E25811 Japan GAAP
前期
2.07億 円
前期比
118.2%
当社グループは、当社、親会社(リゾートトラスト株式会社及びリゾートトラストゴルフ事業株式会社)で構成されており、当社はゴルフ場の管理を行っております。なお、親会社であるリゾートトラストゴルフ事業株式会社にゴルフ場の運営を委託しております。
当社及び当社の親会社の事業における当社及び親会社の位置付けは、次のとおりであります。
ゴルフ場の概況は次のとおりであります。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスが第5類に引き下げられ、緩やかな回復傾向を取り戻しました。
ゴルフ業界においても場内でのイベント開催や企業様のコンペ開催などコロナ前の日常に大きく近づいた年でした。
また、夏に猛暑日が続いたことにより、来場敬遠や多くのゴルフ場で芝のコンディションを落としてしまうなどダメージを受けた1年でもありました。
このような環境の中、当社がリゾートトラストゴルフ事業株式会社に運営委託している関西ゴルフ倶楽部の業況は、当事業年度の来場者数39,012名(前期比1,177名減)となりました。会員来場者数は283名減少の12,422名(前期比2.2%減)、ゲスト来場者数は894名減少の26,590名(前期比3.3%減)となりました。
当事業年度は、5月に新型コロナウイルスが第5類へ移行されて以降、お客様の娯楽ニーズの幅も広がり、従来のゴルフ一極集中から他のリゾート需要への拡散が進みました。上半期は、雨や台風、例年にない猛暑といった天候不良の影響を受け来場者の減少に影響しました。しかしながら、下半期におきましては、コンペが活性化され来場者の増加に繋がりました。
当社の売上高は、年会費収入とリゾートトラストゴルフ事業株式会社からの運営委託手数料と利益配分手数料収入等で構成されており、年会費収入は159,920千円(前期比33.2%増)、運営委託手数料は72,000千円(前期比増減なし)、利益配分手数料収入は10,510千円(前期比16.7%減)、売上高は244,762千円(前期比18.2%増)となり、一方で販売費及び一般管理費は232,348千円(前期比25.2%増)となりました。
この結果、営業利益は12,414千円(前期比42.0%減)、経常利益は32,044千円(前期比12.6%減)、当期純利益は27,220千円(前期比17.3%増)となりました。
前事業年度に比べ、資産は86,116千円増加の2,849,424千円、負債は58,896千円増加の133,291千円、純資産は27,220千円増加の2,716,133千円となりました。
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,355,467千円となり前事業年度末に対して3,017千円減少いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動における資金の増加は74,335千円(前事業年度は39,900千円の増加)となりました。これは税引前当期純利益を41,141千円、減価償却費を39,690千円計上したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動における資金の減少は77,352千円(前事業年度は9,044千円の減少)となりました。これは有形固定資産の取得による支出が80,695千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動における資金の増減はありませんでした(前事業年度は4,751千円の増加)。
当社はゴルフ場の管理を行っている会社のため、生産実績及び受注実績については該当事項はありません。
販売実績
(注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標の経常利益は32,044千円となり、経営上の目標である黒字を達成しております。
当事業年度末の資産合計は2,849,424千円となり、前事業年度末と比較し86,116千円の増加となっております。これは主に、機械及び装置が61,736千円増加、車両運搬具が39,421千円増加したこと等によるものであります。
当事業年度末の負債合計は133,291千円となり、前事業年度末と比較し58,896千円の増加となっております。これは主に、未払金が54,503千円増加したこと等によるものであります。
当事業年度末の純資産合計は2,716,133千円となり、前事業年度末と比較し27,220千円の増加となっております。これは、当期純利益27,220千円があったことによるものであります。
経営成績については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、既存施設の維持・管理を目的とした設備投資に必要な資金及びその他の所要資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、必要に応じてグループ会社からの借入等による資金調達を行うこととしております。
なお、当事業年度末における有利子負債の残高はなく、現金及び現金同等物の残高は1,355,467千円となっております。キャッシュ・フローについては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
当社財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。財務諸表の作成にあたって用いた会社の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。