売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00317 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、経済社会活動の正常化が進み、緩やかに回復してきました。

今後についても、雇用・所得環境が改善する下で回復が続くことが期待されますが、世界的な金融引締めに伴う影響など、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっております。また、物価・エネルギー価格の上昇、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。

建設業界におきましては、政府建設投資、民間建設投資ともに底堅く推移しました。一方で、資材価格等の動向に注視が必要な状況が続いております。

このような状況のもと、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,799億円(前年同四半期2,590億円、前年同四半期比8.1%の増加)、営業利益99億円(前年同四半期135億円、前年同四半期比26.8%の減少)、経常利益97億円(前年同四半期135億円、前年同四半期比28.2%の減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は65億円(前年同四半期111億円、前年同四半期比41.4%の減少)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりです。

(土木事業)

受注高は652億円(前年同四半期比7.0%の増加)、完成工事高は1,016億円(前年同四半期比4.7%の増加)、営業利益は96億円(前年同四半期比18.0%の減少)となりました。

(建築事業)

受注高は1,511億円(前年同四半期比28.0%の減少)、完成工事高は1,525億円(前年同四半期比8.3%の増加)、営業利益は40億円(前年同四半期比25.8%の減少)となりました。

(グループ事業)

売上高は225億円(前年同四半期比27.7%の増加)、営業利益は9億円(前年同四半期比97.5%の増加)となりました。

(その他)

売上高は32億円(前年同四半期比6.5%の減少)、営業利益は1億円(前年同四半期比61.9%の減少)となりました。

 

 

 

(2) 財政状態

資産の部では受取手形・完成工事未収入金等などが増加し、負債の部では短期借入金などが増加しました。その結果、当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末より43億円増加3,223億円となり、負債は、前連結会計年度末より34億円増加1,800億円となりました。純資産は、繰延ヘッジ損益の増加などにより前連結会計年度末より9億円増加1,422億円となり、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.4ポイント減少し43.8%となりました。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発への投資総額は約22億円です。この中には、社外からの受託研究に係る費用約24百万円が含まれています。