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利益

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最終更新:

E04683 Japan GAAP

売上高

26.3億 円

前期

26.6億 円

前期比

98.7%


3【事業の内容】

  当社グループ(当社、当社の関係会社)は、当社、子会社1社、関連会社1社で構成され、その事業は単一のセグメントとしてゴルフ場の経営を主たる事業とし、併せてゴルフ用品の販売、ゴルフ場の食堂売店ロッジの経営等の事業活動を展開しております。

  当社と各関連する会社との関係及び事業上の位置づけは、次のとおりであります。

        ゴルフ場経営        ・・・  当社及び関連会社の株式会社笠間ゴルフクラブが国内においてゴルフ場経営を営んでおります。

        食堂売店ロッジ経営  ・・・  当社及び関連会社の株式会社笠間ゴルフクラブが国内において食堂売店ロッジ経営を営んでおります。

 [事業系統図]

  以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

※画像省略しています。

23/12/22

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

 当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が減少傾向となったことから行動制限の緩和が進む一方で、急激な円安の進行によるエネルギーコスト及び原材料価格の高騰に起因した物価上昇が続くなど、依然として先行き不透明な状況で推移しました。

 ゴルフ場業界全体は、コロナ禍において屋外スポーツであるゴルフが比較的安全なスポーツであるとの認識が定着したものの、アフターコロナでは、他のレジャー産業や旅行業などとの競合が再開し、結果的に来場者数はコロナ以前の水準には戻らず厳しい経営環境にありました。

 このような状況のもと、当社におきましては引き続き新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、来場者および従業員の安全に配慮しながら、大型コンペの再開誘致やレストラン部門も含めた各種イベントを開催し、来場者および売上の確保に努めると共に、かしおゴルフ場開場35周年に因んだ入会登録料減額キャンペーン等の施策を実施し、アクティブな会員を増加させるなど、倶楽部の活性化に努めました。

 また、人手不足が深刻化するなか、従業員の給与ベースアップを実施して労働力確保に努めました。

 これらの結果、当事業年度の業績につきましては、来場者数は5ゴルフ場で前期比8,509名減の289,360人となりました。

 財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

 a.財政状態の状況

 当事業年度末における資産につきましては、11,512,321千円(前事業年度末11,653,772千円)と、141,450千円減少いたしました。負債につきましては4,428,377千円(同4,664,151千円)と235,773千円減少いたしました。純資産につきましては7,083,944千円(同6,989,621千円)と、94,323千円増加いたしました。

 

 b.経営成績の状況

 当事業年度の業績につきましては、売上高は前期比1.2%減の2,627,610千円となりました。また、営業利益は前年比41.9%減の119,770千円、経常利益は前期比45.5%減の154,744千円となりました。当期純利益は前期比49.9%減の94,322千円となりました。

 当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

②キャッシュ・フローの状況

  当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ166,754千円減少し、当事業年度末は922,440千円(前年同期比15.3%減)となりました。

  また当事業年度中における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。

 

  (営業活動によるキャッシュ・フロー)

  当事業年度において営業活動の結果得られた資金は211,702千円(前年同期比33.2%減)となりました。これは主に税引前当期純利益の計上及び減価償却費の計上によるものであります。

 

  (投資活動によるキャッシュ・フロー)

  当事業年度において投資活動の結果使用した資金は139,319千円(前年同期末は246,429千円使用)となりました。これは主に有形固定資産及び投資有価証券の取得による支出によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において財務活動の結果使用した資金は239,137千円(前年同期末は197,273千円使用)となりました。これは主に長期借入金の返済によるものであります。

③仕入及び販売の実績

 当社はゴルフ場の経営およびこれに付随する事業を営む単一セグメントであるため、以下の記載についてはゴルフ場別に記載しております。

a.商品仕入

ゴルフ場別

前事業年度

(自 令和3年10月1日

至 令和4年9月30日)

当事業年度

(自 令和4年10月1日

至 令和5年9月30日)

前年同期比(%)

(プロショップ商品等)

明智ゴルフ場(千円)

10,374

46,610

449.2

賑済寺ゴルフ場(千円)

8,014

7,761

96.8

かしおゴルフ場(千円)

8,583

7,052

82.1

ひるかわゴルフ場(千円)

10,909

12,340

113.1

荘川ゴルフ場(千円)

480

519

108.1

計(千円)

38,362

74,284

193.6

 

 

b.原材料仕入

ゴルフ場別

前事業年度

(自 令和3年10月1日

至 令和4年9月30日)

当事業年度

(自 令和4年10月1日

至 令和5年9月30日)

前年同期比(%)

(レストラン食材等)

本部(千円)

△516

△841

明智ゴルフ場(千円)

13,935

12,987

93.2

賑済寺ゴルフ場(千円)

40,398

46,361

114.7

かしおゴルフ場(千円)

43,943

45,911

104.4

ひるかわゴルフ場(千円)

50,932

52,245

102.5

荘川ゴルフ場(千円)

31,619

30,533

96.5

計(千円)

180,313

187,199

103.8

 

c.販売実績

  当事業年度の販売実績をゴルフ場別に示すと次のとおりであります。

ゴルフ場別

前事業年度

(自 令和3年10月1日

至 令和4年9月30日)

当事業年度

(自 令和4年10月1日

至 令和5年9月30日)

前年同期比(%)

明智ゴルフ場

プレー収入(千円)

499,730

512,929

102.6

 

レストラン収入(千円)

77,209

78,774

102.0

 

商品売上収入(千円)

16,690

38,588

231.2

 

小計(千円)

593,630

630,292

106.1

賑済寺ゴルフ場

プレー収入(千円)

287,662

280,189

97.4

 

レストラン収入(千円)

128,053

131,334

102.5

 

商品売上収入(千円)

10,781

9,567

88.7

 

小計(千円)

426,496

421,091

98.7

かしおゴルフ場

プレー収入(千円)

295,221

288,765

97.8

 

レストラン収入(千円)

134,424

134,621

100.1

 

商品売上収入(千円)

11,254

9,082

80.7

 

小計(千円)

440,900

432,468

98.0

ひるかわゴルフ場

プレー収入(千円)

347,878

321,457

92.4

 

レストラン収入(千円)

149,864

151,130

100.8

 

商品売上収入(千円)

14,878

15,429

103.7

 

小計(千円)

512,621

488,016

95.2

荘川ゴルフ場

プレー収入(千円)

130,701

125,696

96.1

 

レストラン収入(千円)

104,818

106,947

102.0

 

商品売上収入(千円)

913

824

90.2

 

小計(千円)

236,433

233,468

98.7

本部

登録料収入(千円)

144,703

112,555

77.7

 

年会費収入(千円)

306,836

309,717

100.9

 

小計(千円)

451,539

422,272

93.5

合計(千円)

2,661,622

2,627,610

98.7

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.財政状態の分析

(流動資産)

流動資産は前事業年度末と比較して85,296千円(6.2%)減少し、1,288,016千円となりました。この主な要因は、現金及び預金が166,754千円減少したことによるものであります。

(固定資産)

固定資産は同56,153千円(0.5%)減少し10,224,304千円となりました。この主な要因は、投資有価証券が50,199千円、減少したことによるものであります。

(流動負債)

流動負債は同42,267千円(6.0%)増加し、742,112千円となりました。この主な要因は、1年内返済予定長期借入金が54,715千円増加したことによるものであります。

(固定負債)

固定負債は同278,040千円(7.0%)減少し、3,686,265千円となりました。この主な要因は、長期借入金197,880千円、入会預り保証金86,600千円、資産除去債務2,211千円の減少によるものであります。

(純資産)

当事業年度末の純資産の部合計は、前事業年度末の純資産の部合計と比較して94,323千円(1.3%)増加し、7,083,944千円となりました。この要因は主に当期純利益の計上によるものであります。

 

b.経営成績の分析

(売上高)

当事業年度の売上高は前事業年度に比べ34,012千円減少し、2,627,610千円となりました。これはプレー収入が32,156千円減少したことによるものであります。

(売上原価、売上総利益)

当事業年度の売上原価は、前事業年度と比べ49,521千円増加し、2,039,427千円となりました。これは主に労務費、原材料費及びその他経費の増加によるものであります。この結果、当事業年度の売上総利益は588,182千円(前期比12.4%減)となりました。

(販売費及び一般管理費、営業利益)

当事業年度の販売費及び一般管理費は、前事業年度と比べ3,073千円増加し、468,412千円となりました。これは主に労務費の増加によるものであります。この結果、当事業年度の営業利益は119,770千円(前期比41.9%減)となりました。

(営業外損益、経常利益)

営業外収益については、前事業年度と比べ44,993千円減少し、46,422千円となりました。これは主に受取保険金の減少によるものであります。営業外費用は前事業年度と同水準となりました。この結果、当事業年度の経常利益は154,744千円(前期比45.5%減)となりました。

(特別損益、当期純利益)

特別損失については、前事業年度と比べ27,812千円増加し、28,079千円となりました。これは固定資産除却損の増加によるものであります。この結果、当事業年度の当期純利益は94,322千円(前期比49.9%減)となりました。

 

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容

「第2 事業の状況  4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 

b.資本の財源及び資金の流動性

 当社の資金需要は運転資金需要と設備投資資金需要があります。運転資金需要の主なものは、売上原価等の営業費用であります。当社は日々の収入金があることから、必要な流動性資金は十分確保しております。設備投資資金需要の主なものは、建物、コース維持管理機械等であり、必要な資金については、自己資金において充当しております。

 なお、当事業年度において、長期借入金のうち返済期限を迎える劣後返済の800百万円については、十分な手元流動性を確保できる長期の返済契約の締結を行いました。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、当社が採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載のとおりであります。

なお、財務諸表の作成にあたって、資産・負債や収益・費用に影響を与える見積りは、一定の会計基準の範囲内において過去の実績やその時点での入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は、これらの見積りと異なる可能性があります。