E25811 Japan GAAP
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
当中間会計期間におけるわが国経済は、供給制約の緩和により輸出増加に伴う外需の成長、宿泊などの対面型サービスが増収となり、好調を維持しました。当面はコロナ禍からの経済活動正常化の動きが続くことから、緩やかな回復が続く見通しです。
このような環境下、5月から新型コロナウイルス感染症が5類へ移行されたことにより、お客様の娯楽ニーズが多様化し、ゴルフ場の優位性が低下したため、当社がリゾートトラストゴルフ事業株式会社に運営委託している関西ゴルフ倶楽部の当中間会計期間の来場者数は19,337名と前年同期比1,623名(7.7%)減少しました。
上記の要因以外に豪雨や台風などの天候不良、猛暑の影響もあり、来場者数が大幅に減少しました。しかしながら、コンペにおきましては活発な動きが見られ、その環境下でも前事業年度を上回る結果を得ることができました。
会員様の来場者数は6,283名と前年同期比459名(6.8%)減少し、ゲストも13,054名と前年同期比1,164名(8.2%)減少しました。メンバー比率は前年同期比0.3ポイント上昇し32.5%となりました。
ゴルフ練習場のヴェルデにおきましても、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行したことによる営業形態への影響が非常に大きくなり、前年同期に比べ大きく来場者数が減少しました。
当中間会計期間の当社の売上高は、年会費収入とリゾートトラストゴルフ事業株式会社からの運営委託手数料収入等で構成されており、123,890千円(前年同期比18.4%増)となりました。一方、販売費及び一般管理費も114,969千円(前年同期比25.1%増)となりました。
その結果、営業利益8,920千円(前年同期比29.8%減)、経常利益18,735千円(前年同期比3.6%減)、中間純利益は12,333千円(前年同期比4.3%増)となりました。
前事業年度末に比べ、資産は153,017千円増加の2,916,326千円、負債は140,684千円増加の215,079千円、純資産は12,333千円増加の2,701,246千円となりました。
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末と比べて112,653千円増加し、当中間会計期間末は1,471,137千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における営業活動による資金の増加は132,029千円(前年同期は93,232千円の増加)となりました。これは、前受収益の増加額78,789千円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における投資活動による資金の減少は19,376千円(前年同期は7,913千円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が19,406千円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における財務活動による資金の増減はありませんでした(前年同期は4,751千円の増加)。
当社はゴルフ場の管理を行なっている会社のため、生産実績及び受注実績については該当事項はありません。
(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間会計期間末の資産合計は2,916,326千円となり、前事業年度末と比べて、153,017千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が112,653千円増加したこと、車両運搬具が45,658千円増加したこと等によるものであります。
当中間会計期間末の負債合計は215,079千円となり、前事業年度末と比べて、140,684千円の増加となりました。これは主に前受収益が79,956千円増加したこと、未払金が54,841千円増加したこと等によるものであります。
当中間会計期間末の純資産合計は2,701,246千円となり、前事業年度末と比べて、12,333千円の増加となりました。これは中間純利益12,333千円があったことによるものであります。
経営成績については「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照ください。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、既存施設の維持・管理を目的とした設備投資に必要な資金及びその他の所要資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、必要に応じてグループ会社からの借入等による資金調達を行うこととしております。
なお、当中間会計期間末における現金及び現金同等物の残高は1,471,137千円であり、有利子負債はありません。