売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

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労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

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最終更新:

E04691 Japan GAAP

売上高

51.9億 円

前期

49.4億 円

前期比

105.0%

時価総額

57.6億 円

株価

4,100 (03/28)

発行済株式数

1,404,000

EPS(実績)

365.42 円

PER(実績)

11.22 倍

平均給与

550.9万 円

前期

543.9万 円

前期比

101.3%

平均年齢(勤続年数)

48.0歳(12.0年)

従業員数

160人

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社は、保険代理店業務、賃貸不動産の運営・管理、不動産の売買・仲介、飼料生産、乳牛の飼育、搾乳生乳・乳製品の製造・販売及びレストラン・観光施設の運営、ゴルフ場の運営など4つの事業活動を展開しております。

 当社の事業に係る位置付けは次のとおりであります。

なお、次の4部門は第5[経理の状況] 1[財務諸表等] (1)[財務諸表] [注記事項]に掲げるセグメントの区分と同一であります。

保険事業    当社の保険事業本部が自動車保険、火災保険等の損害保険代理店業務、終身・定期及びがん保険を主とする生命保険募集業務を行っております。

不動産事業   当社の不動産事業本部が当社所有ビルを中心とした不動産賃貸業、不動産の売買・仲介を行っております。
 また、千本松地区において太陽光発電事業者に対し土地の賃貸を行っております。

千本松牧場   当社の保有する千本松牧場において、原乳の生産から乳製品の製造・販売まで一貫して行うとともに、観光牧場としてレストラン、アミューズメント施設等の産業観光施設の運営等を行っております。

ゴルフ事業   当社のゴルフ事業本部がホウライカントリー倶楽部及び西那須野カントリー倶楽部の運営を行っております。

 

 事業系統図は次のとおりであります。

※画像省略しています。

23/12/22

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性から、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。

当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5[経理の状況] 1[財務諸表等] (1)[財務諸表] [注記事項]に記載しております。

財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5[経理の状況] 1[財務諸表等] (1)[財務諸表] [注記事項](重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

 

(2)経営成績の状況

当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に関してウィズコロナの新たな段階へ移行し、個人消費、企業収益ともに持ち直しが見られた一方、世界的な金融引締めや中国経済の先行き懸念等、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなり、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等から、不透明な状況が続きました。

このような状況下、当社は各事業がそれぞれの特性に応じた施策の推進に努めました。

当事業年度の経営成績は、営業収益につきましては、不動産事業、千本松牧場、ゴルフ事業は前期を上回りましたが、保険事業は前期を下回り、全体では5,185百万円(前期比247百万円増)と前期比増収となりました。営業総利益につきましては、不動産事業、千本松牧場、ゴルフ事業は前期を上回りましたが、保険事業は前期を下回り、全体では1,217百万円(前期比108百万円増)と前期比増益となりました。一般管理費は689百万円(前期比25百万円増)と前期を上回り、営業利益は527百万円(前期比83百万円増)と前期比増益となりました。営業外収益にゴルフ会員権消却益201百万円(前期比17百万円減)を計上したことを主因に、経常利益は744百万円(前期比62百万円増)、当期純利益は513百万円(前期比42百万円増)となりました。

 

セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。

① 保険事業

お客様とのリレーションを深めつつ、様々なリスクマネジメントのご要望に応じた保険商品のご提案を行う等、お客様に寄り添ったコンサルティングを推進しました。営業収益は、生命保険分野は新たなご契約を数多くいただき増加しましたが、損害保険分野は期日を迎える保険契約の減少を主因に更改が減少し、全体で1,151百万円(前期比36百万円減)となりました。営業原価は適正な経費コントロールにより前期を下回り、営業総利益は417百万円(前期比15百万円減)となりました。

② 不動産事業

テナント様・入居者様に安心・安全かつ快適な空間のご提供に努め、所有不動産の入居率はほぼ満室状態で安定的に推移し、営業収益は1,211百万円(前期比5百万円増)となりました。営業原価は水道光熱費の増加に加え、環境負荷を軽減する省エネ型空調機器への更新等も行いましたが、その他経費の見直しにより前期を下回り、営業総利益は736百万円(前期比9百万円増)となりました。

③ 千本松牧場

新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かう中、全国旅行支援の効果、団体のお客様への誘客強化や各種メディアを通じた牧場プロモーションへの一層の取り組み等により、観光施設へのご来場者数は前年を上回りました。

施設内では、千本松ルネサンスへの取り組みの一環として「どうぶつふれあい広場」の充実やプライベートドッグランの新設、季節感あふれるウォールアート装飾等を行い、売店ではThe PURE MILK Ice-cream、ミルクチーズケーキ、バタークッキー、リコッタチーズ等の自社製品を新たに発売する等、引き続きご来場者様に安心・安全にお楽しみいただける牧場づくりに努め、観光施設は前期比増収となりました。また、ジョイフル本田千葉ニュータウン店(千葉県印西市)に牧場外では4店舗目となるソフトクリームショップを新たにオープンし、多くのお客様からご好評をいただいております。外販営業は地元量販店、ギフト商社向けが伸長し、前期比増収となりました。酪農は搾乳牛の累計頭数、搾乳量ともに増加し、前期比増収となりました。

この結果、営業収益は全体で1,993百万円(前期比230百万円増)となりました。営業原価は変動費の増加を主因に前期比増加し、営業総利益は75百万円(前期比93百万円改善)となりました。

 

④ ゴルフ事業

ゴルフ場の基盤であるコースコンディションにつきましては、ご来場者様からたくさんのお褒めの言葉をいただいておりますが、今夏には猛暑の影響もあったことから、維持向上に力を尽くしました。

宿泊プランや地元向けプランの充実、レディースデーの拡充、首都圏や地元の法人のお客様を中心としたプロモーション等で、より多くの方にご来場いただけるよう努め、ご来場いただいた皆様に快適にお過ごしいただけるよう、接遇の向上、クラブハウス売店でのお得なセット販売、お食事の楽しみが増すメニュー開発や食味改善等に取り組みました。

6月には、昨年、一昨年に続き西那須野カントリー倶楽部で男子プロトーナメントが開催され、美しくエキサイティングなコースとして参加の男子プロから高くご評価いただくとともに、ネット配信等を通じて、我が国有数のゴルフ場としてのブランド力を更に向上させることができました。

これに加えて、テレビで放映される多くのゴルフ番組の舞台として当社ゴルフ場を提供することで、認知度の一層の向上に努めました。

この結果、ご来場者は前期を上回り、営業収益は827百万円(前期比48百万円増)となりました。営業原価は、ご来場者数の増加に伴う変動費の増加及び料金高騰に伴う水道光熱費の増加を主因に前期を上回り、営業総損失は12百万円(前期比21百万円改善)となりました。

 

(3)財政状態の状況

(資産)

当事業年度末の流動資産は3,782百万円となり、前期比148百万円減少しました。これは主に現金及び預金が減少したことによるものです。固定資産は15,071百万円となり、前期比124百万円増加しました。これは主に投資有価証券の増加によるものです。

この結果、総資産は、18,853百万円となり、前期比23百万円減少しました。

(負債)

当事業年度末の流動負債は1,240百万円となり、前期比14百万円減少しました。これは主に未払金の減少によるものです。固定負債は8,508百万円となり、前期比517百万円減少しました。これは主にゴルフ会員権買取等により長期預り保証金が減少したことによるものです。

この結果、負債合計は、9,749百万円となり、前期比531百万円減少しました。

(純資産)

当事業年度末の純資産合計は9,104百万円となり、前期比507百万円増加しました。これは主に当期純利益の計上によるものです。

 

(4)キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物は、前期比208百万円減少し、2,492百万円となりました。

当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

税引前当期純利益708百万円を主因に657百万円の収入(前期は620百万円の収入)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

有形固定資産の取得による支出△527百万円を主因に502百万円の支出(前期は429百万円の支出)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

ゴルフ会員権買取等△153百万円、長期借入金の返済による支出△100百万円、配当金の支払い△76百万円等を主因に362百万円の支出(前期は477百万円の支出)となりました。

 

キャッシュ・フロー関連指標の推移

 

2021年9月期

2022年9月期

2023年9月期

自己資本比率(%)

42.7

45.5

48.3

時価ベースの自己資本比率(%)

22.8

22.1

24.4

キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)

3.5

4.8

4.3

インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)

28.4

20.6

22.5

(注)自己資本比率:自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い

キャッシュ・フローは、キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いは、キャッシュ・フロー計算書の利息支払額を使用しております。

 

当社は、事業運営上必要な運転資金や設備資金等の調達につきましては、内部資金または金融機関からの借入により調達することを基本としております。

 

(5)生産、受注及び販売の実績

 a.生産実績

当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

なお、保険事業・不動産事業・ゴルフ事業については生産を行っておりません。

セグメントの名称

当事業年度

(自  2022年10月1日

    至  2023年9月30日)

前年同期比(%)

千本松牧場(千円)

555,724

107.3

(注)上記金額は、製造原価により表示しております。

 

 b.受注実績

当事業年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高 (千円)

前年同期比(%)

受注残高 (千円)

前年同期比(%)

千本松牧場

362,981

110.2

1,812

148.8

(注)上記金額は、販売価格により表示しております。

 

 c.販売実績

当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当事業年度

(自  2022年10月1日

    至  2023年9月30日)

前年同期比(%)

保険事業(千円)

1,151,989

96.9

不動産事業(千円)

1,211,732

100.5

千本松牧場(千円)

1,993,791

113.1

ゴルフ事業(千円)

827,999

106.2

合計(千円)

5,185,512

105.0

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。

2 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

相手先

前事業年度

(自 2021年10月1日

至 2022年9月30日)

当事業年度

(自 2022年10月1日

至 2023年9月30日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

三井住友海上火災保険株式会社

644,996

13.1

569,221

11.0