E04723 Japan GAAP
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当中間会計期間におけるわが国経済は、供給制約の緩和により輸出増加に伴う外需の成長、宿泊などの対面型サービスが増収となり、好調を維持しました。当面はコロナ禍からの経済活動正常化の動きが続くことから、緩やかな回復が続く見通しです。
このような環境下、5月から新型コロナウイルス感染症が5類へ移行されたことにより、お客様の娯楽ニーズが多様化し、ゴルフ場の優位性が低下したため、当社がリゾートトラストゴルフ事業株式会社に運営委託しているセントクリークゴルフクラブの当中間会計期間の来場者数は32,411名と前年同期比1,319名(3.9%)減少しました。
上記の要因以外に、第1四半期では例年にないほどの荒天が続き、雷雨によるキャンセルが増加したため、来場者数が前年同期より減少しました。第2四半期では、7月こそ前年同期の来場者数を大きく上回りましたが、8月は猛暑と台風の影響があり、9月も夏日が続いたため、シニアや女性を中心に来場者数が前年同期より減少しました。
会員様の来場者数は17,594名と前年同期比770名(4.2%)減少し、ゲスト来場者数も14,817名と前年同期比549名(3.6%)減少しました。メンバー比率も前年同期比0.1ポイント減少し54.3%となりました。
当中間会計期間の当社の売上高は、年会費収入とリゾートトラストゴルフ事業株式会社からの運営委託手数料収入等で構成されており、122,884千円(前年同期比10.5%減)となりました。一方、販売費及び一般管理費は116,676千円(前年同期比4.8%増)となりました。
その結果、営業利益6,208千円(前年同期比76.0%減)、経常利益13,596千円(前年同期比68.3%減)、中間純利益は12,261千円(前年同期比67.3%減)となりました。
前事業年度末に比べ、資産は36,305千円減少の4,666,105千円、負債は48,567千円減少の135,709千円、純資産は12,261千円増加の4,530,396千円となりました。
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ28,649千円減少し、81,943千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における営業活動による資金の増加は、55,282千円(前年同期は99,061千円の増加)となりました。これは減価償却費が21,236千円あったこと、前受収益の増加額が44,490千円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における投資活動による資金の減少は、80,939千円(前年同期は146,286千円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が80,931千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における財務活動による資金の減少は、2,991千円(前年同期は1,689千円の減少)となりました。これは、リース債務の返済による支出が2,991千円あったことによるものであります。
当社はゴルフ場の管理を行っている会社のため、生産実績及び受注実績については該当事項はありません。
販売実績
(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
① 当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
資産合計は、4,666,105千円となり、前事業年度と比べて36,305千円の減少となりました。これは主に現金及び預金が28,649千円減少したこと等によるものです。
負債合計は、135,709千円となり、前事業年度と比べて48,567千円の減少となりました。これは主に未払金が94,464千円減少したこと、前受収益が44,490千円増加したこと等によるものです。
純資産合計は、4,530,396千円となり、前事業年度と比べて12,261千円の増加となりました。これは中間純利益を12,261千円計上したことによるものです。
経営成績については「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照ください。
② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の資本の財源及び資金の流動性については、既存施設の維持・管理を目的とした設備投資に必要な資金及びその他の所要資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、必要に応じてグループ会社からの借入等による資金調達を行うこととしております。
なお、当中間会計期間末における有利子負債の残高は20,107千円、現金及び現金同等物の残高は81,943千円となっております。