売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E02759 Japan GAAP

売上高

160.3億 円

前期

161.2億 円

前期比

99.4%

時価総額

47.0億 円

株価

465 (01/09)

発行済株式数

10,116,917

EPS(実績)

11.57 円

PER(実績)

40.20 倍

平均給与

610.8万 円

前期

604.6万 円

前期比

101.0%

平均年齢(勤続年数)

46.3歳(22.0年)

従業員数

135人(連結:192人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社グループは、当社及び連結子会社3社により構成されており、木材及びその他の原料から製造された紙、紙加工品等の販売及びこれらに付随する紙、紙加工品等の物流、保管・紙加工業を行う「和洋紙卸売業」並びに不動産の売買、賃貸借、管理及び仲介を行う「不動産賃貸業」を主たる業務としております。

 当社グループの事業内容及び当社と連結子会社の当該事業にかかわる各社の位置付けは次のとおりであります。

 

(1)和洋紙卸売業

 当社及び連結子会社である株式会社辻和並びに平和紙業(香港)有限公司は和洋紙を販売しております。

 また、連結子会社である平和興産株式会社は、主として当社及び株式会社辻和の商品の物流、保管、紙加工業務並びに当社及び株式会社辻和以外の取引先についても物流・保管・紙加工業をおこなっております。

 

(2)不動産賃貸業

 当社は連結子会社である平和興産株式会社及び取引先に不動産賃貸をおこなっております。

 

 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 

※画像省略しています。

 

25/06/27

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績等の状況

<経営成績>

 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により、緩やかな回復基調で推移しておりますが、一方でウクライナ情勢の長期化、原燃料価格や物価の高騰、海外経済の減速懸念に加え、今後のアメリカの関税等政策動向や中東情勢等の影響により、景気全般の先行きは不透明な状況が続いております。

 紙パルプ業界におきましては、印刷・情報用紙の構造的な需要減少や原燃料価格高騰に伴う価格改定による需要の冷え込みは依然として続いており、紙・板紙での国内出荷量(日本製紙連合会発表値)は、前年実績を下回りました。

 このような中で当社グループは、和洋紙卸売セグメントにおいて、主力である高付加価値特殊紙の販売強化、需要の見込める高級パッケージや各種技術紙、機能紙分野への事業拡大を推進し、複数の新商品を開発上市、一定の成果を得ることができました。また、紙素材が木材由来のカーボンニュートラル性を持つバイオマスであり、脱炭素・脱プラスチック・SDGs等の社会要請に合致するという優位性を生かし、該当分野での新規商材開発を進めるとともに、展示会、商品説明会、SNS等を活用した情報発信に注力し、ブランドの認知拡大と新規需要、顧客の掘り起こしを強化してまいりました。さらに今年度より、取扱商材の新たな価値創造、市場開拓、新事業開発を目的とした事業開発部門を設置し、その動きの中で、強みである特殊紙分野での知見を活かしながら、紙素材のみならず紙周辺の特殊素材への事業エリアの拡大を図っています。

 不動産賃貸セグメントでは、当社大阪事務所ビルの耐震補強およびリニューアル工事が完了、一部を賃貸事務所として運用する事業化を行っており、2025年度上半期の稼働を予定しています。

 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高160億32百万円(前期比0.6%減)、経常利益2億6百万円(前期比7.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1億17百万円(前期比14.2%減)となりました。

 

 当連結会計年度におけるセグメントごとの経営成績は、次のとおりです。なお、以下の数値はセグメント間の取引消去前となっております。

[和洋紙卸売業]

 和洋紙卸売業は、印刷・情報用紙分野での情報伝達媒体のデジタルシフトによる構造的な需要縮減の影響が大きく、全体での販売数量は減少しました。一方で各種技術紙、機能紙分野やファンシーペーパー、パッケージ用途での販売金額は堅調に推移、販売単価の上昇等もあり、売上高は166億45百万円(前期比0.5%減)、営業利益は物流その他各種コストの上昇も影響し、1億21百万円(前期比13.8%減)となりました。

[不動産賃貸業]

 不動産の売買、賃貸借、管理及び仲介で構成される不動産賃貸業は、子会社の平和興産㈱が倉庫業務を新規に受託したことにより賃料収入が増加し、売上高は25百万円(前期比35.3%増)、営業利益は19百万円(前期比23.9%増)となりました。

<財政状態>

[資産]

 資産合計は、179億71百万円(前期比8億63百万円減)となりました。

 流動資産の減少(前期比9億48百万円減)は、現金及び預金1億65百万円の減少、受取手形及び売掛金5億16百万円の減少、電子記録債権2億85百万円の減少が主な要因となっております。

 固定資産の増加(前期比85百万円増)は、リース資産62百万円、投資有価証券2億22百万円、長期預金3億円が減少しましたが、建物及び構築物6億64百万円の増加が主な要因となっております。

[負債]

 負債合計は、80億54百万円(前期比6億81百万円減)となりました。

 流動負債の減少(前期比5億73百万円減)は、支払手形及び買掛金の減少7億71百万円が主な要因となっております。

 固定負債の減少(前期比1億8百万円減)は、リース債務の減少57百万円、繰延税金負債の減少52百万円が主な要因となっております。

 

[純資産]

 純資産合計は、99億16百万円(前期比1億81百万円減)となりました。

 その他有価証券評価差額金の減少1億81百万円が主な要因となっております。

 

(参考)

当社単体の和洋紙卸売業の品目別の営業成績

品目別

前事業年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日)

当事業年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

増減率(%)

金額(百万円)

構成比

(%)

金額(百万円)

構成比

(%)

ファンシーペーパー

3,463

23.0

3,522

23.4

1.7

ファインボード

1,978

13.1

1,974

13.1

△0.2

高級印刷紙

3,578

23.7

3,523

23.4

△1.6

ベーシックペーパー

3,982

26.4

3,774

25.1

△5.2

技術紙

1,893

12.6

2,079

13.8

9.8

その他

184

1.2

156

1.2

△15.0

合計

15,080

100.0

15,031

100.0

△0.3

 

[ファンシーペーパー]

 多様な色、表面性、風合いを持つ高付加価値特殊紙のファンシーペーパーは、販売促進活動の継続効果と、パッケージや商業印刷用途が堅調に推移したことや、期間中の価格修正の影響があり、売上高は35億22百万円、前期比1.7%の増加となりました。

[ファインボード]

 ファンシーペーパーの厚物(板紙)であるファインボードは、食品・化粧品等の高級パッケージ、紙製品用途での販売は安定していましたが、商業印刷、広告物用途が減少し、売上高は19億74百万円、前期比0.2%の微減となりました。

[高級印刷紙]

 独自の風合いを持ち、通常の印刷用紙より高価格帯の高級印刷紙は、紙製品用途が堅調に推移しましたが、商業印刷用途や出版向けの販売がわずかに減少し、売上高は35億23百万円、前期比1.6%の減少となりました。

[ベーシックペーパー]

 上質紙、塗工紙、色上質紙等の印刷用紙、包装用紙、各種パッケージ向け板紙等で構成されるベーシックペーパーは、紙器用途が堅調に推移しましたが、商業印刷用途や海外販売が減少したことで、売上高は37億74百万円、前期比5.2%の減少となりました。

[技術紙]

 通常の紙にはない特殊機能が付与されている技術紙は、偽造防止用途での販売が減少しましたが、耐水撥水性機能紙の販売に加え、選挙需要等を背景に合成紙の販売が堅調に推移したことで、売上高は20億79百万円、前期比9.8%の増加となりました。

[その他]

 家庭紙、紙加工品、製紙関連資材等で構成される当区分では、ペーパータオル等家庭紙の販売及び製紙関連資材、紙加工品の販売が減少し、売上高は1億56百万円、前期比15.0%の減少となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて4億65百万円減少し、23億73百万円となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果得られた資金は2億60百万円(前期比112.3%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1億92百万円に減価償却費1億62百万円、売上債権の減少額8億1百万円の加算調整、仕入債務の減少額8億28百万円、法人税等の支払額48百万円の減算調整を行ったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果使用した資金は5億54百万円(前期比4,097.8%増)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出5億25百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動の結果使用した資金は1億71百万円(前期比50.2%減)となりました。これは主に、ファイナンス・リース債務の返済による支出93百万円、配当金の支払額1億13百万円によるものであります。

 

③生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

該当事項はありません。

b.受注実績

該当事項はありません。

c.販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

前期比(%)

和洋紙卸売業(千円)

16,022,101

99.4

不動産賃貸業(千円)

9,956

93.8

合計(千円)

16,032,057

99.4

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が10%以上の相手先がないため、記載を省略しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

<当連結会計年度の財政状態及び経営成績に関する認識及び分析・検討内容>

 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績等の状況」に記載のとおりであります。

<経営成績に重要な影響を与える要因>

 当社グループは「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、経営環境、事業の内容、事業体制等、様々なリスク要因が経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社は常に市場動向及び業界動向を注視しつつ、優秀な人材の確保及び適切な教育を実施するとともに、事業体制及び内部管理体制を強化し、社会のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因に対し適切な対応を行ってまいります。

<セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容>

 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績等の状況」に記載のとおりであります。

<経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等>

 当社グループは、安定的な収益基盤を構築するため、売上高、営業利益及び収益性を判断する観点から売上高営業利益率を重視しております。また、株主資本利益率(ROE)を重要な指標として位置づけ、総資産利益率(ROA)も意識しております。

 当連結会計年度においては、当初2024年5月13日の時点で、売上高が2024年3月期比4.2%増の168億円、営業利益が同4.4%増の1億65百万円と予想し、その達成に努めてまいりました。各種技術紙、機能紙分野やファンシーペーパー、パッケージ用途での販売金額は堅調に推移、販売単価の上昇等もあったものの、印刷・情報用紙分野での情報伝達媒体のデジタルシフトによる構造的な需要縮減の影響が大きく、全体での販売数量は減少し、売上高は160億32百万円と、計画比7億67百万円減(4.6%減)、営業利益については1億42百万円と、計画比22百万円減(13.5%減)となりました。

 なお、売上高営業利益率、株主資本利益率(ROE)及び総資産利益率(ROA)については、7ページに記載の「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

<キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容>

 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

<資本の財源及び資金の流動性>

(a)資本の財源

 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社グループの運転資金需要のうち主なものは商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。設備投資を目的とした資金需要は、主に倉庫等における機械装置等の固定資産購入によるものであります。運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としており、設備資金の調達につきましては、自己資金を基本としております。

 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は24億45百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は23億73百万円となっております。

 

(b)資本政策

 当社グループが創出したフリー・キャッシュ・フローについては、有事の際に機動的な対応がとれるよう備えつつも、平時においては手元資金の適正な範囲内で、成長投資と株主還元とをバランスよく保ちながら、分配することとしております。

 株主還元につきましては安定的な配当として中間配当と期末配当の年2回を基本方針としております。原則として、連結による損益を基礎とし、特別な損益の状態である場合を除き、中間配当と期末配当の年間2回配当を確実に実施することで、安定的・継続的な利益還元に努めていくこととしております。

 なお、2025年3月期の連結業績を踏まえ、期末配当は1株につき6円にとさせていただき、年間配当金は、1株につき12円といたしました。今後の市場回復傾向や、それに伴う業績の見通しを踏まえながらではございますが、株主の皆様に還元できるよう、努力してまいります。

 成長投資については、経営状況を判断しながら、さまざまな施策の優先順位を検討してまいります。大阪事務所ビルにおける耐震補強およびリニューアル工事が完了し、一部を賃貸事務所として運用する事業化を行っており、2025年度上半期の稼働を予定しています。また、特殊紙を中心とする紙の販売・流通を軸としたオーガニックな成長に加え、M&A等による成長機会に関しては、常時、情報を収集し、案件次第で検討してまいります。その際には、当社の事業領域との親和性に加え、事業成長性を重視した上で、成長投資としてキャッシュを一定量振り向ける準備もしてまいります。当社グループにおいては、引き続き利益成長を図りながらキャッシュの創出力を高め、資本コストと財務の柔軟性のバランスを考慮した適切な資本構成を維持していく考えです。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。