E04639 Japan GAAP
前期
4.60億 円
前期比
110.5%
当社の主要な事業は、ゴルフ場の経営であり、18ホールズのゴルフコース並びにクラブハウス等の運営、維持管理に努め、利用者に快適なプレー環境を提供できるよう取り組んでおります。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
(1)経営成績
宮城県内のゴルフ場の入場者数はコロナ禍でも「三密にならないスポーツ」としてゴルフ場の人気は高く、年間(2022年1月~2022年12月宮城県ゴルフ連盟加盟ゴルフ場集計)で前年度比13,503人(1.29%)増加となりました。
このような環境の中、各種サービスデーの設定、新規オープンコンペの企画、倶楽部競技の活性化、顧客データ管理の有効活用を図り、入場者の確保に努めてまいりました。
上半期の入場者数は、東北女子アマチュア選手権大会等の開催による選手ならびに関係者の来場や、高いコースセッテングを評価する一般プレーヤーの来場により前事業年度上半期比1,959人の増加となりました。下半期の入場者数は、秋口の好天に恵まれたことや冬季間の降雪・降雨によるクローズが例年になく少なく10月、11月、12月と3月は過去最高となり前事業年度下半期比1,863人増加となりました。この結果、年間の入場者数は48,401人(前事業年度比3,822人増)となりました。
当事業年度における営業収益は508,328千円で前事業年度比48,250千円の増加となりました。これは主として入場者数が増加したことによるものであります。
営業費用は479,555千円で前事業年度比41,265千円の増加となりました。これは震災による修繕費、各種物価高騰、並びに人件費等の増加によるものであります。
この結果、営業利益は28,773千円(前事業年度6,984千円増)、経常利益は31,010千円(前事業年度7,768千円増)、当期純利益は21,264千円(前事業年度48,256千円増)となりました。
受注及び販売(入場者数及び営業日数・営業収入・プレー料金)の実績は、次のとおりであります。
①入場者数及び営業日数
②営業収入
③利用者のプレー料金(2023年3月31日現在)
基本料金 セルフ(税込) (単位:円)
キャディフィ(税込) (単位:円)
貸しクラブ・シューズ(税込) (単位:円)
当事業年度末の資産の部合計は、前事業年度末と比較して32,230千円増加し2,762,417千円となりました。この主な要因は現金及び預金の増加(前事業年度末比52,979千円増)によるものと有形固定資産の減少(前事業年度末比21,861千円減)、投資その他の資産の減少(前事業年度末比792千円減)によるものであります。
当事業年度末における負債の部の合計は、前事業年度末と比較して10,966千円増加し、468,585千円となりました。これは主に未払法人税等・未払消費税等の増加(前事業年度末比11,058千円増)によるものであります。
当事業年度末における純資産の部の合計は、前事業年度末と比較して21,264千円増加し、2,293,832千円(自己資本比率83.0%)となりました。これは当期純利益によるものであります。
(3) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動で64,883千円の獲得、投資活動で107,883千円の使用、財務活動で4,020千円を使用しました。
この結果、資金は47,020千円の減少となり、期末残高は252,897千円(前事業年度比15.6%減)となりました。
営業活動の結果、獲得した資金は70,781千円であり前事業年度比15,508千円増加となりました。これは主に営業収入の増加によるものであります。
当事業年度は、有形固定資産の取得による支出8,387千円、定期預金の預入による支出100,000千円などにより、前事業年度と比べ99,600千円の支出の増加となりました。
当事業年度は、リース債務の返済による支出3,620千円などにより、前事業年度と比べ1,308千円の支出の増加となりました。
(資本の財源及び資金の流動性に係る情報)
当社の資金は、主に売店販売用の仕入商品、レストラン用食材・飲料の仕入、芝管理に伴う肥料や消耗備品、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに設備の新設、改修等に支出されております。これらの必要資金は、自己資金により賄うことを基本方針としております。
なお、重要な資本的支出の予定はありません。
(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。