株式会社仙台カントリークラブ

サービス業ゴルフ場

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04639 Japan GAAP


 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 

(1) 経営成績

新型コロナウィルス感染症が感染症法上の「5類」へ移行したことに伴い、行動制限が緩和される一方で、急激な円安の進行等に伴うエネルギー価格の高騰及び諸物価の上昇が続き、依然として厳しい経営環境にあります。

ゴルフ場業界においては、ゴルフが「三密にならないスポーツ」として改めて注目され、入場者数は堅調に推移しておりましたが、行動制限緩和によるレジャーの多様化並びに7月以降の猛暑の影響等により、入場者数は減少傾向にあります。

このような環境の中、当社は各種サービスデーの設定、新規会員の増加推進等の営業活動を行い集客に努めて参りましたが、猛暑の影響等で入場者数は前年同期比で502人減少し23,135人となりました。

営業収益は250,598千円で前中間会計期間(246,615千円)と比較して、3,982千円増加しました。これは主として、昨今の物価上昇に対応して、若干の料金改訂を行ったことによるものであります。

営業費用は255,304千円で前中間会計期間(236,376千円)と比較して、18,927千円増加しました。これは主として人件費や光熱費ならび修繕費の増加によるものであります。

この結果、営業損失は4,705千円(前中間会計期間10,238千円の営業利益)、経常損失は3,500千円(前中間会計期間11,395千円の経常利益)、中間純損失は3,135千円(前中間会計期間7,184千円の中間純利益)となりました。

 

受注及び販売(営業日数・入場者数・営業収入)の実績は、次のとおりであります。

 

年度/区分

前中間会計期間
(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)

当中間会計期間
(自 2023年4月1日

至 2023年9月30日)

増減

営業日数(日)

181

182

1

入場者数

会員(人)

9,725

9,739

14

ビジター(人)

13,912

13,396

△516

合計(人)

23,637

23,135

△502

営業収入

ゴルフ場収入(千円)

224,916

231,716

6,800

年会費収入(千円)

12,299

12,582

283

手数料収入(千円)

9,400

6,300

△3,100

合計(千円)

246,615

250,598

3,982

 

 

 

 

(2) 財政状態

(資産の部)

資産の部合計は、2,755,716千円(前事業年度末比6,701千円減)となりました。

この主な要因は、現金預金(前事業年度末比16,682千円増)売掛金(前事業年度末比3,888千円増)前払費用(前事業年度末比6,117千円増)有形固定資産(前事業年度末比6,345千円減)投資その他の資産(前事業年度末比27,586千円減)によるものであります。

 

(負債の部)

負債の部合計は、465,019千円(前事業年度末比3,566千円減)となりました。主な要因は、未払費用(前事業年度末比1,606千円減)前受収益(前事業年度末比13,865千円増)預り金(前事業年度末比1,588千円減)未払法人税等(前事業年度末比7,823千円減)未払消費税(前事業年度末比4,878千円減)リース債務(前事業年度末比1,686千円減)によるものであります。

 

(純資産の部)

純資産の部合計は、2,290,696千円(前事業年度末比3,135千円減)となりました。これは中間純損失によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フロー

当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、16,682千円増加(前年同期は33,909千円の増加)し、当中間期末残高は269,580千円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、21,668千円(前年同期は36,086千円の収入)の支出となりました。これは主に営業収入262,020千円、原材料及び商品の仕入れによる支出23,206千円、人件費の支出133,078千円、その他の営業支出118,411千円、法人税等の支払8,995千円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、39,648千円(前年同期は735千円の支出)の収入となりました。これは有形固定資産の取得による支出10,343千円、有形固定資産の売却による収入250千円、保険積立の払戻による収入49,742千円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、1,296千円(前年同期は1,441千円の支出)の支出となりました。これは預り金の増加による収入390千円、リース債務の返済による支出1,686千円によるものであります。

 

(資本の財源及び資金の流動性に係る情報)

当社の資金は、主に売店販売用商品の仕入、レストラン用食材・飲料の仕入、芝管理に伴う肥料や消耗備品の購入、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに設備の新設、改修等に支出されております。これらの資金は、自己資金により賄うことを基本方針としております。

(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当中間会計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。