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最終更新:

E20810 Japan GAAP

売上高

4.21億 円

前期

4.43億 円

前期比

95.0%


3 【事業の内容】

当社は奈良県御所市朝町にある秋津原ゴルフクラブで18ホールのゴルフ場及び諸施設を所有し、会員制により経営を行っています。また、これに付帯する物品の販売(プロショップ)を経営し、食堂及びコース内の売店は他の業者に委託しております。なお、当社はゴルフ場事業の単一セグメントであります。

 

※画像省略しています。

 

23/12/22

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当事業年度の財政状態の状況として、当事業年度末における資産合計は1,309百万円(前事業年度末比0.2%減)となり、前事業年度末と同水準となりました。また、負債合計は197百万円(前事業年度末比6.6%減)となり、これは主に長期借入金24百万円が減少したことによるものです。

当事業年度の経営成績の状況として、主に天候不順によって1日当たりの平均組数が24組(前事業年度は25組)となり、また館内設備の改修工事によるクローズの影響で営業日数が343日(前事業年度は352日)となった結果、年間の来場者数が29,670人(前事業年度は31,821人)に減少しました。一方で、第14期の営業施策として行ったプレーフィーの引き上げが来場者数減少の影響を緩和したものの、営業収入は420百万円(前事業年度比5.0%減)となりました。また、ゴルフ場施設の補修・修復、コースの整備・改修に努めた結果、修繕費や設備維持管理費が一時的に増加し、営業費用は432百万円(前事業年度比3.2%増)、営業損失は11百万円(前事業年度は営業利益24百万円)となりました。更に、クラブハウスの設備投資に伴う固定資産除却損を18百万円計上した結果、当期純損失は26百万円(前事業年度は当期純利益29百万円)となりました。

なお、当事業年度においても自己株式の処分による会員募集を行い、新たに25名の会員が加わったことにより、クラブの活性化を推進し今後の収益基盤の安定を図ることができました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末より24百万円減少し、当事業年度末において206百万円となっております。その内容は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における営業活動による資金の増加は25百万円(前年同期は47百万円の増加)となりました。これは主に税引前当期純損失25百万円を計上したものの、減価償却費21百万円及び有形固定資産除却損18百万円を計上したことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における投資活動による資金の減少は62百万円(前年同期は74百万円の減少)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出56百万円があったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における財務活動による資金の増加は11百万円(前年同期は35百万円の増加)となりました。これは主に自己株式の処分による収入が37百万円あったものの、長期借入金の返済による支出が24百万円あったこと等によるものです。
 

 

③ 生産、受注及び販売の実績

a. 生産設備

当社は、生産を行っていないため、生産の実績は記載しておりません。

 

b. 受注状況

当社は、受注形態をとらないため、受注の状況は記載しておりません。

 

 c. 販売実績

営業収入の実績は次のとおりであります。

 

区分

第15期事業年度

(自  2021年10月1日

至  2022年9月30日)

第16期事業年度

(自  2022年10月1日

至  2023年9月30日)

来場者数

会員

10,562人

会員

9,849人

ゲスト

21,259人

ゲスト

19,821人

合  計

31,821人

合  計

29,670人

営業収入

プレー収入

369,491千円

プレー収入

343,292千円

レストラン委託収入

8,538千円

レストラン委託収入

8,476千円

年会費収入

42,295千円

年会費収入

43,535千円

入会金収入

22,750千円

入会金収入

25,650千円

合  計

443,075千円

合  計

420,953千円

 

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成に当たり、決算日における資産・負債及び収入・費用等の報告金額に影響を与える見積りについては、当事業年度の実績等を勘案し合理的な基準で実施しておりますが、実際の結果は前提条件や事業環境の変化等により、見積りと異なる場合があります。

 

②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当事業年度の経営成績等の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

当社の経営成績に影響を与えるものは、来場者数が重要な要因となっており、景気動向や天候が業績を大きく左右することになります。当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めておりますが、今般の世界経済の不透明さを鑑みますと、当社を取り巻く事業環境の不確実性は継続することが予想され、今後のクラブ運営においても少なからず影響を及ぼすものと思われます。

 

③資本の財源及び資金の流動性

当社の資金需要には、運転資金需要と設備資金需要があります。運転資金需要は、主に一般管理費等の営業費用であり、これらの資金は内部留保による自己資金で賄うことを基本としております。また、設備資金需要は、主にコース内設備やクラブハウス等を維持・更新していくための投資であり、これらの資金は内部留保による自己資金に加え、自己株式の処分による会員募集や借入れによって賄うことを基本としております。