E04735 Japan GAAP
前期
1.15億 円
前期比
101.0%
当社グループは、当社、その他の関係会社(リゾートトラスト株式会社)、関連会社(ジャパンクラシック株式会社)で構成されており、当社はゴルフ場の管理を行なっております。なお、その他の関係会社の子会社であるリゾートトラストゴルフ事業株式会社にゴルフ場の運営を委託しております。
当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付けは、次のとおりであります。
ゴルフ場の概況は次のとおりであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスが第5類に引き下げられ、緩やかな回復傾向を取り戻しました。
ゴルフ業界においても場内でのイベント開催や企業様のコンペ開催などコロナ前の日常に大きく近づいた年でした。
また、夏に猛暑日が続いたことにより、来場敬遠や多くのゴルフ場で芝のコンディションを落としてしまうなどダメージを受けた1年でもありました。
このような環境の中、当社がリゾートトラストゴルフ事業株式会社に運営委託しているグレイスヒルズカントリー倶楽部の業況は、当事業年度の来場者数45,078名(前期比731名減)となりました。会員来場者数は79名増加の19,766名(前期比0.4%増)、ゲスト来場者数は810名減少の25,312名(前期比3.1%減)となりました。
上半期においては前事業年度を上回る来場者数を記録しました。下半期においてはコンペの参加者数は増加いたしましたが、12月と3月に積雪や大雨によるクローズやキャンセルが多くあり、総来場者数は前事業年度を下回る結果となりました。
当社の売上高は、リゾートトラストゴルフ事業株式会社からの運営委託手数料と利益配分手数料収入等で構成されており、運営委託手数料は109,000千円(前期比0.9%増)、利益配分手数料収入は7,330千円(前期比1.8%増)、売上高は116,401千円(前期比1.0%増)となりました。
一方、販売費及び一般管理費は107,686千円(前期比9.5%増)となり、この結果、営業利益は8,714千円(前期比48.4%減)、経常利益は12,001千円(前期比38.9%減)、当期純利益は7,437千円(前期比39.5%減)となりました。
前事業年度末に比べ、資産は42,446千円増加の1,225,820千円、負債は35,008千円増加の67,952千円、純資産は
7,437千円増加の1,157,867千円となりました。
当事業年度の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は前事業年度末に比べ5,450千円減少し、305,386千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動による資金の増加は、31,304千円(前事業年度は、54,050千円の増加)となりました。これは、税引前当期純利益を11,299千円計上したほか、減価償却費が32,644千円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動による資金の減少は、36,755千円(前事業年度は、24,166千円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が36,855千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動による資金の増減はありませんでした(前事業年度も、資金の増減はなし)。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社はゴルフ場の管理を行っている会社のため、生産実績及び受注実績については該当事項はありません。
(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標の経常利益は12,001千円となり、経営上の目標である黒字を達成しております。
資産合計は、1,225,820千円となり、前事業年度と比べて42,446千円の増加となりました。これは、機械及び装置の増加46,217千円があったこと等によるものです。
負債合計は、67,952千円となり、前事業年度と比べて35,008千円の増加となりました。これは未払金の増加40,159千円があったこと等によるものです。
純資産合計は、1,157,867千円となり、前事業年度と比べて7,437千円の増加となりました。これは当期純利益の計上によるものです。
経営成績については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、既存施設の維持・管理を目的とした設備投資に必要な資金及びその他の所用資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、必要に応じてグループ会社からの借入等による資金調達を行うこととしております。
なお、当事業年度末における現金及び同等物の残高は305,386千円であり、有利子負債はありません。
キャッシュ・フローについては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。