株式会社小倉カンツリー倶楽部

サービス業ゴルフ場

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最終更新:

E04650 Japan GAAP

売上高

4.45億 円

前期

4.21億 円

前期比

105.8%


3【事業の内容】

 当社の事業内容は次のとおりであります。なお、当社は関係会社がありませんので、企業集団等の概況に関する記載は省略しております。

 また、セグメントについても、ゴルフ事業に関する単一セグメントであることから、同様に記載を省略しております。

 当社の事業は、福岡県北九州市小倉南区大字津田、田原、貫、(曽根地区)において約25万坪の土地を買収し、チャンピオンゴルフコース18ホールズ(6,740ヤード、パー72)と220ヤード打放し練習場ならびにこれらの施設と共に食堂、売店等娯楽便益、休養等の諸施設を建設し、これを小倉カンツリー倶楽部(会社とは別人格)の会員ならびに一般来場者に利用せしめることを目的として昭和36年10月1日に営業を開始しました。

 なお、小倉カンツリー倶楽部は人格なき社団と称せられるもので、昭和36年10月1日創立しました。

 同倶楽部は会員の入会、退会ならびにゴルフプレーに関する専門事項のみの審議を行い、当社のゴルフコース、クラブハウスの使用等の運営に関する諸問題に関しては、あくまでも当会社の諮問機関としての立場にあります。

 倶楽部会員には当社株式一口以上の取得を必要とする正会員、遠隔地会員、ウィークデー会員(正会員、遠隔地会員は4株、ウィークデー会員は2株を以て一口とする)と株式の取得を必要としない準会員とがあります。

 倶楽部会員は低廉な料金で優先的にゴルフができることは勿論でありますが、会員でない者もビジターフィーを支払ってゴルフをすることができます。

 なお、余剰土地については宅地として造成工事が昭和54年完成し、一部売却してその残余面積を保有しています。

23/06/21

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

業績等の概要

(1)財政状態および経営成績の状況に関する認識及び分析検討内容

当事業年度の来場者数は、28,962名で前事業年度28,693名よりも269名増(0.9%増)となりました。営業収入については来場者数増加により、前事業年度420,532千円に対し当事業年度は444,743千円と24,211千円の増収となりました。

次に営業費用は、前事業年度441,062千円でしたが、当事業年度は諸経費の節減に努めた結果430,674千円となり10,388千円減少いたしました。したがって、前期営業損失20,529千円に対して当期営業利益14,069千円になりました。

また、前期経常利益は2,497千円に対し当期経常利益18,569千円となり、法人税等計上後の当期純利益は17,083千円となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、333,120千円と前年同期に比べ60,958千円増(前年同期比22.4%増)となりました。

[営業活動によるキャッシュ・フロー]

 当事業年度において営業活動の結果、獲得した資金は81,019千円(前年は57,637千円増)となりました。これは主に税引前当期純利益及び減価償却費の計上によるものであります。

[投資活動によるキャッシュ・フロー]

 当事業年度において投資活動の結果、使用した資金は20,061千円(前年同期比36,320千円減)となりました。これは主に有形固定資産の取得によるためであります。

[財務活動によるキャッシュ・フロー]

 当社は、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。現在借入はありません。

 

(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 重要なものはありません。

 

営業実績

(1)収入の部

科目

第63期

(3.4.1~4.3.31)

第64期

(4.4.1~5.3.31)

前期との比較(△減)

金額又は人員

金額又は人員

金額又は人員

来場者

 

 

 

 

 

メンバー(人)

14,021

13,272

 

 

△749

ビジター(人)

14,672

15,690

 

 

1,018

入場料金(千円)

209,558

234,238

 

 

24,679

ラウンド割増料(千円)

638

448

 

 

△190

キャディーフィー(千円)

102,828

103,337

 

 

509

競技参加料(千円)

4,134

4,202

 

 

67

貸与品収入(千円)

5,856

1,477

 

 

△4,378

マンスリーフィー(千円)

54,009

54,620

 

 

610

ロッカーフィー(千円)

3,173

3,130

 

 

△43

予約取消料(千円)

 

 

練習場収入(千円)

2,907

2,730

 

 

 △176

登録手数料(千円)

27,800

28,200

 

 

400

委託料収入(千円)

9,625

12,358

 

 

2,733

営業収入合計(千円)

420,532

444,743

 

 

24,211

 

(2)利用諸料金表

料金内訳

内容

第63期

(3.4.1~4.3.31)

第64期

(4.4.1~5.3.31)

メンバーグリーンフィー

(円)

 

1,819

909

ビジターグリーンフィー

(円)

平日

2,000

2,000

土曜日

2,000

2,000

日祝日

2,000

2,000

 

メンバー

3,364

3,364

カート料(円)

ビジター平日

6,091

8,182

 

ビジター土曜・日祝日

10,910

12,728

キャディーフィー(円)

 メンバー 1ラウンド

3,455

3,455

 ビジター 1ラウンド

4,819

競技参加料(円)

18H競技の場合

1,500

1,500

36H競技の場合

2,000

2,000

ロッカー使用料(円)

1人1台

300

300

練習ボール使用料(円)

1箱25個入

300

300

マンスリーフィー(円)

1年 法人・個人

1年 ウィークデー

1年 準会員

60,000

50,000

30,000

60,000

50,000

30,000

ロッカーフィー(円)

1年

10,000

10,000

予約取消料(円)

1名につき

1,000

1,000

 

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

 文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものです。

(1)重要な会計方針及び見積り

 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されており、財政状態及び経営成績に関する以下の分析を行っております。

 当社は、以下の会計方針が当社の財務諸表の作成において使用される当社の重要な見積りと判断に大きな影響を及ぼすものと認識しております。

① 貸倒引当金

 当社は、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しています。

② 退職給付引当金

 当社は、従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務(期末自己都合要支給額に基づく簡便法)の見込額に基づき計上しています。

③ 税効果会計

 当社は、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、経営環境が厳しく、翌期課税所得の発生が確実に見込まれる状況とはいえないことから、繰延税金資産の回収可能性を合理的に見積ることは困難と判断し、繰延税金資産は計上しておりません。現在、固定負債に計上している繰延税金負債は、収用等により取得した土地・建物を利益処分方式により圧縮記帳した結果生じた繰延税金負債であります。

(2)財政状態及び流動性の分析

① 財政状態

〔資産の状況〕

 当事業年度の資産は、手許資金の増加等により1,828,888千円(前年同期比38,333千円増)となりました。

〔負債の状況〕

 当事業年度の負債は、契約負債の増加等により112,142千円(前年同期比21,250千円増)となりました。

〔純資産の状況〕

 当事業年度の純資産は、当期純利益の計上によって1,716,746千円(前年同期比17,083千円増)となりました。

② キャッシュ・フロー

 当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、主として税引前当期純利益及び減価償却費の計上により、81,019千円の収入となりました。

 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得により20,061千円の支出となりました。

 その結果、当事業年度の現金及び現金同等物の期末残高は、333,120千円となりました。

 財務活動によるキャッシュ・フローは、増減はありません。

(3)当事業年度の経営成績の分析

 当事業年度の来場者数は、前事業年度28,693名に対し当事業年度28,962名で前事業年度よりも269名増(0.9%増)となりました。営業収入については来場者数増加により、前事業年度420,532千円に対し当事業年度は444,743千円と24,211千円の増収となりました。

次に営業費用は、前事業年度441,062千円でしたが、当事業年度は諸経費の節減に努めた結果430,674千円となり10,388千円減少いたしました。したがって、前期営業損失20,529千円に対して当期営業利益14,069千円になりました。

また、前期経常損失は2,497千円に対し当期経常利益18,569千円となり、法人税等計上後の当期純利益は17,083千円となりました。

 

営業費用比較表

科目

第63期

(3.4.1~4.3.31)

第64期

(4.4.1~5.3.31)

前年度との比較(△減)

金額(千円)

金額(千円)

金額(千円)

役員報酬

給料手当

90,609

98,136

7,526

雑給

34,839

29,079

△5,760

賞与

8,510

8,417

△93

賞与引当金繰入額

6,060

6,630

570

退職給付費用

2,029

1,169

△859

法定福利費

18,621

19,588

967

福利厚生費

1,499

3,570

2,071

従業員交通費

4,286

4,765

479

旅費交通費

260

262

2

交際費

1,336

1,501

164

会議費

99

95

△3

通信費

1,290

1,293

3

消耗品費

10,443

7,915

△2,528

印刷費

1,502

1,709

206

電力料

7,357

8,205

847

光熱費

2,958

3,374

415

肥料代

1,800

2,840

1,040

修繕費

17,826

11,526

△6,299

自動車経費

568

747

179

保険料

9,224

10,054

829

租税公課

3,530

3,588

58

固定資産税

14,328

14,313

△15

 

 

科目

第63期

(3.4.1~4.3.31)

第64期

(4.4.1~5.3.31)

前年度との比較(△減)

金額(千円)

金額(千円)

金額(千円)

賃借料

18,574

18,717

143

リース料

2,484

4,039

1,554

会費・寄附金

378

411

33

会報代

3,560

2,137

△1,423

競技費

4,542

4,453

△88

清掃費・警備費

1,203

973

△230

水道料

556

968

411

開場記念費用

5,488

568

△4,920

減価償却費

44,686

42,483

△2,202

広告宣伝費

459

753

293

販促費

2,019

771

△1,247

顧問料

5,213

4,684

△529

 外注費

79,000

79,000

クレジット手数料

4,513

4,950

436

派遣費用

20,128

18,061

△2,067

雑費

9,267

8,914

△352

合計

441,062

430,674

△10,388

 

(4)経営成績に重要な影響を与える要因

 ゴルファーがゴルフ場を選ぶ時に考慮するポイントは、まずコース攻略の面白さ、コース整備の充実、さらにキャディの良し悪し、料金の設定、レストランメニューの充実、ハウスの清潔さ等が思い浮かべられます。当倶楽部は交通の利便性を強調することで他倶楽部にない特色を示す事ができます。

 

(5)会社の基本方針と中長期的な会社の経営

 開場61周年を経て、これまでの営業政策を考え直し、時代のニーズに即応したゴルフ場経営が求められます。当倶楽部の戦略性のコースと、社員のおもてなしのこころを常に保つ事が肝要であり、毎日の積み重ねこそ発展の契機になると思われます。