内保険事業(第一フロンティア生命保険株式会社)>

① 経営成績

当事業年度の経常収益は、保険料等収入3兆5,010億円(前事業年度比34.0%増)、資産運用収益8,926億円(同75.9%増)、その他経常収益0億円(前事業年度は8,790億円)を合計した結果、4兆3,938億円(同9.9%増)となりました。前事業年度におけるDai-ichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.への既契約ブロック出再に伴う責任準備金戻入という一過性の増収要因が剥落し、その他経常収益が減少したものの、高水準が続く海外金利の影響で販売好調が続いている外貨建保険に加え、円建指数連動型年金も販売が好調に推移したこと等により保険料等収入が増加したことを主な要因として、経常収益は増収となりました。
 一方、経常費用は、保険金等支払金3兆5,602億円(同3.2%減)、責任準備金等繰入額6,182億円(前事業年度は48億円)、資産運用費用662億円(同65.8%減)、事業費1,050億円(同18.1%増)、その他経常費用229億円(同26.9%増)を合計した結果、4兆3,727億円(同9.7%増)となりました。責任準備金が繰入から大幅に戻入に転じるという前事業年度における一過性要因が剥落したことに加え、外貨建保険の販売好調に伴う危険準備金繰入額の増加や、円安進展に伴う円貨ベースでの責任準備金繰入額の増加等により、責任準備金等繰入額が増加したことを主な要因として、経常費用は増加しました。
 この結果、経常利益は210億円(同50.6%増)となりました。また、当期純利益は156億円(同141.1%増)となりました。
 生命保険本業における期間収益を示す指標の一つである基礎利益は、金融市場環境の変化や新契約出再等に伴い外貨標準責任準備金の積増し負担が前事業年度に比べて減少したこと等による保険関係損益の改善を主な要因として、前事業年度に比べ315億円増加し、83億円(前事業年度はマイナス232億円)となりました。
 

② 財政状態

当事業年度末の資産合計は、9兆3,120億円(前事業年度末比7.8%増)となりました。主な資産構成は、有価証券7兆2,182億円(同7.5%増)、現金及び預貯金等7,761億円(同2.3%増)であります。

負債合計は、9兆906億円(同7.7%増)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は8兆2,686億円(同8.1%増)となりました。
 純資産合計は、2,213億円(同12.6%増)となりました。純資産合計のうち、その他有価証券評価差額金は、外国債券の含み損の縮小によりマイナス358億円(前事業年度末はマイナス450億円)となりました。
 なお、保険金等の支払余力を示すソルベンシー・マージン比率は、419.9%(前事業年度末は440.5%)となりました。

 

③ 契約業績

個人保険・個人年金保険を合わせた新契約高は、前事業年度に比べて6,305億円増加し、3兆1,520億円(前事業年度比25.0%増)となりました。個人保険・個人年金保険を合わせた保有契約高は、前事業年度末に比べて2兆7,240億円増加し、13兆3,360億円(前事業年度末比25.7%増)となりました。

個人保険・個人年金保険を合わせた新契約年換算保険料は、前事業年度に比べて805億円増加し、3,012億円(前事業年度比36.5%増)となりました。なお、保有契約年換算保険料は、前事業年度末に比べて2,130億円増加し、1兆1,775億円(前事業年度末比22.1%増)となりました。
 

 

a 保有契約高明細表                                                                    (単位:億円)

区分

前事業年度末
2023年3月31日

当事業年度末
2024年3月31日

個人保険

66,497

89,191

個人年金保険

39,621

44,168

個人保険+個人年金保険

106,119

133,360

団体保険

-

-

団体年金保険

-

-

 

(注) 個人年金保険の金額は、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金額の合計であります。

 

b 新契約高明細表                                     (単位:億円)

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

個人保険

12,187

16,670

個人年金保険

13,028

14,849

個人保険+個人年金保険

25,215

31,520

団体保険

-

-

団体年金保険

-

-

 

(注) 個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資であります。

 

c 保有契約年換算保険料明細表                              (単位:億円)

区分

前事業年度末
2023年3月31日

当事業年度末
2024年3月31日

個人保険

5,496

6,837

個人年金保険

4,148

4,937

合計

9,644

11,775

うち医療保障・生前給付保障等

53

78

 

 

d 新契約年換算保険料明細表                               (単位:億円)

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

個人保険

948

1,238

個人年金保険

1,258

1,774

合計

2,207

3,012

うち医療保障・生前給付保障等

23

21

 

(注)1 年換算保険料とは、1回当たりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年当たりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。

2 医療保障・生前給付保障等には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障害を事由とするものは除く。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含む。)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。

 

 

e 保険料等収入明細表                                  (単位:億円)

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

個人保険

12,082

16,484

個人年金保険

9,723

11,717

団体保険

-

-

団体年金保険

-

-

その他

-

-

小計

21,806

28,201

再保険収入

4,320

6,808

合計

26,126

35,010

 

 

f 保険金等支払金明細表

  前事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)               (単位:億円)

区分

保険金

年金

給付金

解約返戻金

その他返戻金

再保険料

合計

個人保険

1,773

-

1,359

7,612

54

-

10,799

個人年金保険

-

2,175

239

6,083

48

-

8,547

団体保険

-

-

-

-

-

-

-

団体年金保険

-

-

-

-

-

-

-

その他

-

-

-

-

-

-

-

小計

1,773

2,175

1,598

13,695

103

-

19,346

再保険

-

-

-

-

-

17,449

17,449

合計

1,773

2,175

1,598

13,695

103

17,449

36,795

 

 

  当事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)               (単位:億円)

区分

保険金

年金

給付金

解約返戻金

その他返戻金

再保険料

合計

個人保険

2,174

-

1,594

6,468

54

-

10,291

個人年金保険

-

3,968

208

2,622

39

-

6,838

団体保険

-

-

-

-

-

-

-

団体年金保険

-

-

-

-

-

-

-

その他

-

-

-

-

-

-

-

小計

2,174

3,968

1,802

9,090

94

-

17,130

再保険

-

-

-

-

-

18,472

18,472

合計

2,174

3,968

1,802

9,090

94

18,472

35,602

 

 

 

<海外保険事業(Protective Life Corporation)>

以下では、プロテクティブの業績を現地通貨であります米ドル建で表示しております。日本円に換算する際の為替レートは、前事業年度(2022年1月1日から開始し、2022年12月31日に終了した事業年度をいいます。プロテクティブにおいて以下同じ。)及び前事業年度末については1米ドル=132.70円、当事業年度(2023年1月1日から開始し、2023年12月31日に終了した事業年度をいいます。プロテクティブにおいて以下同じ。)及び当事業年度末については、1米ドル=141.83円であります。

 

① 経営成績 
  当事業年度の経常収益は、保険料等収入6,159百万米ドル(前事業年度比1.0%増)、資産運用収益5,316百万米ドル(同39.4%増)、その他経常収益2,055百万米ドル(同31.9%減)を合計した結果、13,531百万米ドル(同4.6%増)となりました。経常収益が増収となった主な要因は、金融市場環境の変化に伴い売買目的有価証券の評価損益等が前事業年度から大幅に改善されたことによる資産運用収益の増加であります。
 一方、経常費用は、保険金等支払金6,065百万米ドル(同1.8%減)、責任準備金等繰入額4,889百万米ドル(前期は責任準備金戻入額2,281百万米ドル)、資産運用費用913百万米ドル(同70.7%減)、事業費1,227百万米ドル(同4.3%増)、その他経常費用297百万米ドル(同86.9%減)を合計した結果、13,393百万米ドル(同5.1%増)となりました。経常費用が増加した主な要因は、前事業年度における金融市場環境の変化に伴う一過性要因の剥落により責任準備金が戻入から繰入に戻ったことを受けた責任準備金等繰入額の大幅な増加であります。
 これらの結果、経常利益は137百万米ドル(同27.5%減)となりました。また、当期純利益は116百万米ドル(同16.4%減)となりました。

 

② 財政状態

当事業年度末の資産合計は、118,386百万米ドル(前事業年度末比4.6%増)となりました。主な資産構成は、有価証券が77,105百万米ドル(同5.9%増)、貸付金が13,472百万米ドル(同1.4%増)、無形固定資産が3,714百万米ドル(同8.7%減)であります。
 負債合計は、115,071百万米ドル(同3.7%増)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は、107,163百万米ドル(同3.9%増)となりました。
 純資産合計は、3,314百万米ドル(同49.3%増)となりました。

 

 

<海外保険事業(TAL Dai-ichi Life Australia Pty Ltd)>

以下では、TALの業績を現地通貨であります豪ドル建で表示しております。日本円に換算する際の為替レートは、前事業年度及び前事業年度末については1豪ドル=89.69円、当事業年度及び当事業年度末については1豪ドル=98.61円であります。

 

① 経営成績

当事業年度の経常収益は、保険料等収入7,878百万豪ドル(前事業年度比3.0%増)、資産運用収益450百万豪ドル(同129.8%増)、その他経常収益245百万豪ドル(同48.4%減)を合計した結果、8,573百万豪ドル(同3.0%増)となりました。2022年8月に買収完了したTAL Life Insurance Services Limited(旧Westpac Life Insurance Services Limited)の事業が好調に推移したことによる保険料等収入の増加に加え、金利等の金融市場環境の変化に伴い売買目的有価証券の評価損益が改善されたことによる資産運用収益の増加を主な要因として、経常収益は増収となりました。

一方、経常費用は、保険金等支払金6,140百万豪ドル(同6.8%減)、資産運用費用70百万豪ドル(同47.0%増)、事業費1,737百万豪ドル(同39.3%増)、その他経常費用14百万豪ドル(同13.0%増)を合計した結果、7,963百万豪ドル(同0.8%増)となりました。保険金の支払いが前事業年度に比べ減少し保険金等支払金が減少したものの、TAL Life Insurance Services Limitedの取込みに伴い事業費が増加し、経常費用は微増となりました

これらの結果、経常利益は610百万豪ドル(同44.1%増)となりました。また、当期純利益は430百万豪ドル(同41.5%増)となりました。

 

② 財政状態

当事業年度末の資産合計は、22,014百万豪ドル(前事業年度末比22.8%増)となりました。主な資産構成は、有価証券が13,009百万豪ドル(同33.8%増)、無形固定資産が786百万豪ドル(前事業年度末は同額)、現預金が1,100百万豪ドル(同49.0%増)であります。

負債合計は、19,650百万豪ドル(同24.9%増)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は、14,162百万豪ドル(同0.7%減)となりました。
 純資産合計は、2,363百万豪ドル(同7.5%増)となりました。
 

 

(2) 資本政策

①  資本政策の基本的な考え方

当社グループでは、財務健全性を確保しつつ、持続的な企業価値向上と株主還元の充実を目指し、ERMの枠組みに基づく資本政策運営を行っております。

グループの事業を取り巻くリスクを適切にコントロールすると同時に、グループ各社の成長ステージに応じた持株会社への還元や内部留保を行い、必要に応じて外部調達を活用して、グループの成長に向けた投資と資本基盤の強化へバランスの取れた資本配賦を実践することで、財務健全性の確保と資本効率の向上を通じたグループ利益の持続的な成長を推進しております。

2024-26年度中期経営計画(「新中期経営計画」という。)では、基本的な考え方は2021-23年度中期経営計画「Re-connect 2023」(「前中期経営計画」という。)から変更はなく、ERMサイクル(利益・資本・リスク)を進化させ、資本循環経営の実践を通じた持続的な成長を目指してまいります。

資本循環経営とは、各事業会社の余剰資本やリスク削減によって解放された資本等を財源として、財務健全性を保ちつつ、より高い資本効率や成長性が見込まれる事業への資本投下や株主還元の充実等を通じてグループ資本効率を高めるとともに、資本・キャッシュ創出力を高める好循環経営を意味しております。具体的には、各事業会社から当社への配当金額については、経済価値ベースの財務健全性や各国の健全性規制・会計制約等、複数の視点や制約からストックとなるフリーキャッシュを割り出し、これに基づき決定する運営を行っております。また、資本の配賦・回収等は、個々の事業リスク特性等に応じた資本コストを設定した上で事業成果を評価し意思決定を行います。こうして創出されたフリーキャッシュ・フローを、全体最適なバランスで健全性確保、成長投資、株主還元に振り向けてまいります。

また、資本コストを安定的に上回る資本効率を目指し、修正ROE及びROEVを中長期的に引き上げる一方で、市場関連リスク削減等により資本コストを引き下げる取組みを行っております。具体的には、会計利益ベースの資本効率指標であるグループ修正ROEは、新中期経営計画期間中に10%への向上を目指しております。想定資本コストは、前中期経営計画開始時点では10%の自己認識であったところ、前中期経営計画期間において進捗した市場リスク削減に伴う資本コスト低減効果を反映した結果、現時点は9%と自己認識しております。EV対比の金利・株式リスク削減等を通じ新中期経営計画期間中に8%への低減を目指しております。

成長投資については、健全性のターゲット水準に応じて、今後はDX推進に向けて従来以上にデジタル等を中心とした「新規領域での探索」にフォーカスする一方、「既存領域の深化」では市場リスクが小さく保険リスクにフォーカスした案件を引き続き優先する等、事業ポートフォリオの拡大・分散につながる投資を行ってまいります。

株主還元については、利益に応じた毎期の安定配当として、過去3年平均のグループ修正利益に対する配当性向40%以上を実現することに加え、総還元性向の目安を中期平均50%とし、機動的・柔軟な追加還元を戦略的に検討・実施してまいります。また、中間配当を原則実施してまいります。

上記、資本循環経営の土台となる財務健全性を安定的に確保するため、現在の国内保険会社に対する健全性基準であるソルベンシー規制に加え、国際的な資本規制動向や2026年3月期から導入予定となっております経済価値ベースのソルベンシー規制も踏まえ、従来から資産・負債の時価評価を行う経済価値ベースの健全性指標である資本充足率(ESR)を導入しており、170%~200%をターゲット水準と位置付け、水準に応じた資本政策を柔軟に検討してまいります。財務健全性の強化に向けては市場関連リスクの削減に加え、財務格付に留意しつつ必要に応じて外部調達を活用することで、財務健全性の維持・向上を図ってまいります。

 

 

<資本循環経営のイメージ>

 

※画像省略しています。

 

②  資本政策の当連結会計年度における状況

当連結会計年度の1株当たり株主配当額は、前連結会計年度より27円増配113円とし、自己株式取得額は、上限1,000億円といたしました。また、グループ資本の充実や流動性確保に向けて、当社において2024年3月にシニアローンの借入(2,000億円)を実施しております。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、主に保険料等収入が増加したことにより、前期と比べて1兆1,298億円収入増の9,973億円の収入となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有価証券の取得による支出が増加したことにより、前期と比べて9,121億円支出増の6,016億円の支出となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、主に借入金の返済が減少したことにより、前期と比べて1,796億円支出減の1,457億円の支出となりました。

以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、期首から2,550億円増加し、2兆7,723億円(前連結会計年度末は2兆5,172億円)となりました。

 

(4)生産、受注及び販売の実績

当社グループの主たる事業である生命保険事業において、他の業態と異なり物品の生産や受注を行わない業務の特性により、本項における記載に該当する情報がないため記載しておりません。

 

 

(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります

当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に以下の重要な会計方針及び見積りが連結財務諸表に大きな影響を及ぼすと考えております。

 

① 金融商品の時価の算定方法

有価証券の一部及びデリバティブ取引は、時価法に基づいて評価しております。時価は、原則として市場価格に基づいて算定しておりますが、一部の有価証券及びデリバティブ取引については将来キャッシュ・フローの現在価値等に基づく合理的な見積りによっております

将来、見積りに影響する新たな事実の発生等により、見積り額は変動する可能性がありますなお、金融商品の時価の算定方法に係る基準は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(金融商品関係)の注記に記載のとおりであります。

 

② 有価証券の減損処理

売買目的有価証券以外の有価証券のうち、時価が著しく下落したものについては合理的な基準に基づいて減損処理を行っております

将来、株式市場の悪化等、金融市場の状況によっては多額の有価証券評価損を計上する可能性があります。なお、有価証券の減損処理に係る基準は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(有価証券関係)の注記に記載のとおりであります

 

③ 固定資産の減損処理

固定資産については、資産グループの回収可能価額が帳簿価額を下回った場合に、その差額を減損損失に計上しております

回収可能価額は、資産グループの時価から処分費用見込額を控除した正味売却価額と割引後将来キャッシュ・フローとして算定される使用価値のいずれか大きい方としていることから、将来、固定資産の使用方法を変更した場合又は不動産取引相場や賃料相場が変動した場合には、新たに減損損失が発生する可能性があります。なお、固定資産の減損処理に係る基準は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(連結損益計算書関係)の注記に記載のとおりであります

 

④ のれん及びその償却方法

連結貸借対照表の資産の部には「のれん」が計上されております。当該「のれん」は、他の企業又は事業を取得した場合、その取得に要した費用(取得原価)が受け入れた資産及び引き受けた負債に配分された純額を上回る場合に計上されるものであります。また、当該「のれん」の算定において用いられる取得に要した費用並びに受け入れた資産及び引き受けた負債の算定には一定の前提条件を置いており、見積りの要素を含んでおります

この「のれん」は、20年以内のその効果の及ぶ期間にわたって均等償却しております

なお、のれんの評価方法は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(重要な会計上の見積り)の注記に記載のとおりであります

 

⑤ 保有契約価値及びその償却方法

連結貸借対照表のその他の無形固定資産には「保有契約価値」が含まれております

「保有契約価値」とは、買収等で獲得したその買収時点で有効な保険契約及び投資契約に関して、そのキャッシュ・フローから得られる将来利益を現在価値として計算し、無形固定資産として計上するものであります。この「保有契約価値」の算定には見積りの要素を含んでおりますが、前提条件については毎期回復可能性テストを実施し、資産計上額の妥当性を判定した上で資産計上しております

「保有契約価値」は、その効果が及ぶと見積もられる期間にわたり、効果の発現する態様にしたがって償却しております

なお、保有契約価値の評価方法は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(重要な会計上の見積り)の注記に記載のとおりであります

 

⑥ 繰延税金資産の回収可能性の評価

繰延税金資産の回収可能性の判断に際して、将来の通算グループ全体の課税所得は事業計画に基づく将来予測に直近の業績見通しを反映し、合理的に見積っております

また、期末における将来減算一時差異の解消見込年度のスケジューリングに際して、個別に解消年度のスケジューリングをすることが実務上困難なものは、過去の税務上の損金の算入実績により合理的に見積もっております

繰延税金資産の回収可能性は、将来の通算グループ全体の課税所得の見積りに依存するため、将来、当社グループを取り巻く環境に大きな変更があった場合等、その見積り額が変動した場合は、繰延税金資産の回収可能性が変動する可能性があります

 

⑦ 貸倒引当金の計上基準

債権の貸倒れによる損失に備えるため、資産の自己査定基準及び償却・引当基準に則り、債務者の状況に応じ、回収不能見積り額を計上しております

将来、債務者の財務状況が悪化し支払い能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。なお、貸倒引当金の計上基準は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載のとおりであります

 

⑧ 支払備金の積立方法

保険契約に基づいて支払義務が発生したと認められる保険金等のうち、期末時点において支払いが行われていない、又は支払事由の報告を受けていないが支払事由が既に発生したと認められる保険金等について、支払備金として積み立てております。将来、新たな事実の発生等により、支払備金の計上額が変動する可能性があります。なお、既発生未報告支払備金(IBNR備金)の計算方法は、後記「第5 経理の状況1 連結財務諸表等(1) 連結財務諸表」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載のとおりであります。

 

⑨ 責任準備金の積立方法

保険契約に基づく将来における債務の履行に備えるため、責任準備金を積み立てております

責任準備金は各国の規制や会計基準に基づき、契約時等に定めた計算方法や計算前提等に基づく将来の予定キャッシュ・フローの見積りに基づき算出した額を積み立てております

なお、当該見積りと直近の実績が大きく乖離すること等により、将来の債務の履行に支障を来すおそれがあると認められる場合には、追加して責任準備金を積み立てる必要があることから、責任準備金に積み立て不足が生じていないかを検証するために、責任準備金の十分性を確認するテストを実施しております

なお、責任準備金の積立方法は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載のとおりであります

 

⑩ 退職給付債務及び退職給付費用

退職給付債務及び退職給付費用は、年金資産の期待運用収益率や将来の退職給付債務算出に用いる数理計算上の前提条件に基づいて算出しております

このため、実際の結果が前提条件と異なる場合や前提条件の変更が行われた場合には、将来の退職給付債務及び退職給付費用が変動する可能性があります。なお、退職給付債務等の計算の基礎に関する事項は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表」の(退職給付関係)の注記に記載のとおりであります

 

 

(参考1)当社グループの固有指標の分析

 

1 主要な固有指標

 

(1) 基礎利益

① 基礎利益

基礎利益とは生命保険本業における期間収益を示す指標の一つであります。当社グループの基礎利益は、当社、国内保険会社(第一生命保険株式会社、第一フロンティア生命保険株式会社、ネオファースト生命保険株式会社、アイペットホールディングス株式会社)の基礎利益、海外保険会社(Protective Life CorporationTAL Dai-ichi Life Australia Pty LtdPartners Group Holdings Limited、Dai-ichi Life Insurance Company of Vietnam, Limited、Dai-ichi Life Insurance (Cambodia) PLC.、Dai-ichi Life Insurance Myanmar Ltd.)の各国で生命保険本業における期間収益を示すために一般的に用いられる利益、関連会社の持分利益(税引前換算)等を合算し、グループの内部取引の一部を相殺すること等により算出しております。
  アイペットホールディングス株式会社を除く国内保険会社の場合、基礎利益は、保険契約者から受領した保険料等の保険料等収入、資産運用収益及び責任準備金戻入額等その他経常収益等で構成される基礎収益から、保険金等支払金、責任準備金等繰入額、資産運用費用、事業費及びその他経常費用等から構成される基礎費用を控除したものであります。アイペットホールディングス株式会社の場合、基礎利益は、税引前当期純利益から非支配株主に属する当期純利益(税引前換算)を控除したものであります。また、基礎利益に有価証券売却損益等の「キャピタル損益」と危険準備金繰入額等の「臨時損益」を加味したものが経常利益となります。
  海外保険会社の場合、基礎利益として、Protective Life Corporationの税引前営業利益、TAL Dai-ichi Life Australia Pty LtdPartners Group Holdings Limitedの基礎的な利益(税引前換算)、Dai-ichi Life Insurance Company of Vietnam, Limited、Dai-ichi Life Insurance (Cambodia) PLC.、及びDai-ichi Life Insurance Myanmar Ltd.の税引前利益を用いております。

 

② 順ざや額/逆ざや額

国内生命保険会社は、保険料を計算するにあたって、資産運用を通じて得られる収益を予め見込んで、その分保険料を割り引いて計算しております。この割引率を「予定利率」といい、市中金利水準等を勘案して設定しております。そのため、保険会社は、毎年割り引いた分に相当する金額(予定利息)等の負債コストを運用収益等で確保する必要があります。
  予定利息を実際の運用収益等でまかなえている状態を「順ざや」といい、まかなえていない状態を「逆ざや」といいます。
  当社グループの順ざや額/逆ざや額は、国内生命保険会社(第一生命保険株式会社、第一フロンティア生命保険株式会社、ネオファースト生命保険株式会社)の合算値であります。
 

<順ざや額/逆ざや額の算出方法>

 

順ざや額/逆ざや額 = ( 基礎利益上の運用収支等の利回り - 平均予定利率 )× 一般勘定責任準備金

 

・「平均予定利率」とは、予定利息の一般勘定責任準備金に対する利回りをいいます。

 

 

 

③ 基礎利益の算定方法の改正

2023年3月期より、経済的な実態の反映および保険会社間の取扱いに一貫性を持たせる観点から、基礎利益の算定方法が改正されております。主な改正項目は以下のとおりであります。

改正項目

改正内容

為替に係るヘッジコスト

基礎利益の算定に含める

投資信託の解約損益

基礎利益の算定から除外

有価証券償還損益のうち為替変動部分

再保険に

関する損益

既契約の出再に伴う損益

基礎利益以外の損益と対応する再保険に関する損益

 

 

(2) 責任準備金

国内生命保険会社の責任準備金は、生命保険会社が将来の保険金等の支払いを確実に行うために、保険料や運用収益等を財源として保険業法により積立てが義務付けられている準備金のことで、生命保険会社の負債の最も大きな部分を占めております。

国内生命保険会社については、保険業法に基づき責任準備金を積み立てており、「保険料積立金」、「未経過保険料」及び「危険準備金」で構成されております。

 

内容

保険料積立金

保険契約に基づく将来の債務の履行に備えるため、保険数理に基づき計算した金額をいいます。ただし、払戻積立金として積み立てる金額を除きます。

未経過保険料

未経過期間(保険契約に定めた保険期間のうち、決算期において、まだ経過していない期間をいいます。)に対応する責任に相当する額として計算した金額をいいます。ただし、払戻積立金として積み立てる金額を除きます。

危険準備金

保険契約に基づく将来の債務を確実に履行するため、将来発生が見込まれる危険に備えて計算した金額をいいます。

 

なお、責任準備金は事業年度末において要積立額を計算し、前事業年度末残高との差額を損益計算書に計上いたします。即ち、事業年度末の要積立額が前事業年度末残高を上回る場合にはその差額を責任準備金繰入額として経常費用の科目に計上し、事業年度末の要積立額が前事業年度末残高を下回る場合にはその差額を責任準備金戻入額として経常収益の科目に計上いたします(四半期会計期間末においても同様に計上いたします)。
  責任準備金の積立水準は、積立方式と計算基礎率によって決まります。保険業法において責任準備金の積立方式及び計算基礎率について定められております。
  海外生命保険会社については、各国の法令や規制等に基づき積み立てております。なお、連結される米国、豪州及びニュージーランドの生命保険会社の責任準備金については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)をご参照下さい。

 

(3) ソルベンシー・マージン比率

ソルベンシー・マージン比率とは、通常の予測を超えて発生するリスクに備えて「支払余力」がどの程度カバーされているかを示す行政監督上の指標の一つであります。具体的には、保険会社が抱える保険金等のお支払いに係るリスクや資産運用に係るリスク等、多様なリスクが通常の予測を超えて発生した場合、資本等の内部留保と有価証券含み益等の合計(ソルベンシー・マージン総額)で、これらのリスク(リスクの合計額)をどの程度カバーできているかを指数化したものであります。同比率の算出は、ソルベンシー・マージン総額をリスクの合計額で割り算して求め、同比率が200%以上であれば、健全性について一つの基準を満たしていることを示しております。

ソルベンシー・マージン比率 =

ソルベンシー・マージン総額

 × 100(%)

リスクの合計額 × 1/2

 

 

 

(4) 実質純資産額

実質純資産額とは、貸借対照表の資産を基礎として計算した額(有価証券・不動産等について一定の時価評価を行ったもの)から負債の部に計上されるべき金額を基礎として計算した額(負債の額から価格変動準備金・危険準備金等の額を差し引いた額)を控除した金額を言い、保険会社の健全性の状況を示す行政監督上の指標の一つであります。金融庁による早期是正措置において、実質的な債務超過の判定基準として用いられる額であります。

 

 

2 当社グループの固有指標の分析

(1) 基礎利益

① 基礎利益

当社グループの基礎利益は、前事業年度比で1,609億円増加し、5,251億円(前期比44.2%増)となりました。第一生命において、新型コロナウイルス関連の給付金支払いが大幅に減少したこと等に伴い保険関係損益が改善したことが主な要因であります

 

② 順ざや額/逆ざや額

当社グループの順ざや額(国内グループ生命保険会社合算値)は、第一生命において、為替ヘッジ付外貨建債券の残高削減により利息・配当金等収入が減少したこと等に伴い、前事業年度に比べ268億円減少し、924億円(前期比22.5%減)となりました。

 (注)第一生命、第一フロンティア生命、ネオファースト生命の合算値であります。
 

(2) 連結ソルベンシー・マージン比率

当社グループの連結ソルベンシー・マージン比率は、692.6%と前期比11.4ポイント減となりました。詳細については、以下のとおりであります。

 

 

(単位:億円)

 

項目

前事業年度末
(2023年3月31日)

当事業年度末
(2024年3月31日)

ソルベンシー・マージン総額(A)

59,751

70,464

資本金等*1

12,798

12,093

価格変動準備金

3,055

3,243

危険準備金

7,007

6,909

異常危険準備金

54

65

一般貸倒引当金

15

32

(その他有価証券評価差額金(税効果控除前)・繰延ヘッジ損益(税効果控除前))×90%(マイナスの場合100%)

9,947

21,615

土地の含み損益×85%(マイナスの場合100%)

3,784

3,887

未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の合計額

323

1,633

全期チルメル式責任準備金相当額超過額

23,059

23,452

負債性資本調達手段等

9,237

9,237

全期チルメル式責任準備金相当額超過額及び負債性資本調達手段等のうち、マージンに算入されない額

△7,320

△7,403

少額短期保険業者に係るマージン総額

0

0

控除項目

△2,855

△4,832

その他

644

528

リスクの合計額

※画像省略しています。

(B)

 

 

16,971

20,344

保険リスク相当額          R1

1,661

1,605

一般保険リスク相当額        R5

148

230

巨大災害リスク相当額        R6

17

17

第三分野保険の保険リスク相当額   R8

1,882

1,816

少額短期保険業者の保険リスク相当額 R9

0

0

予定利率リスク相当額        R2

2,074

2,178

最低保証リスク相当額        R7

*2

 

 

746

774

資産運用リスク相当額        R3

13,350

16,609

経営管理リスク相当額        R4

397

464

ソルベンシー・マージン比率

(A)

×100

(1/2)×(B)

 

704.1%

692.6%

 

*1 社外流出予定額及びその他の包括利益累計額等を除いております。

*2 標準的方式を用いて算出しております。

 

(注) 上記は、保険業法施行規則第210条の11の3、第210条の11の4及び平成23年金融庁告示第23号の規定に基づいて算出しております。

 

3 第一生命保険株式会社の固有指標の分析

 

(1) 基礎利益

① 基礎利益

生命保険本業における期間収益を示す指標の一つである基礎利益は、前事業年度に比べ738億円増加し、3,310億円(前事業年度比28.7%増)となりました。これは、主に新型コロナウイルス関連の給付金支払いが大幅に減少したことに伴い保険関係損益が改善したことによるものであります。詳細については、後記「(参考3)第一生命保険株式会社の一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報 3. 経常利益等の明細(基礎利益)」をご参照下さい。
 

② 順ざや額/逆ざや額

順ざや額は、為替ヘッジ付外貨建債券の残高削減に伴う利息・配当金等収入の減少等により、前事業年度に比べ318億円減少し、501億円(前事業年度比38.9%減)となりました。

 

<第一生命保険株式会社の順ざや額/逆ざや額>

 

(単位:億円)

 

2023年3月

2024年3月

順ざや額/逆ざや額(注)1

820

501

基礎利益上の運用収支等の利回り(%)

2.19

2.04

平均予定利率(%)

1.89

1.85

一般勘定責任準備金

268,724

266,209

 

(注)1 正値の場合は順ざや額

 

(2) 責任準備金

第一生命は、保険業法等で定められた基準に基づき、標準責任準備金対象契約については、平成8年大蔵省告示第48号に定める方式により責任準備金(標準責任準備金)を積み立て、それ以外の契約については「平準純保険料式」により責任準備金を積み立てており、法令上最も健全な積立方式を採用しております。

 

<個人保険及び個人年金保険の責任準備金の積立方式・積立率>

 

2023年3月期末

2024年3月期末

積立方式

標準責任準備金対象契約

標準責任準備金

標準責任準備金

標準責任準備金対象外契約

平準純保険料式

平準純保険料式

積立率(危険準備金を除く。)

100.0%

100.0%

 

 

2008年3月期より、健全性の更なる向上のために、高予定利率の終身保険のうち払込満了後契約等に対して、追加責任準備金の積立てを行っており、2023年3月期は687億円、2024年3月期は602億円の新規繰り入れを実施しております。

 

(3) ソルベンシー・マージン比率

保険金等の支払余力を示すソルベンシー・マージン比率は、865.0%となりました。また、第一生命保険株式会社の連結ソルベンシー・マージン比率は900.0%となりました。詳細については、後記「(参考3)第一生命保険株式会社の一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報 5. ソルベンシー・マージン比率」をご参照下さい。

 

(4) 実質純資産額

実質純資産額は、前事業年度末に比べ175億円増加し、6兆6,258億円(前事業年度末比0.3%増)となりました。

 

 

4 第一フロンティア生命保険株式会社の固有指標の分析

(1) 基礎利益

生命保険本業における期間収益を示す指標の一つである基礎利益は、金融市場環境の変化や新契約出再等に伴い外貨標準責任準備金の積増し負担が前事業年度に比べて減少したこと等による保険関係損益の改善を主な要因として、前事業年度に比べ315億円増加し、83億円となりました。詳細については、後記「(参考4)第一フロンティア生命保険株式会社の一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報 3. 経常利益等の明細(基礎利益)」をご参照下さい。

 

(2) 責任準備金

第一フロンティア生命においては、保険業法等で定められている基準に基づき、最も健全な積立方式である標準責任準備金を積み立てておりますが、販売好調に伴う保有契約増加や円安進展に伴う繰入額の増加等により、責任準備金は前事業年度末に比べ6,095億円増加し、8兆2,303億円(前事業年度末比8.0%増)となりました。

 

(3) ソルベンシー・マージン比率

ソルベンシー・マージン比率は、419.9%(前事業年度末は440.5%)となりました。詳細については、後記「(参考4)第一フロンティア生命保険株式会社の一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報 6. ソルベンシー・マージン比率」をご参照下さい。

 

(4) 実質純資産額

実質純資産額は、前事業年度末に比べ26億円減少し、2,261億円(前事業年度末比1.1%減)となりました。

 

 

(参考2)当社グループ及び主要子会社のEV

 

1 EVについて

EVとは、生命保険会社において株主に帰属する企業価値を表す指標の一つであります。

当社は、ヨーロピアン・エンベディッド・バリュー原則(EEV原則)に従い計算した第一生命グループのヨーロピアン・エンベディッド・バリュー(EEV)を開示してまいりましたが、このたび、2026年3月期末の新経済価値規制(J-ICS)導入に向け、2024年3月末より国内3社(第一生命、第一フロンティア生命、ネオファースト生命)については、新経済価値規制(J-ICS)導入に向けた新基準をベースとした測定方法に変更いたしました。なお、海外各社については前事業年度末から計算手法に変更はありません。

新経済価値規制(J-ICS)導入に向けた新基準をベースとしたEVは、経済価値ベースバランスシートの純資産から、諸調整したものとし、計測しております。

 

今回のグループEVの計算にあたり、各社のEV計測方法は下表のとおりとしております。

 

対象会社(事業)

計測手法

第一生命、第一フロンティア生命、

ネオファースト生命

新経済価値規制(J-ICS)導入に向けた新基準をベースとしたEV

TAL、プロテクティブの変額年金事業

EEV原則 市場整合的手法

プロテクティブの変額年金以外の事業

EEV原則 トップダウン手法

第一生命ベトナム、パートナーズ・ライフ

伝統的手法(TEV)

 

 

 

2 EV計算結果

(1)  グループEV(注)1

 

 

(単位:億円)

 

 

 

2023年3月

2024年3月

グループEV

70,742

88,921

修正純資産相当額

46,413

46,082

保有契約価値相当額

25,960

43,821

新契約価値(注)2

777

545

 

(注) 1  国内3社(第一生命、第一フロンティア生命、ネオファースト生命)について、2023年3月末の数値も、新経済価値規制(J-ICS)導入に向けた新基準をベースとして再計算しております。

   2  新契約価値とは、当年度中に獲得した新契約(保障見直し契約については正味増加分のみ)の契約獲得時点における価値(契約獲得に係る費用を控除した後の金額)を表したものであります。なお、前事業年度及び当事業年度の数値を記載しております。

 

 

 

(2)  主要子会社のEV

 

 

 

(単位:億円)

 

 

 

 

2023年3月

2024年3月

第一生命(注)1

EV

48,650

61,144

修正純資産相当額

34,523

35,653

保有契約価値相当額

14,126

25,490

新契約価値(注)3

△198

△54

第一フロンティア生命(注)1

EV

6,314

8,041

修正純資産相当額

1,481

1,763

保有契約価値相当額

4,832

6,278

新契約価値(注)3

437

472

ネオファースト生命(注)1

EV

1,509

1,514

修正純資産相当額

356

302

保有契約価値相当額

1,152

1,211

新契約価値(注)3

71

40

プロテクティブ(注)2

EV

7,611

9,475

修正純資産

4,854

5,243

保有契約価値

2,756

4,231

新契約価値(注)3

281

△40

TAL

EV

5,741

6,859

修正純資産

4,030

1,449

保有契約価値

1,711

5,410

新契約価値(注)3

47

74

第一生命ベトナム(注)2

EV

1,979

2,023

修正純資産

1,033

1,185

保有契約価値

945

838

新契約価値(注)3

138

46

パートナーズ・ライフ

EV

776

844

修正純資産

340

483

保有契約価値

435

360

新契約価値(注)3

0

6

 

(注) 1  2023年3月末の数値も、新経済価値規制(J-ICS)導入に向けた新基準をベースとして再計算しております。

   2  2022年12月末及び2023年12月末の数値を記載しております。ただし、新契約価値については、前事業年度(2022年1月1日から開始し、2022年12月31日に終了した事業年度)及び当事業年度(2023年1月1日から開始し、2023年12月31日に終了した事業年度)の数値を記載しております。

   3  前事業年度及び当事業年度の数値を記載しております。

 

 

 

 

 

(参考3)第一生命保険株式会社の一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報

 

参考として、第一生命保険株式会社の単体情報のうち、一般社団法人生命保険協会の定める決算発表様式に準ずる情報を以下のとおり記載しております。

 

1. 主要業績

(1) 保有契約高及び新契約高

①  保有契約高

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千件、億円、%)

 

 

区分

前事業年度末
2023年3月31日

当事業年度末
2024年3月31日

件数

前年度末比

金額

前年度末比

件数

前年度末比

金額

前年度末比

個人保険

22,270

102.9

732,067

94.3

22,424

100.7

695,092

94.9

個人年金保険

2,068

98.3

105,210

97.1

2,122

102.6

105,305

100.1

個人保険+個人年金

24,339

102.5

837,278

94.6

24,547

100.9

800,397

95.6

団体保険

-

-

493,418

98.6

-

-

484,369

98.2

団体年金保険

-

-

60,669

98.3

-

-

61,719

101.7

 

(注) 1 個人年金保険については、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金を合計したものであります。

2 団体年金保険については、責任準備金の金額であります。

3 2018年4月以降の複数の保険契約を組み合わせて加入している商品について、それぞれの保険契約を1件として記載しております。

 

②  新契約高

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千件、億円、%)

 

 

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日

件数

金額

新契約

転換による
純増加

前年度比

件数

金額

新契約

転換による
純増加

前年度比

個人保険

2,620

10,503

13,720

△ 3,216

-

2,046

16,573

14,710

1,862

157.8

個人年金保険

47

1,669

1,690

△ 21

59.6

149

5,509

5,539

△ 29

330.0

個人保険+個人年金

2,668

12,172

15,410

△ 3,237

5,245.7

2,196

22,083

20,250

1,833

181.4

団体保険

-

1,711

1,711

-

83.8

-

2,715

2,715

-

158.7

団体年金保険

-

20

20

-

3,995.1

-

0

0

-

0.2

 

(注) 1 件数は、新契約に転換後契約を加えた数値であります。

2 新契約・転換による純増加の個人年金保険の金額は年金支払開始時における年金原資であります。

3 新契約の団体年金保険の金額は第1回収入保険料であります。

4 2018年4月以降の複数の保険契約を組み合わせて加入している商品について、それぞれの保険契約を1件として記載しております。

 

 

(2) 年換算保険料

①  保有契約

 

 

 

 

(単位:億円、%)

 

 

区分

前事業年度末
2023年3月31日

前年度末比

当事業年度末
2024年3月31日

前年度末比

個人保険

14,645

96.7

14,086

96.2

個人年金保険

5,332

99.0

5,408

101.4

合計

19,977

97.3

19,494

97.6

うち医療保障・
生前給付保障等

7,019

99.0

6,904

98.4

 

 

②  新契約

 

 

 

 

(単位:億円、%)

 

 

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年度比

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

前年度比

個人保険

395

62.0

371

93.8

個人年金保険

66

61.9

204

307.1

合計

462

62.0

575

124.5

うち医療保障・
生前給付保障等

295

61.3

268

90.9

 

(注) 1 「年換算保険料」とは、1回当たりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年当たりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間で除した金額)。

2 「医療保障・生前給付保障等」には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障害を事由とするものは除く。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含む。)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。

3 「新契約」には転換純増分も含んでおります。

 

(参考) 個人保険・個人年金保険の解約・失効年換算保険料

 

 

(単位:億円)

 

 

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日

解約・失効年換算保険料

668

739

 

(注) 1 失効後復活契約を失効と相殺せずに算出しております。

2 主契約が継続している「減額」を除いております。

 

2. 一般勘定資産の運用状況

(1) 資産の構成

 

 

 

 

(単位:億円、%)

 

 

区分

前事業年度末
2023年3月31日

当事業年度末
2024年3月31日

金額

占率

金額

占率

現預金・コールローン

11,059

3.3

8,642

2.5

買現先勘定

-

-

-

-

債券貸借取引支払保証金

-

-

-

-

買入金銭債権

2,245

0.7

2,062

0.6

商品有価証券

-

-

-

-

金銭の信託

67

0.0

88

0.0

有価証券

270,120

81.6

286,314

82.6

公社債

170,750

51.6

179,328

51.7

株式

32,079

9.7

40,362

11.6

外国証券

59,302

17.9

54,003

15.6

公社債

44,547

13.5

37,428

10.8

株式等

14,754

4.5

16,575

4.8

その他の証券

7,989

2.4

12,619

3.6

貸付金

27,154

8.2

31,090

9.0

保険約款貸付

2,506

0.8

2,348

0.7

一般貸付

24,647

7.4

28,741

8.3

不動産

11,967

3.6

11,818

3.4

うち投資用不動産

9,122

2.8

9,010

2.6

繰延税金資産

910

0.3

-

-

その他

7,546

2.3

6,727

1.9

貸倒引当金

△ 33

△ 0.0

△ 39

△ 0.0

合計

331,038

100.0

346,705

100.0

うち外貨建資産

49,377

14.9

47,471

13.7

 

(注) 「不動産」については土地・建物・建設仮勘定を合計した金額を計上しております。

 

 

 

(2) 資産運用収益

 

 

 

 

(単位:億円、%)

 

 

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

金額

占率

金額

占率

利息及び配当金等収入

8,048

58.4

7,200

62.6

預貯金利息

23

0.2

4

0.0

有価証券利息・配当金

6,791

49.2

5,794

50.3

貸付金利息

417

3.0

556

4.8

不動産賃貸料

689

5.0

686

6.0

その他利息配当金

126

0.9

157

1.4

商品有価証券運用益

-

-

-

-

金銭の信託運用益

-

-

21

0.2

売買目的有価証券運用益

-

-

-

-

有価証券売却益

5,516

40.0

4,185

36.4

国債等債券売却益

1,724

12.5

393

3.4

株式等売却益

1,430

10.4

2,208

19.2

外国証券売却益

2,326

16.9

1,583

13.8

その他

35

0.3

-

-

有価証券償還益

187

1.4

82

0.7

金融派生商品収益

-

-

-

-

為替差益

-

-

-

-

貸倒引当金戻入額

-

-

-

-

投資損失引当金戻入額

-

-

0

0.0

その他運用収益

39

0.3

20

0.2

合計

13,792

100.0

11,510

100.0

 

 

 

(3) 資産運用費用

 

 

 

 

(単位:億円、%)

 

 

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

金額

占率

金額

占率

支払利息

97

1.6

87

1.8

商品有価証券運用損

-

-

-

-

金銭の信託運用損

0

0.0

-

-

売買目的有価証券運用損

-

-

-

-

有価証券売却損

4,333

69.6

2,719

55.3

国債等債券売却損

216

3.5

502

10.2

株式等売却損

184

3.0

516

10.5

外国証券売却損

3,933

63.2

1,700

34.6

その他

-

-

-

-

有価証券評価損

37

0.6

32

0.7

国債等債券評価損

-

-

-

-

株式等評価損

26

0.4

24

0.5

外国証券評価損

10

0.2

7

0.1

その他

0

0.0

0

0.0

有価証券償還損

56

0.9

36

0.7

金融派生商品費用

169

2.7

991

20.2

為替差損

821

13.2

256

5.2

貸倒引当金繰入額

4

0.1

18

0.4

投資損失引当金繰入額

4

0.1

-

-

貸付金償却

0

0.0

7

0.1

賃貸用不動産等減価償却費

136

2.2

140

2.9

その他運用費用

562

9.0

628

12.8

合計

6,224

100.0

4,917

100.0

 

 

 

(4) 資産運用に係わる諸効率

①  資産別運用利回り

 

②  日々平均残高

 

 

 

 

(単位:%)

 

 

(単位:億円)

 

 

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

 

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

現預金・コールローン

△0.05

0.03

 

7,287

8,866

買現先勘定

△0.69

-

 

0

-

債券貸借取引支払保証金

-

-

 

-

-

買入金銭債権

2.38

1.73

 

2,325

2,325

商品有価証券

-

-

 

-

-

金銭の信託

△0.55

34.84

 

71

61

有価証券

2.62

2.31

 

266,085

252,260

うち公社債

2.42

1.35

 

171,875

175,561

うち株式

15.25

22.15

 

12,975

12,425

うち外国証券

0.95

1.73

 

73,621

53,330

公社債

△1.03

0.20

 

60,713

39,841

株式等

10.24

6.26

 

12,908

13,488

貸付金

1.44

1.40

 

26,210

28,238

うち一般貸付

1.13

1.14

 

23,606

25,802

不動産

2.86

2.56

 

8,955

9,222

一般勘定計

2.31

2.08

 

328,138

317,126

うち海外投融資

0.79

1.99

 

81,385

60,852

 

(注) 1 「運用利回り」は、分母を帳簿価額ベースの「日々平均残高」、分子を「経常損益中の資産運用収益 - 資産運用費用」として算出しております。

2 「海外投融資」には、円貨建資産を含んでおります。

 

③  売買目的有価証券の評価損益

 

 

 

 

(単位:億円)

 

 

区分

前事業年度末
(2023年3月31日)

当事業年度末
(2024年3月31日)

貸借対照表計上額

当期の損益に
含まれた評価損益

貸借対照表計上額

当期の損益に
含まれた評価損益

売買目的有価証券

67

△7

88

15

商品有価証券

-

-

-

-

金銭の信託

67

△7

88

15

 

 

 

④  有価証券の時価情報(売買目的有価証券以外の有価証券のうち時価のあるもの)

 

 

 

 

 

(単位:億円)

区分

帳簿価額

時価

差損益

うち差益

うち差損

前事業年度末(2023年3月31日)

 

 

 

 

 

 満期保有目的の債券

478

480

1

1

-

  公社債

478

480

1

1

-

  外国公社債

-

-

-

-

-

 責任準備金対応債券

149,095

154,534

5,439

13,071

7,631

  公社債

148,459

153,900

5,441

13,069

7,627

  外国公社債

636

634

△1

2

4

 子会社・関連会社株式

-

-

-

-

-

 その他有価証券

94,671

115,209

20,538

24,071

3,533

  公社債

20,628

21,812

1,183

1,343

159

  株式

12,133

31,607

19,474

19,648

174

  外国証券

53,778

53,572

△206

2,823

3,029

   公社債

45,011

43,911

△1,099

1,468

2,568

   株式等

8,767

9,660

893

1,355

461

  その他の証券

5,168

5,261

93

233

140

  買入金銭債権

2,252

2,245

△6

22

29

  譲渡性預金

710

709

△0

-

0

合計

244,245

270,224

25,979

37,145

11,165

 公社債

169,566

176,193

6,626

14,414

7,787

 株式

12,133

31,607

19,474

19,648

174

 外国証券

54,414

54,206

△207

2,825

3,033

  公社債

45,647

44,546

△1,101

1,470

2,572

  株式等

8,767

9,660

893

1,355

461

 その他の証券

5,168

5,261

93

233

140

 買入金銭債権

2,252

2,245

△6

22

29

 譲渡性預金

710

709

△0

-

0

 

当事業年度末(2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 満期保有目的の債券

-

-

-

-

-

  公社債

-

-

-

-

-

  外国公社債

-

-

-

-

-

 責任準備金対応債券

156,309

150,597

△5,712

8,123

13,835

  公社債

155,792

150,082

△5,710

8,123

13,833

  外国公社債

517

515

△1

0

1

 子会社・関連会社株式

-

-

-

-

-

 その他有価証券

89,845

122,168

32,322

34,589

2,267

  公社債

22,602

23,535

933

1,185

252

  株式

11,437

39,877

28,440

28,481

40

  外国証券

43,974

46,535

2,561

4,276

1,714

   公社債

36,382

36,911

528

2,003

1,475

   株式等

7,592

9,624

2,032

2,272

239

  その他の証券

8,846

9,246

400

624

223

  買入金銭債権

2,075

2,062

△12

22

35

  譲渡性預金

910

909

△0

-

0

合計

246,155

272,766

26,610

42,713

16,102

 公社債

178,395

173,618

△4,777

9,308

14,085

 株式

11,437

39,877

28,440

28,481

40

 外国証券

44,491

47,051

2,559

4,276

1,716

  公社債

36,899

37,426

527

2,004

1,477

  株式等

7,592

9,624

2,032

2,272

239

 その他の証券

8,846

9,246

400

624

223

 買入金銭債権

2,075

2,062

△12

22

35

 譲渡性預金

910

909

△0

-

0

 

(注)1 本表には、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含んでおります。

 2 市場価格のない株式等および組合等は本表から除いております。

 

 

・市場価格のない株式等および組合等の帳簿価額は以下のとおりであります。

 

 

 

(単位:億円)

 

 

区分

前事業年度末
(2023年3月31日)

当事業年度末
(2024年3月31日)

子会社・関連会社株式

2,085

2,613

その他有価証券

5,606

6,937

国内株式

401

376

外国株式

90

104

その他

5,114

6,456

合計

7,691

9,551

 

(注) 1 本表には、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含んでおります。

 2 市場価格のない株式等及び組合等のうち、外国証券の為替を評価した差損益は以下のとおりであります。

    (前事業年度末:562億円、当事業年度末:1,193億円)

 

 ⑤  金銭の信託の時価情報

 

 

 

 

 

(単位:億円)

区分

貸借対照表
計上額

時価

差損益

うち差益

うち差損

前事業年度末
2023年3月31日

67

67

△2

14

17

当事業年度末
2024年3月31日

88

88

20

27

6

 

(注) 1 本表記載の時価相当額の算定は、金銭の信託の受託者が合理的に算定した価格によっております。

2 差損益には金銭の信託内で設定しているデリバティブ取引に係る差損益も含んでおります。

・満期保有目的、責任準備金対応、その他の金銭の信託については、前事業年度末、当事業年度末ともに残高はありません。

 

3. 経常利益等の明細(基礎利益)

 

 

(単位:億円)

 

 

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

基礎収益(注)1

36,571

36,762

保険料等収入

22,968

22,898

資産運用収益

8,275

8,830

うち利息及び配当金等収入

8,048

7,200

その他経常収益

5,326

4,976

その他基礎収益(a)

-

56

基礎費用

34,000

33,452

保険金等支払金

24,513

25,224

責任準備金等繰入額

229

84

資産運用費用

1,333

911

事業費

3,954

3,851

その他経常費用

2,472

2,499

その他基礎費用(b)

1,496

881

基礎利益              A

2,571

3,310

キャピタル収益

6,964

5,088

金銭の信託運用益

-

21

売買目的有価証券運用益

-

-

有価証券売却益

5,516

4,185

金融派生商品収益

-

-

為替差益

-

-

その他キャピタル収益(c)

1,447

881

キャピタル費用

5,362

4,055

金銭の信託運用損

0

-

売買目的有価証券運用損

-

-

有価証券売却損

4,333

2,719

有価証券評価損

37

32

金融派生商品費用

169

991

為替差損

821

256

その他キャピタル費用(d)

-

56

キャピタル損益(注)1        B

1,601

1,032

キャピタル損益含み基礎利益   A+B

4,172

4,342

臨時収益

49

562

再保険収入

-

-

危険準備金戻入額

-

270

個別貸倒引当金戻入額

-

-

その他臨時収益(注)2

49

292

臨時費用

687

992

再保険料

-

-

危険準備金繰入額

-

-

個別貸倒引当金繰入額

△8

△0

特定海外債権引当勘定繰入額

-

-

貸付金償却

0

7

その他臨時費用(注)3

695

985

臨時損益              C

△637

△429

経常利益          A+B+C

3,535

3,913

 

(注) 1 その他臨時収益には、投資損失引当金戻入額(当事業年度:0億円)、払込満了後終身保険出再に係る再保険料の調整額(過年度出再分)(前事業年度:49億円)及び払済終身保険出再に伴う責任準備金取崩額(当事業年度:292億円)を記載しております。

2 その他臨時費用には、投資損失引当金繰入額(前事業年度:4億円)、保険業法施行規則第69条第5項の規定により責任準備金を追加して積み立てた金額(前事業年度:690億円、当事業年度:605億円)及び払済終身保険出再に係る再保険料(当事業年度:379億円)を記載しております。

 

 

(参考)

その他基礎収益等の内訳

 

 

(単位:億円)

 

区分

前事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

当事業年度

(自 2023年4月1日

 至 2024年3月31日)

その他基礎収益(a)

-

56

 

マーケット・ヴァリュー・アジャストメントに係る解約返戻金額の影響額

-

-

 

外貨建て保険契約に係る市場為替レート変動の影響額

-

56

 

為替に係るヘッジコスト

-

-

 

投資信託の解約損益

-

-

 

有価証券償還損益のうち為替変動部分

-

-

その他基礎費用(b)

1,496

881

 

マーケット・ヴァリュー・アジャストメントに係る解約返戻金額の影響額

0

0

 

外貨建て保険契約に係る市場為替レート変動の影響額

15

-

 

為替に係るヘッジコスト

837

692

 

投資信託の解約損益

463

142

 

有価証券償還損益のうち為替変動部分

131

46

 

払込満了後終身保険出再に係る再保険料の調整額
(過年度出再分)

49

-

①基礎利益への影響額            (a)-(b)

△1,496

△825

その他キャピタル収益(c)

1,447

881

 

マーケット・ヴァリュー・アジャストメントに係る解約返戻金額の影響額

0

0

 

外貨建て保険契約に係る市場為替レート変動の影響額

15

-

 

為替に係るヘッジコスト

837

692

 

投資信託の解約損益

463

142

 

有価証券償還損益のうち為替変動部分

131

46

その他キャピタル費用(d)

-

56

 

マーケット・ヴァリュー・アジャストメントに係る解約返戻金額の影響額

-

-

 

外貨建て保険契約に係る市場為替レート変動の影響額

-

56

 

為替に係るヘッジコスト

-

-

 

投資信託の解約損益

-

-

 

有価証券償還損益のうち為替変動部分

-

-

②キャピタル損益への影響          (c)-(d)

1,447

825

 

 

 

4. 保険業法に基づく債権の状況

 

 

(単位:億円、%)

 

 

区分

前事業年度末
(2023年3月31日)

当事業年度末
(2024年3月31日)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

0

0

危険債権

25

25

三月以上延滞債権

-

-

貸付条件緩和債権

-

-

小計 ①

26

26

(対合計比)①/②

(0.05)

(0.05)

正常債権

51,824

55,992

合計 ②

51,850

56,019

 

(注) 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始又は再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権であります。

2 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権であります。(注1に掲げる債権を除く。)

3 三月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三月以上遅延している貸付金であります。(注1及び2に掲げる債権を除く。)

4 貸付条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸付金であります。(注1から3に掲げる債権を除く。)

5 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、注1から4までに掲げる債権以外のものに区分される債権であります。

 

 

5. ソルベンシー・マージン比率

 

 

 

(単位:億円)

 

項目

前事業年度末
(2023年3月31日)

当事業年度末
(2024年3月31日)

ソルベンシー・マージン総額(A)

55,222

65,586

資本金等*1