E04742 Japan GAAP
前期
3.20億 円
前期比
107.3%
当社は、ゴルフ倶楽部ゴールドウインの保有、経営及び運営を行っております。その事業系統図は次のとおりであります。
ゴルフ倶楽部ゴールドウイン保有、経営及び運営の事業系統図(2023年3月31日現在)
※画像省略しています。
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における国内経済は、新型コロナウイルス感染症の流行による行動制限が緩和されるなど、景気は持ち直しの動きが見られたものの、ロシアによるウクライナ侵攻等の地政学的リスクの高まり、資源価格の高騰、円安や物価上昇による景気回復の妨げの影響が懸念され、依然として景気の先行きは不透明な状況で推移しました。
ゴルフ場業界においては、コロナ禍にありながら、ゴルフは比較的安全に楽しめるアウトドア・スポーツとして人気が高まり堅調な集客となっております。
このような状況の中、今後のより良いゴルフ場運営の為、当社は2022年3月より、プレー価格の値上げをさせていただき、より高い顧客満足度の向上に向け努力してまいりました。
その結果、当事業年度における売上高は343,290千円(前事業年度比7.3%増)、経常利益は17,388千円(前事業年度比54.6%増)となりました。当期純利益につきましては、17,059千円(前事業年度比53.7%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前事業年度末に比べ、10,565千円増加し、当事業年度末には、76,149千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得したキャッシュ・フローは35,106千円(前事業年度は46,840千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用したキャッシュ・フローは2,927千円(前事業年度は14,400千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出及び保険積立金の積立によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用したキャッシュ・フローは21,613千円(前事業年度は21,507千円の使用)となりました。これは、リース債務の返済による支出によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
当社の実態に即した内容を記載するため、生産実績に代えて入場者実績を記載しております。なお、受注実績につきましては、該当事項はありません。
(1)入場者実績
当社は、ゴルフ場運営事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。なお、当事業年度の入場者実績は、次のとおりであります。
区分 |
第35期 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
前年同期比(%) |
メンバー(人) |
12,640 |
105.9 |
ビジター(人) |
19,632 |
94.8 |
合計(人) |
32,272 |
98.9 |
(2)販売実績
当社は、ゴルフ場運営事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。なお、当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。
区分 |
第35期 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
前年同期比(%) |
プレー収入(千円) |
212,311 |
108.1 |
レストラン(千円) |
40,498 |
112.3 |
ショップ(千円) |
26,253 |
110.7 |
年会費(千円) |
29,518 |
102.1 |
その他(千円) |
34,708 |
99.1 |
合計(千円) |
343,290 |
107.3 |
(注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先 |
前事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
||
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
株式会社ゴールドウイン |
30,855 |
9.6 |
31,493 |
9.2 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成されております。
なお、将来に関する予想、見積り等の事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであり、先行きに不確実性を含んでいるため、実際の結果と異なることがありますので、ご留意下さい。
②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当事業年度の経営成績等は、次のとおりであります。
指標 |
計画 |
実績 |
計画比 |
前年 |
前年比 |
売上高 |
318,400千円 |
343,290千円 |
107.8% |
320,056千円 |
107.3% |
営業利益 |
11,800千円 |
18,466千円 |
156.5% |
13,100千円 |
141.0% |
経常利益 |
10,000千円 |
17,388千円 |
173.9% |
11,248千円 |
154.6% |
来場者数 |
30,000人 |
32,272人 |
107.6% |
32,643人 |
98.9% |
a.経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末の資産合計に比べ、23,601千円増加し1,120,471千円となりました。
流動資産は、前事業年度末に比べ、15,419千円増加し196,972千円となりました。これは、主に現金及び預金の増加及び売掛金の増加によるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べ8,181千円増加し、923,499千円となりました。これは主に有形固定資産の増加及び有形固定資産の減価償却費を相殺したものであります。
(負債合計)
当事業年度末の負債合計は、6,541千円増加し、320,359千円となりました。
流動負債は、前事業年度末に比べ、11,940千円増加し、102,871千円となりました。これは主に、未払金の増加によるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べ、5,399千円減少し、217,487千円となりました。これは主に、長期前受収益及びリース債務の減少によるものであります。
(純資産合計)
当事業年度末の純資産合計は17,059千円増加し、800,112千円となりました。これは主に、当期純利益によるものであります。
2)経営成績
(売上高)
前事業年度と比べ、来場者数は若干落したものの、プレー単価を上げた事により、343,290千円(前事業年度比107.3%増)となりました。
(営業損益)
前事業年度と比べ売上原価は10,197千円増加しましたが、売上高も23,233千円増加した結果、売上総利益が13,035千円増加した為、18,466千円の利益(前事業年度は13,100千円の利益)となりました。
(経常損益)
前事業年度と比べ営業外収益は536千円増加し、981千円となりました。営業外費用は237千円減少し、2,059千円となりました。この結果、経常利益は17,388千円の利益(前事業年度は11,248千円の利益)となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当社の資本の財源及び資金の流動性についてキャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、第2[事業の状況] 3[事業等のリスク]に記載の内容が見込まれます。
当社は、ゴルフ人口の減少、低価格競争に巻き込まれることなく運営をする為、他社との差別化をめざし、顧客満足度の向上を実現していく事が最重要課題と認識しております。
c.資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要は、主なものとして、コース管理機械の更新、及びカートの更新などがございますが、すべてリース契約による更新を考えており、現在の現金及び預金にて十分賄えるものと考えております。
d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
中期経営計画は次のとおりであります。
(単位:百万円)
|
2023年度(36期) |
2024年度(37期) |
2025年度(38期) |
売上高 |
333 |
339 |
351 |
営業利益 |
7 |
22 |
29 |
経常利益 |
5 |
20 |
27 |