売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E04721 Japan GAAP

売上高

7.24億 円

前期

7.00億 円

前期比

103.4%


3【事業の内容】

 当企業集団は、株式会社紫雲ゴルフ倶楽部(当社)と株式会社本間組により構成されており、事業の内容は次のとおりです。

株式会社本間組(親会社)       ・・・・・・ 総合建設業

株式会社紫雲ゴルフ倶楽部(当社)   ・・・・・・ ゴルフ場の経営

 

※画像省略しています。

 

 当社は、紫雲ゴルフ倶楽部会員(株主会員)を中心とする来場者を対象として、ゴルフ場の運営(経営)を行っております。

 なお、当社は、ゴルフ場事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(1)株主会員  当社が発行する第一種配当優先株式の株主

 

(2)年会費    30,000円

 

(3)料金表

区分

会員(円)

ゲスト(円)

プレーフィ

平日

3,100

9,700

土日祝日

3,100

14,700

松くい虫対策協力金

200

200

乗用カート使用料

3,300

3,300

キャディフィ(1ラウンド、4バック)

3,800

3,800

ゴルファー保険

200

200

 

(4)名義書換料 650,000円

ただし、2025年12月31日までは、550,000円とします。

 相続および3親等内の親族への名義変更は200,000円とします。ただし、2025年12月31日までは、無料とします。

 同一法人内での名義変更は100,000円とします。

 

24/03/26

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

①財政状態及び経営成績の状況

当事業年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類感染症になり行動制限の緩和が進んだこともあり、行楽や観光が活発化し個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られるものの、年々深刻さを増す異常気象の影響や、ロシア・ウクライナ情勢の長期化と中東情勢、円安の進行、物価の上昇等により依然として先行き不透明な状況が続いております。

ゴルフ業界におきましては、構造的なゴルフ人口の減少に加え、前期まではコロナ禍においも安心してプレーできるスポーツとして広く認識され、プレーヤーの来場回数も復活しましたが、コロナが落ち着いてきたことにより、ゴルフから観光やその他のレジャーに移り変わる傾向にあります。さらには、異常気象、天候不順等の影響を受けるなど依然厳しい状況にあります。

このような状況の中、当社はご来場の皆様が安心かつ安全にプレーしていただけるよう、コロナ感染予防対策の継続と酷暑対策、雷避難誘導などプレーヤー目線での運営を図ってまいりましたが、雪害による倒木や、猛暑の影響による加治川コースの一部グリーンに乾燥害による被害が発生し、大変ご迷惑をお掛け致しました。

営業面では、当事業年度における来場者数は、企業コンペはコロナ前を超える水準まで回復してきておりますが、新発田市ならびに新発田市観光協会による観光支援事業「日帰りゴルフプラン」の終了や長引いた猛暑と10月中旬以降の天候不順による多数のキャンセルが相次いだ影響で、最終的には前期に比べ2,395名減の49,699名となりました。

売上高は、プレー料金の改定とコンペの開催が増え、パーティー収入やコンペ賞品の売上が増加したことにより、前期に比べ23,736千円増の723,652千円となりました。

一方、営業費用面(仕入原価ならびに販売費及び一般管理費)は、人件費の見直し、燃料費、肥料ならびに薬剤費の高騰などにより、前期に比べ19,630千円増の667,009千円となりました。

この結果、営業利益は56,643千円(前期は52,537千円の営業利益)となり、経常利益は雪害による損害保険金収入を計上し73,604千円(前期は67,405千円の経常利益)となりましたが、雪害による復旧費用を特別損失として13,955千円を計上した結果、当期純利益は35,294千円(前期は38,576千円の当期純利益)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税引前当期純利益を50,377千円(前年同期は58,496千円の税引前当期純利益)計上し、有形固定資産の取得や剰余金処分による配当金の支払い等の支出がありましたが、前事業年度末に比べ1,480千円増加し、当事業年度末には189,793千円となりました。

 また、当事業年度中における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によって得られた資金は93,894千円(前年同期に比べ32,007千円の減少)となりました。

 これは主に、税引前当期純利益50,377千円、減価償却費60,282千円の計上があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は41,624千円(前年同期に比べ9,007千円の増加)となりました。

 これは主に、男子浴室濾過機の更新など有形固定資産の取得が41,624千円あったことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果減少した資金は50,789千円(前年同期に比べ12,604千円の減少)となりました。

 これは、配当金の支払い19,075千円、リース債務の返済11,279千円、自己株式の取得20,435千円があったことによるものであります。

 

③営業の実績

a.営業実績

 当社は、ゴルフ場事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。なお、当事業年度の営業の成績を部門別に示すと次のとおりであります。

部門別

当事業年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

前年同期比(%)

備考

料金収入(千円)

428,319

104.35

 

キャディ収入(千円)

49,353

96.52

 

食堂売上(千円)

113,839

105.85

 

用品売上(千円)

32,198

104.90

 

売店売上(千円)

5,784

92.46

 

会費収入(千円)

49,380

100.00

 

名義書換料収入(千円)

27,896

103.55

 

その他の収入(千円)

16,882

96.55

 

合計(千円)

723,652

103.39

 

 

b.収容実績

 当ゴルフ場の快適な利用者の限度は、一日当たり両コース合計概ね300人程度であります。

 

c.来場者実績

月別

メンバー

(人)

ビジター

(人)

合計

(人)

営業日数

(日)

一日平均

(人)

前年との増減

(人)

前年同期比(%)

1月

2月

3月

894

1,578

2,472

21

118

71

102.96

4月

1,925

3,706

5,631

30

188

△251

95.73

5月

1,811

4,570

6,381

31

206

△411

93.95

6月

1,654

4,294

5,948

30

198

△358

94.32

7月

1,540

4,009

5,549

31

179

△218

96.22

8月

1,216

3,789

5,005

31

161

51

101.03

9月

1,679

4,102

5,781

30

193

△503

92.00

10月

1,745

4,907

6,652

31

215

△662

90.95

11月

1,567

3,594

5,161

30

172

△847

85.90

12月

453

666

1,119

17

66

733

289.90

14,484

35,215

49,699

282

176

△2,395

95.40

29.14

70.86

100.00

(注) 当事業年度のうち、1月1日から3月10日、12月18日~12月31日の83日間は降雪等のため営業をいたしておりません。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

①重要な会計方針及び見積り

 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債及び事業年度の収益・費用の数値に影響を与える見積りは、主に資産の評価や引当金の計上等であり、これらの見積り及び判断に対して、継続して評価を行なっております。ただし、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。

 

②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 a.経営成績等

 当社の経営には、景気の変動や個人消費の動向が大きく影響を与えます。また、ゴルフ場数は供給過剰状態となっていることから、低価格料金による集客競争が一層激化するものと考えられ、これも当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 さらに、毎年12月中旬から3月上旬までの降雪によるクローズ以外に、夏の猛暑や風水害などの気象条件による影響も大きく、経営努力にもかかわらず入場者数が大きく減少する可能性があります。今後は、会員の高齢化が進み来場回数が減りつつありますが、魅力あるゴルフ場にするためのコース整備や積極的な営業活動を展開し、さらなる入場者の増加と売上高の増収を図り、経営の安定化を目指します。

 1)財政状態

(資産合計)

 当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ2,963千円増加の3,970,717千円(前事業年度末は、

3,967,753千円)となりました。

 流動資産は、216,400千円(前事業年度末214,025千円から当事業年度末216,400千円)となりました。これは、主に現金及び預金が1,480千円増加したことによるものであります。

 固定資産は、3,754,316千円(前事業年度末3,753,727千円から当事業年度末3,754,316千円)となりました。これは、主に固定資産の取得が62,104千円ありましたが、減価償却費を60,282千円計上したことによるものです。

(負債合計)

 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ7,179千円増加し、268,812千円(前事業年度末は、

261,632千円)となりました。

 流動負債は、240,127千円(前事業年度末236,298千円から当事業年度末240,127千円)となりました。これは、主に未払金、契約負債が増加したことによるものです。

 固定負債は、28,685千円(前事業年度末25,333千円から当事業年度末28,685千円)となりました。これは、リース債務が増加したことによるものです。

(純資産合計)

当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ4,215千円減少し、3,701,904千円となりました。これは、主に配当金の支払いと自己株式の取得により減少したことによるものです。

 

 2)経営成績

(売上高)

前年に比べ3月のオープンが早まったことや12月のクローズが遅くなったことにより年間営業日数は、前年同期に比べ13日増加し282日となりました。営業期間中は、感染予防対策や夏の暑さ対策に細心の注意を払うことはもとより、コースメンテナンスの維持にも注力して、来場されるお客様が安心かつ安全にプレーできる「愛され選ばれるゴルフ場」を目ざしてまいりました。

来場者数は、企業コンペはコロナ前を超える水準まで回復してきておりますが、新発田市ならびに新発田市観光協会による観光支援事業「日帰りゴルフプラン」の終了や長引いた猛暑と10月中旬以降の天候不順による多数のキャンセルが相次いだ影響で、前期に比べ2,395名減の49,699名となりました。

売上高は、プレー料金の改定とコンペの開催が増えたことにより、パーティー収入やコンペ賞品の売上が増え、前期に比べ23,736千円増の723,652千円となりました。

(売上原価、販売費及び一般管理費)

 売上原価は、仕入原材料の高騰や仕入原価に対応する売上部門の増加などにより前事業年度に比べ3,014千円増の69,661千円となりました。

 販売費及び一般管理費は、人件費や燃料費・肥料薬剤費などの増加があり、前期に比べ16,616千円増の597,347千円となりました。

 

③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 1)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容

当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 2)資本の財源及び資金の流動性

 当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 運転資金及び設備資金につきましては、内部資金により調達することとしております。なお、当事業年度末におけるリース債務の残高は、41,960千円となっております。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、189,793千円となっております。

 

④経営成績に重要な影響を与える要因について

 当社を取り巻く環境は、非常に厳しく、その詳細は、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載されているとおりであります。

 

⑤経営戦略の現状と見通し

 当社は、メンバーシップのゴルフ場としての品格を保ち、最高のコースコンディションを維持し、引き続き会員の皆様にご満足いただけるようサービスの向上に努める所存であります。

 また、倶楽部主催の各種企画コンペの誘致を行ない、売上の増加を目ざしてまいります。

 

⑥経営者の問題意識と今後の方針について

 当社の経営陣は、現在の事業運営の環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めております。ゴルフ業界を取り巻く経営環境は、さらに厳しさを増すものと思われますが、魅力あるゴルフ場にするためのコース整備や積極的な営業活動を展開し、経営の安定化を目ざします。