E04742 Japan GAAP
(1) 経営成績等の状況の概要
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の行動制限も5類に引き下げられたことにより、経済活動の活性化が進み緩やかな回復基調となりました。その一方で、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化により、エネルギーコストの高騰や原材料価格の上昇、円安や世界的なインフレの加速などが影響し、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
ゴルフ場業界におきましては、ゴルフは密になりにくいアウトドア・スポーツとの認識が浸透した事により、若年層を中心として人気が高まり、集客数はコロナ禍前に戻りつつあります。
このような状況の下、当クラブは引き続き、より高い顧客満足度の向上に努めました。
これらの結果、当中間会計期間の業績は、売上高は232,348千円(前年同期比5.2%増)、経常利益は53,177千円(前年同期比3.4%減)、中間純利益は53,013千円(前年同期3.4%減)となりました。
なお、当社の売上高には季節的変動があります。ちなみに、前事業年度における売上高は343,290千円であります。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前中間会計期間末に比べ19,952千円増加し、当中間会計期間末には112,908千円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られたキャッシュ・フローは36,006千円(前年同期は39,634千円の獲得)となりました。これは主に、税引前中間純利益53,177千円、未払金の減少額15,945千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られたキャッシュ・フローは13,285千円(前年同期は1,593千円の使用)となりました。これは主に、保険積立金の払戻による収入15,114千円、保険積立金の積立による支出1,333千円、有形固定資産の取得による支出495千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用したキャッシュ・フローは12,533千円(前年同期は10,668千円の使用)となりました。これはリース債務の返済による支出によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
当社の実態に即した内容を記載するため、生産実績に代えて入場者実績を記載しております。なお、受注実績につきましては、該当事項はありません。
(1)入場者実績
当社は、ゴルフ場運営事業の単一のセグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。なお、当中間会計期間の入場者実績は、次のとおりであります。
区分 |
当中間会計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日) |
前年同期比(%) |
メンバー(人) |
8,312 |
100.8 |
ビジター(人) |
13,209 |
101.1 |
合計(人) |
21,521 |
101.0 |
(2)販売実績
当社は、ゴルフ場運営事業の単一のセグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。なお、当中間会計期間の販売実績は、次のとおりであります。
区分 |
当中間会計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日) |
前年同期比(%) |
プレー収入(千円) |
145,298 |
103.5 |
レストラン(千円) |
31,371 |
120.0 |
ショップ(千円) |
16,787 |
103.5 |
年会費(千円) |
15,090 |
102.6 |
その他(千円) |
23,800 |
101.5 |
合計(千円) |
232,348 |
105.2 |
(注)1.前中間会計期間及び当中間会計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
は次の通りであります。
相手先 |
前中間会計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日) |
当中間会計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日) |
||
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
株式会社ゴールドウイン |
21,833 |
9.9 |
23,598 |
10.2 |
2.当社の販売実績には季節的変動があります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成されております。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
なお、将来に関する予想、見積り等の事項は、半期報告書提出日現在において当社が判断したものであり、先行きに不確実性を含んでいるため、実際の結果と異なることがありますので、ご留意下さい。
②当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の当中間会計期間の経営成績等は、次のとおりであります。
指標 |
計画 |
実績 |
計画比 |
前年同期 |
前年同期比 |
売上高 |
223,760千円 |
232,348千円 |
103.8% |
220,966千円 |
105.2% |
営業利益 |
47,670千円 |
53,788千円 |
112.8% |
55,845千円 |
96.3% |
経常利益 |
46,920千円 |
53,177千円 |
113.3% |
55,062千円 |
96.6% |
来場者数 |
21,730人 |
21,521人 |
99.0% |
21,317人 |
101.0% |
a.経営成績等
1)財政状態
(資産合計)
当中間会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ、18,057千円増加し1,138,528千円となりました。
流動資産は、前事業年度末に比べ、46,994千円増加し243,966千円となりました。これは主に現金及び預金と売掛金の増加によるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べ、28,937千円減少し894,561千円となりました。これは主に投資その他の資産の減少及び有形固定資産の減価償却によるものであります。
(負債合計)
当中間会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べ、34,956千円減少し285,403千円となりました。
流動負債は、前事業年度末に比べ、21,404千円減少し81,466千円となりました。これは主に、未払金と支払手形の減少によるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べ、13,551千円減少し203,936千円となりました。これは主に、長期前受収益とリース債務の減少によるものであります。
(純資産合計)
当中間会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べ、53,013千円増加し853,125千円となりました。これは主に、中間純利益によるものであります。
2)経営成績
(売上高)
当中間会計期間末の売上高は、前年同期と比べ、来場者数は100.9%とほぼ横ばいとなりましたが、コロナによる行動制限が5類に引き下げられた事により、3組以上のコンペ数が増加し、コンペパーティも回復傾向にあるため、232,348千円(前年同期比5.2%増)となりました。
(営業損益)
前年同期と比べ、売上高は11,382千円増加しましたが、売上原価と販売費及び一般管理費が13,438千円増加した結果、営業損益は53,788千円の利益(前年同期比3.7%減)となりました。
(経常損益)
前年同期と比べ、営業外収益は59千円増加し、318千円となりました。営業外費用は113千円減少し、930千円となりました。その結果、経常損益は53,177千円の利益(前年同期比3.4%減)となりました。
3)キャッシュ・フローの状況
当社の資本の財源及び資金の流動性についてキャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資本の財源及び資金の流動性
当社の資金需要は、主なものとして、コース管理機械の更新、及びカートの更新などがございますが、すべてリース契約による更新を考えており、現在の現金及び預金にて十分賄えるものと考えております。