E04647 Japan GAAP
前期
1.33億 円
前期比
99.8%
当社は現在ゴルフ場の施設一切を貸与し賃貸料を徴収することを主要な事業としています。その貸与先は当社と同じ名称である「福岡カンツリー倶楽部」であり、ゴルフ場の経営は同倶楽部が行っています。同倶楽部は会員制であって、会員から選出された理事が理事会を組織して倶楽部を運営しています。
なお、当社及び福岡カンツリー倶楽部の経営組織の概要は、次のとおりであります。当社と福岡カンツリー倶楽部の経営組織は、両者が一体化して機能を果たすように構築されているため、福岡カンツリー倶楽部の経営組織をも含めて記載しております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
当社は福岡カンツリー倶楽部にゴルフ場施設を一括貸与し、その管理運営を委託することによる賃貸料収入を得ております。
当事業年度の営業収益は、倶楽部からのゴルフ場施設賃貸料132,720千円(前事業年度比272千円減少)となりました。
一方、営業費用は、減価償却費(前事業年度の倶楽部70周年記念事業に伴うクラブハウス改修工事等の大型設備投資の実施により)の増加等により129,963千円(前事業年度比2,166千円増加)となりました。
当事業年度の主な工事として、4番ホールフェアウェイ及びグリーン裏の排水設備改修工事、12番ホール、14番ホール及び17番ホールバンカー改修工事、クラブハウス3階空調設備更新工事等を実施いたしました。
以上の結果、当事業年度の業績は、営業利益は2,756千円(前事業年度比2,439千円減少)となり、経常損失は862千円(前事業年度比1,030千円減少)、当期純損失は1,921千円(前事業年度は当期純損失891千円)となりました。
資産合計は、1,460,710千円(前事業年度比12,119千円増加)となりました。
流動資産の減少(前事業年度比7,454千円減少)は、未収消費税等(前事業年度比6,194千円減少)と現金及び預金(前事業年度比2,436千円減少)の減少が主な要因であります。固定資産の増加(前事業年度比19,574千円増加)は、4番ホールフェアウェイ及びグリーン裏の排水設備改修工事、12番ホール、14番ホール及び17番ホールバンカー改修工事、クラブハウス3階空調設備更新工事等の設備投資67,773千円による増加と減価償却費44,917千円の計上による減少が主な要因であります。
(負債)
負債合計は、64,855千円(前事業年度比14,041千円増加)となりました。
流動負債の増加(前事業年度比24,041千円増加)は、短期借入金(前事業年度比15,000千円増加)と未払金(前事業年度比9,039千円増加)の増加が主な要因で、固定負債の減少(前事業年度比10,000千円減少)は、長期借入金の1年内返済予定の長期借入金への振替が要因であります。
(純資産)
純資産合計は、1,395,855千円(前事業年度比1,921千円減少)となりました。
純資産の減少は、当期純損失の計上によるものであります。
当事業年度末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ2,436千円減少して13,216千円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、減価償却費44,917千円を主な要因とし、57,916千円の収入(前事業年度は33,702千円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得により65,353千円の支出(前事業年度は112,895千円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の借入により、5,000千円の収入(前事業年度は40,000千円の収入)となりました。
不動産賃貸業であり、該当する情報がないため、記載しておりません。
不動産賃貸業であり、該当する情報がないため、記載しておりません。
当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 前事業年度及び当事業年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
なお、参考のために、当社と密接な関係(当社のゴルフ場施設一切の賃貸先)を有している「福岡カンツリー倶楽部」の概要を「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(2)当社株主と福岡カンツリー倶楽部との関係」に記載しております。
⑤ 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この
財務諸表を作成するにあたって、決算日における資産・負債の報告数値、並びに報告期間における収益・費用の報
告数値は、過去の実績や状況に応じて合理的と考える要因等に基づき、見積り及び判断が必要となる場合がありま
す。経営者は、これらの見積りについての過去実績や状況に応じて合理的に判断しておりますが、見積り特有の不
確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項
(重要な会計方針)」に記載しております。
福岡カンツリー倶楽部の正会員となる資格は、現行規定によると、当社の株式5株以上を所有し、入会金6,000千円(昭和61年2月23日改定)を納入することになっています。但し、会員権譲渡証付株式を取得した者は上記入会金は免除されます。(会員は上記正会員のほか週日会員があります。)
(注) 1 上記料金の他、ゴルフ場利用税…600円(通常期のゴルフ場利用税の金額)
(注) 取引条件ないし取引条件の決定基準等
営業取引のゴルフ場施設の賃貸料は、減価償却費、租税公課等の維持管理費をもとに決定しております。