株式会社グレイスヒルズカントリー倶楽部

サービス業ゴルフ場

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04735 Japan GAAP


3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当中間会計期間におけるわが国経済は、供給制約の緩和により輸出増加に伴う外需の成長、宿泊などの対面型サービスが増収となり、好調を維持しました。当面はコロナ禍からの経済活動正常化の動きが続くことから、緩やかな回復が続く見通しです。

このような環境下、当社がリゾートトラストゴルフ事業株式会社に運営委託しているグレイスヒルズカントリー倶楽部の当中間会計期間の来場者数は23,514名、前年同期比では378名の増加(前年同期比1.6%増)となりました。

中でも、コンペの参加者数は昨年から増加の傾向が続いております。天候の影響に関しましては、6月の豪雨と8月のお盆期間の台風で1日ずつクローズがありました。しかしながら、前事業年度と比較すると天候によるキャンセルは減少し、来場者数の増加要因となりました。会員様の来場者数は10,228名と前年同期比151名(1.5%)増加し、ゲスト来場者数も13,286名と前年同期比227名(1.7%)増加しました。メンバー比率は前年同期比0.1ポイント低下し43.5%となりました。

当中間会計期間の当社の売上高は、リゾートトラストゴルフ事業株式会社からの運営委託手数料収入等で構成されており、60,402千円(前年同期比0.4%増)となりました。一方、販売費及び一般管理費は53,736千円(前年同期比16.1%増)となりました。

その結果、営業利益6,665千円(前年同期比52.0%減)、経常利益8,438千円(前年同期比44.9%減)、中間純利益は5,564千円(前年同期比41.0%減)となりました。

前事業年度末に比べ、資産は17,696千円減少の1,165,678千円、負債は23,260千円減少の9,683千円、純資産は5,564千円増加の1,155,994千円となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は前事業年度末に比べ2,779千円減少し、308,056千円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における営業活動による資金の増加は、33,038千円(前年同期は49,736千円の増加)となりました。これは、減価償却費が16,770千円、前払費用の減少額が17,769千円あったこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における投資活動による資金の減少は、35,818千円(前年同期は22,012千円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が35,818千円あったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における財務活動による資金の増減はありませんでした(前年同期も増減なし)。

 

③ 生産、受注及び販売の実績

当社はゴルフ場の管理を行っている会社のため、生産実績及び受注実績については該当事項はありません。

 

販売実績

区分

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年9月30日)

金額(千円)

前年同期比(%)

金額(千円)

前年同期比(%)

運営委託契約等による手数料収入

60,150

8.6

60,382

0.4

その他

10

△85.9

20

100.0

合計

60,160

8.5

60,402

0.4

 

(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

相手先

前中間会計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)

当中間会計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年9月30日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

リゾートトラストゴルフ事業㈱

60,150

99.9

60,382

99.9

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

① 当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

資産合計は1,165,678千円となり、前事業年度末と比べて17,696千円の減少となりました。これは、前払費用の減少が17,769千円あったこと等によるものです。

負債合計は9,683千円となり、前事業年度末と比べて23,260千円の減少となりました。これは、未払金の減少が21,084千円があったこと等によるものです。

純資産合計は1,155,994千円となり、前事業年度末と比べて5,564千円の増加となりました。これは中間純利益の計上によるものです。

経営成績についての分析は「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。

経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照ください。

 

② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社の資本の財源及び資金の流動性については、既存施設の維持・管理を目的とした設備投資に必要な資金及びその他の所要資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、必要に応じてグループ会社からの借入等による資金調達を行うこととしております。

なお、当中間会計期間における現金及び現金同等物の残高は308,056千円であり、有利子負債はありません。