売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00167 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態および経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、賃上げによる個人消費の下支えや価格転嫁の加速などにより経済活動の正常化の動きが見られ、設備投資も気候変動や地球温暖化対策など中長期的な視点での投資拡大が期待されているものの、中東情勢やウクライナ情勢が緊迫化する中、資源価格の高騰など不確実性の高い世界経済のもとで、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。

道路建設業界におきましては、政府関連予算の執行による堅調な公共投資や民間設備投資の持ち直しにより、建設需要は底堅さを維持したものの、受注競争の激化や人材の不足に加え、資材やエネルギー価格の高騰が継続するなど、今後の経営環境は引き続き予断を許さない状況にあります。

このような状況の中で、当社グループは、事業環境の変化に柔軟に対応し、安定的に利益を生み出す会社を目指すことを基本方針とする「中期経営計画(2021年度~2023年度)」を策定し、数値目標の達成に向け、グループ一丸となって取り組んでおります。

その結果、受注高は331億2千5百万円(前年同期比18.7%増)、売上高は264億8千2百万円(前年同期比15.3%増)、経常利益は9億6千万円(前年同期は経常損失5千2百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億2千3百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失5千9百万円)となりました。

 

(工事部門)

工事部門では、すべての連結会社が舗装、土木工事等に係る建設工事の受注、施工を行っており、当第3四半期連結累計期間の工事受注高は296億7千1百万円、完成工事高は230億2千8百万円、完成工事総利益は22億9千5百万円となりました。

(製品等販売部門)

製品等販売部門では、アスファルト合材等の製造、販売を行っており、製品等受注高、売上高は34億5千3百万円、製品等売上総利益は3億4千9百万円となりました。

当社グループの売上高は、通常の営業形態として、第4四半期連結会計期間に完成する工事の割合が著しく多くなります。一方、営業所経費、販売費及び一般管理費がほぼ均等に発生するという季節的変動があります。

 当社グループの財政状態は以下の通りであります。

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ13億5千1百万円増加して336億2千8百万円となりました。これは主に現金預金、未成工事支出金等は増加したものの、受取手形・完成工事未収入金等が減少したことなどによります。

負債合計は、前連結会計年度末に比べ3億1千7百万円増加して132億4千万円となりました。これは主に、支払手形・工事未払金等および未成工事受入金は増加したものの、未払法人税等が減少したことなどによります。

純資産合計は、主にその他有価証券評価差額金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ10億3千3百万円増加して203億8千8百万円となりました。

 

(2) 経営方針・経営戦略等 

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 事業上および財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動 

当第3四半期連結累計期間の研究開発費は47百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。