売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00323 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症へ移行されたことにより、行動制限の緩和等により社会経済活動の回復に向けた動きが見受けられ、景気は緩やかな回復傾向となっております。しかしながら、円安傾向の継続やロシア・ウクライナ情勢に起因する資源・原材料価格の高騰、物価上昇による消費マインドの低下が懸念されるなど、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
 当社が属する建設業界におきましては、施工を行う技術者不足が解消されていないことに加え、資材価格や労務費等の建設コストの高騰が工事収益を圧迫する等、引き続き厳しい状況が続いております。

このような状況の中、当社は、引き続き既存店におけるパートナー(工務店等)との関係強化に取り組み、受注拡大を図って参りました。また、原価低減と経費削減、工事採算性を重視した受注方針の徹底、施工管理と品質・技術の向上、定期的に施工会議を開き安全・良質な工事の提供を努めるとともに、業容拡大や収益力の向上等も図って参りました。

これらにより、当第2四半期累計期間における売上高は、2,144,291千円前年同期比20.8%増)となりました。営業利益は、売上高の増加に伴う売上総利益の増加により273,863千円前年同期比93.5%増)となりました。経常利益は、290,509千円前年同期比83.2%増)、四半期純利益は、197,873千円前年同期比84.9%増)となりました。

 

セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。

(ホームメイキャップ事業)

ホームメイキャップ事業におきましては、工事が順調に進捗したことにより売上高は2,031,716千円前年同期比25.5%増)となり、セグメント利益は376,966千円前年同期比65.2%増)となりました。

(建築工事業)

建築工事業におきましては、新築工事・改修工事等が減少したため、売上高は109,933千円前年同期比28.6%減)となり、セグメント利益は10,642千円前年同期比40.0%減)となりました。

(その他)

不動産売買取引を行う不動産事業とFC加盟店に対するコーティング材等の販売に関する事業等で構成されるその他の事業におきましては、材料販売等の減少により、売上高は2,640千円前年同期比23.4%減)となり、セグメント利益は842千円前年同期比32.9%減)となりました。

 

 

財政状態は、次のとおりであります。

当第2四半期会計期間末における資産の部は、前事業年度末に比べ71,052千円増加し、4,202,992千円となりました。これは主に、関係会社株式の206,238千円の増加、未成工事支出金の67,397千円の増加、現金及び預金の301,508千円の減少等によるものであります。

負債の部は、前事業年度末に比べ55,370千円減少し、851,709千円となりました。これは主に、工事未払金の108,609千円の減少、買掛金の31,470千円の増加、未払法人税等の27,873千円の増加等によるものであります。

純資産の部は、前事業年度末に比べ126,423千円増加し、3,351,283千円となりました。これは主に、利益剰余金の152,681千円の増加、その他有価証券評価差額金の21,921千円の増加等によるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前年同四半期会計期間末に比べ134,255千円減少し、1,122,327千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、得られた資金は42,053千円(前年同期に使用した資金は136,035千円)となりました。これは主に、税引前四半期純利益に加え、棚卸資産の増加額97,826千円、仕入債務の減少額60,019千円、売上債権の減少額19,313千円等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、使用した資金は249,969千円(前年同期に使用した資金は15,391千円)となりました。これは主に、関係会社株式の取得による支出206,238千円、保険積立金の積立による支出27,384千円、有形固定資産の取得による支出17,791千円等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、使用した資金は93,702千円(前年同期に使用した資金は75,662千円)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出48,179千円、配当金の支払いによる支出45,192千円等によるものであります。

 

 (3)経営方針・経営戦略等

当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、126千円であります。
 なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)経営成績に重要な影響を与える要因

当第2四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。