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最終更新:

E04165 Japan GAAP

売上高

91.8億 円

前期

89.0億 円

前期比

103.1%

3【事業の内容】

 当社の企業集団は、当社、子会社3社、関連会社1社で構成され、その営んでいる主要な事業内容は次の通りであります。

事業区分

当社・子会社・関連会社の事業における位置づけ等

自動車運送事業

当社は主に一般乗合旅客部門(路線バス)を担当し、南国交通観光㈱は主に一般貸切旅客部門(貸切バス)を担当し、南国タクシー㈱は主に一般乗用旅客部門(タクシー)を担当しております。

航空代理店事業

当社が営んでおります。

関連事業

当社が路外駐車場事業・不動産の所有管理事業及び賃貸業を営んでおり、南国交通観光㈱が当社の不動産を一部賃借しております。南国ライフケア㈱は介護サービス業を営んでおります。

 事業の系統図は、次の通りであります。

※画像省略しています。

 

25/12/26

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

1.経営成績等の概要

(1)経営成績

当期における当社を取り巻く環境は、コロナ禍からの経済活動の正常化やインバウンド需要の増加により緩やかな回復基調にあるものの、人件費や原材料・エネルギー価格の高騰による物価上昇に加えて、人手不足の深刻化など企業経営を取り巻く環境は依然として厳しい状況にありました。このような環境の中、自動車運送事業部門では、空港路線を主に旅行需要の回復により利用客が増加に転じ、また運賃価格の改定、ダイヤ改正による運行本数の見直しをおこない、収入も徐々に回復しました。航空事業部門の旅行部門においては、「大阪・関西万博」に関連する団体旅行や、企業団体の研修旅行などの受注が堅調に推移しました。空港部門においてもコロナ以前の運航便数に戻り、国際線も運航が再開され航空需要は徐々に回復傾向となりました。前述の経緯により、当社グループの営業収益は91億789万円(前連結会計年度比2億7,535万円増)、営業利益は4億2,136万円(前連結会計年度比2億1,480万円増)となりました。

 

セグメントの経営成績は次のとおりであります。

(業種別営業成績)

業種別

営業収益

 営業利益又は営業損失(△)

当連結会計年度

(R6.10~

R7.9)

前連結会計年度

(R5.10~

R6.9)

前年同期比

(%)

増減

当連結会計年度

(R6.10~

R7.9)

前連結会計年度

(R5.10~

R6.9)

前年同期比

(%)

増減

自動車運送事業

(千円)

5,552,416

5,387,112

103.06

165,304

57,158

△91,889

(ー)

149,047

航空代理店事業(千円)

3,150,887

2,963,923

106.30

186,964

235,068

124,797

188.36

110,271

関連事業(千円)

516,690

590,335

87.52

△73,645

125,382

171,004

73.32

△45,622

計(千円)

9,219,995

8,941,371

103.11

278,624

417,609

203,912

204.79

231,697

消去(千円)

△41,031

△37,765

(-)

△3,266

3,756

2,649

141.78

1,107

連結(千円)

9,178,964

8,903,605

103.09

275,359

421,366

206,561

203.97

214,805

 

①自動車運送事業

 乗合バスでは、減便など運行ダイヤの供給調整と人件費や燃料費等の運行コスト増加への対応として運賃改定を行いました。空港シャトルバスは、航空会社の運航便数の回復とともに利用客数も増加、高速バスにおいても割引キャンペーン等をおこない利用促進に努めました。

 貸切バス部門においては、クルーズ船の寄港の増加による観光者輸送、関西・大阪万博ツアーの催行もあり、収入の確保が順調に推移しました。

 以上により、事業部全体としての営業収益は55億5,241万円(前連結会計年度比1億6,530万円増)となり、営業利益は5,715万円(前連結会計年度比は1億4,904万円増)となりました。

②航空代理店事業

 旅行部門では、「大阪・関西万博」に関する団体旅行の取り込み、社員旅行など堅調に取り込むことができました。

 空港部門においてもANA・日本航空両部門ともに各社の運航便数がほぼコロナ以前にまで回復し、また国際線も運航が再開され航空需要は順調な回復傾向のなかで推移しました。以上により事業部全体の営業収益は31億5,088万円(前連結会計年度比1億8,696万円増)となり、営業利益につきましては、2億3,506万円(前連結会計年度比は1億1,027万円増)となりました。

③関連事業

 貸ビル事業においては、大型商業施設の安定した賃料収入確保にいたっており、有料駐車場事業においても利用台数が緩やかに増加しました。また商事事業につては昨年度の大型受注による反動もあり収入は減となりました結果、事業部全体の営業収益は5億1,669万円(前連結会計年度比7,364万円減)となり、営業利益につきましては、1億2,538万円(前連結会計年度比4,562万円減)となりました。

 

 

(2)キャッシュ・フロー

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、主な要因として投資有価証券の売却に

より、前連結会計年度末に比べ1億7,684万円増加し、当連結会計年度末に8億1,861万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、9億9,237万円(前連結会計年度は7億3,413万円)となりました。

これは主に営業収益の増加によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は1億5,141万円(前連結会計年度は3億1,270万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得によるものであります。

  (財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は6億6,411万円(前連結会計年度は2億2,867万円)となりました。

これは主に、定期預金及びリース債務の返済によるものであります。

生産、受注及び販売の実績

当社グループは、自動車運送事業、航空代理店業等を基幹としているため、セグメントごとに生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。

そのため、生産、受注および販売の実績については、「1.経営成績等の概要」における各セグメント経営成績に関連付けて示しております。

 

2.経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

   文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、「第5 経理の状況」「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおり、過去の実績や合理的な方法で処理しておりますが、実際の結果は見積りと異なる場合があります。

(2)当連結会計年度の財政状態の分析

当社グループの当連結会計年度の財政状態は、バス車両更新及び車内電子決済機器導入等を行った結果、総資産は143億7,510万円と前連結会計年度に比較し、1,381万円の増加となりました。

負債の部では、新規借入を抑制した結果、負債合計は、137億4,573万円と前連結会計年度に比較し、2億1,996万円の減少となりました。

純資産の部では、合計額6億2,936万円と前連結会計年度に比較し、2億3,377万円の増加となりました。

 

(3)当連結会計年度の経営成績の分析

当社グループの当連結会計年度の経営成績は、自動車運送業においては、乗務員不足が一段と進むなか、減便など運行ダイヤの供給調整と人件費や燃料費等運行コスト増加に伴う運賃改定を行いました。航空代理店事業における旅行部門では、「大阪・関西万博」関連の社員旅行など団体旅行の受注が堅調に推移しました。空港部門においては各航空各社の運航便数が徐々にコロナ以前にまで回復し、また国際線も運航が再開され航空需要は順調な回復傾向となり、営業収益は91億7,896万円と前連結会計年度に比較し、2億7,535万円(前連結会計年度比103.1%)の増加となりました。

営業利益においては、要員不足に対するバスの減便運行や人件費等コスト増加に伴う運賃改定がなされたことと、経費の圧縮に努めた結果、4億2,136万円と前連結会計年度に比較し2億1,480万円増となりました。経常利益におきましては、4億2,574万円と前連結会計年度に比較して1億7,188万円増となりました。

 

(4)当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
   キャッシュ・フローの状況については、1.経営成績等の概要に記載しております。

 

当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下のとおりであります。

 当社グループの財務運営の方針及び目的は、効率的な営業活動を心がけるとともに、資産の効率的な活用及び有利子負債の削減に努め、財務体質の改善・強化を図ることであります。当社グループでは、短期運転資金や借入金の返済は主に営業活動によるキャッシュ・フローを資金の源泉としております。また、投資設備や長期運転資金の調達につきましては金融機関からの借入れによっております。


(5)経営成績に重要な影響を与える要因について

当社グループを取り巻く経営環境は、少子高齢化の進展や環境問題への対応、各事業おける競争の激化、海外情勢の動向等、様々な要因によって左右されます。

これらの経営環境を踏まえて、当社グループでは「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に掲げた諸施策を着実に行う事で事業基盤の確保を図ってまいります。

(6)戦略的現状と見通し

  自動車運送事業においては、慢性的な乗務員不足、少子高齢化による人口減少に伴う需要の低下、情勢不安や円安による燃料費の高騰など取り巻く環境は依然厳しいものと思われます。これらに対処すべく、適切な運賃施策を策定し、運賃のキャッシュレス決済による支払いの推進など経済的持続性の確保に努めます。またEVバス等の導入の検討や、エネルギー効率の向上など環境への配慮した運行を強化し、乗務員の安全教育・健康管理教育を定期的に実施し、事故防止への取り組みや「運輸安全マネジメント」に基づく運行管理体制を強化し安全性の向上を図ります。

 また、航空代理店事業においては、世界情勢の不安、円安基調、原油価格の上昇など、今後も旅行業界を取り巻く社会環境は厳しいものと予想されます。こうしたなか、自治体と連携した地方創生事業として環境に配慮した旅行商品を提供するなど持続可能な事業を継続してまいります。空港部門においては航空需要の回復・増加による職員不足の解消が最重要課題となり、働き方改革、待遇改善そして新たな雇用体系の導入など推進し、働き方の多様性を組み合わせた人材確保に努めます。また基本である安全作業を遵守し変化する運航形態、生産量に沿った勤務体制の構築など柔軟に対応し、より一層の安全性とサービス品質、スキルの向上に努め信頼されるパートナーとしての関係を堅持します。

 関連事業においては、貸しビル事業、有料駐車場事業の施設の環境、設備の維持の努め、安定した収入確保の継続を図ります。また商事事業は住宅設備、事務機器販売にとどまらず新たな業種種別の拡大を図ります。

 

(7)経営者の問題認識と今後の方針について

  当社グループ経営陣は、現在のそれぞれの事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案し実行するよう努めております。

 当連結会計年度においては、これまで度重なる新型コロナ感染拡大により、バスや航空機利用客の減少、旅行需要の低迷など企業経営に長らく影響がおよびましたが、当期においては移動制限の緩和によりバスの利用需要、旅行需要、航空需要が回復傾向となりました。しかしながら不安定な世界情勢、人口減少、少子高齢化、今後も起こり得るかもしれない新たな感染症への不安など、先行きが不透明なことから当社を取り巻く環境は依然厳しいものが予想され、アフターコロナの時代変化に対応すべく、バスダイヤの効率化や収支を補う部門の事業改革を順次進めてまいります。そして当社グループにおきましては、これまで以上にお客様に「安全」「快適」「満足」を提供する安全輸送、安全作業を第一に、「企業価値の向上」「経営基盤の強化」「収益改善」を各事業部ともに会社全体で取り組みます。