E04723 Japan GAAP
前期
2.40億 円
前期比
108.2%
当社グループは、当社、その他の関係会社(リゾートトラスト株式会社)、関連会社(株式会社メイプルポイントゴルフクラブ)で構成しており、当社はゴルフ場の管理を行っております。なお、その他の関係会社の子会社であるリゾートトラストゴルフ事業株式会社にゴルフ場の運営を委託しております。
当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付けは、次のとおりであります。
ゴルフ場の概況は次のとおりであります。
当事業年度におけるわが国経済は、全体的に緩やかに持ち直しており、個人消費も同様に緩やかに持ち直して企業収益も総じて改善しているものの、そのテンポは緩やかな状況が続きました。
このような環境の中、当社がリゾートトラストゴルフ事業株式会社に運営委託しているセントクリークゴルフクラブの業況は、当事業年度の来場者数65,825名(前期比1,334名減)となりました。年度を通して例年になく異常気象が続いた一年でしたが、会員来場者数は475名減少の35,660名(前期比1.3%減)、ゲスト来場者数は859名減少の30,165名(前期比2.8%減)となりました。
コース整備につきましては、EASTコース7番ホールティーイングエリア付近を含むカート道路の全面改修及びホール右側谷の雑木整備を行い、落下地点の確認ができるようになりました。また、SOUTHコース4番ホールのグリーン中央のバンカー改修工事を行い開場当初に近い状態に戻しました。
当社の売上高は、年会費収入とリゾートトラストゴルフ事業株式会社からの運営委託手数料と利益配分手数料収入等で構成されており、年会費収入は89,202千円(前期比0.7%増)、運営委託手数料は163,000千円(前期比16.4%増)、利益配分手数料収入は5,570千円(前期比42.5%減)、売上高は260,156千円(前期比8.2%増)となりました。
一方、販売費及び一般管理費は228,854千円(前期比1.1%減)となり、この結果、営業利益は31,302千円(前期比243.2%増)となりました。前年度はジャパンクラシック株式会社への営業差入保証金に対する貸倒引当金の戻入等が279,500千円ありましたが、当事業年度は30,500千円の戻入となり経常利益は61,761千円(前期比78.7%減)、当期純利益は54,245千円(前期比81.4%減)となりました。
前事業年度末に比べ、資産は17,343千円増加の4,702,411千円、負債は36,902千円減少の184,276千円、純資産は54,245千円増加の4,518,134千円となりました。
当社の資金状況は、当事業年度における現金及び現金同等物は前事業年度に比べ75,592千円減少し110,593千円となっております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動による資金の増加は96,348千円(前事業年度は100,117千円の増加)となりました。これは、税引前当期純利益が61,761千円、減価償却費が36,144千円であったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動による資金の減少は166,851千円(前事業年度は57,899千円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が166,827千円であったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動による資金の減少は5,089千円(前事業年度は1,666千円の減少)となりました。これは、リース債務の返済による支出があったことによるものです。
当社はゴルフ場の管理を行っている会社のため、生産実績及び受注実績については該当事項はありません。
(注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標の経常利益は61,761千円となり、経営上の目標である黒字を達成しております。
資産合計は、4,702,411千円となり、前事業年度と比べて17,343千円の増加となりました。これは主に建物が37,094千円増加したこと等によるものです。
負債合計は、184,276千円となり、前事業年度と比べて36,902千円の減少となりました。これは主に未払金が56,112千円減少したこと等によるものです。
純資産合計は、4,518,134千円となり、前事業年度と比べて54,245千円の増加となりました。これは当期純利益を54,245千円計上したことによるものです。
経営成績については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。
② キャッシュ・フローの状況の分析、検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の資本の財源及び資金の流動性については、既存施設の維持・管理を目的とした設備投資に必要な資金及びその他の所用資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、必要に応じてグループ会社からの借入等による資金調達を行うこととしております。
なお、当事業年度末における有利子負債の残高は23,099千円、現金及び現金同等物の残高は110,593千円となっております。キャッシュ・フローについては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたって必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。財務諸表の作成にあたって用いた会社の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。