E04722 Japan GAAP
前期
1.19億 円
前期比
98.5%
当社グループは、当社、その他の関係会社(リゾートトラスト株式会社)、関連会社(ジャパンクラシック株式会社、株式会社メイプルポイントゴルフクラブ)で構成されており、当社はゴルフ場の管理を行なっております。なお、その他の関係会社の子会社であるリゾートトラストゴルフ事業株式会社にゴルフ場の運営を委託しております。
当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付けは、次のとおりであります。
ゴルフ場の概況は次のとおりであります。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
当事業年度におけるわが国経済は、全体的に緩やかに持ち直しており、個人消費も同様に緩やかに持ち直して企業収益も総じて改善しているものの、そのテンポは緩やかな状況が続きました。
このような環境の中、当社がリゾートトラストゴルフ事業株式会社に運営委託しているスプリングフィールドゴルフクラブの業況は、当事業年度の来場者数39,505名(前期比1,232名減)となりました。会員来場者数は879名減少の15,929名(前期比5.2%減)、ゲスト来場者数は353名減少の23,576名(前期比1.5%減)となりました。
コロナ禍において屋外スポーツであるゴルフが注目され続け、ゴルフ場にとって追い風となり、上半期は前年度を上回る状況で順調に推移しておりました。しかし、下半期に入ると天候不良によるキャンセルの影響もあり、結果的に前年実績を下回る来場者数となりました。
継続して進めておりますコースクオリティの向上とラウンド環境の整備等により、岐阜県内の訪れたいゴルフ場第1位に選出されました。今後も地域No.1ゴルフ場を目指して取り組んで参ります。
当社の売上高は、年会費収入とリゾートトラストゴルフ事業株式会社からの運営委託手数料と利益配分手数料収入等で構成されており、年会費収入は51,909千円(前期比1.0%増)、運営委託手数料は62,000千円(前期同額)、利益配分手数料収入は3,470千円(前期比40.8%減)、売上高は117,411千円(前期比1.5%減)となりました。
一方、販売費及び一般管理費は106,709千円(前期比4.1%増)となり、この結果、営業利益は10,701千円(前期比36.0%減)、経常利益は14,902千円(前期比41.3%減)、当期純利益は13,535千円(前期比47.7%減)となりました。
前事業年度に比べ、資産は8,505千円増加の5,080,945千円、負債は5,030千円減少の270,441千円、純資産は13,535千円増加の4,810,503千円となりました。
当事業年度の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、253,619千円と前事業年度末に比べて17,751千円増加いたしました。
当事業年度における営業活動による資金の増加は、36,761千円(前事業年度は11,800千円の増加)となりました。これは、税引前当期純利益15,650千円を計上したこと、減価償却費を29,928千円計上したこと等によるものであります。
当事業年度における投資活動による資金の減少は19,009千円(前事業年度は12,589千円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出19,756千円があったこと等によるものです。
当事業年度における財務活動による資金の増減はありません(前事業年度も資金の増減はなし)。
当社はゴルフ場の管理を行っている会社のため、生産実績及び受注実績については該当事項はありません。
(注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標の経常利益は14,902千円となり、経営上の目標である黒字を達成しております。
資産合計は、5,080,945千円となり、前事業年度と比べて8,505千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が32,248千円減少したものの、短期運用預け金が50,000千円増加したこと等によるものです。
負債合計は、270,441千円となり、前事業年度と比べて5,030千円の減少となりました。これは主に、未払金の増加17,592千円があったものの退職給付引当金が18,226千円減少したこと等によるものです。
純資産合計は、4,810,503千円となり、前事業年度と比べて13,535千円の増加となりました。これは、当期純利益が13,535千円あったことによるものです。
経営成績については、「第 2事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、既存施設の維持・管理を目的とした設備投資に必要な資金及びその他の所用資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、必要に応じてグループ会社からの借入等による資金調達を行うこととしております。
なお、当事業年度末における有利子負債の残高はなく、現金及び現金同等物の残高は253,619千円となっております。キャッシュ・フローについては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
当社財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。財務諸表の作成にあたって用いた会社の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。