売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00090 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

第3四半期連結累計期間における業績は、完成工事高の増加及び不動産の取扱量増加により売上高は7,689億円(前年同期比8.8%増)、不動産利益の増加により営業利益は614億円(同8.6%増)、経常利益は605億円(同9.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は396億円(同7.2%増)の増収増益となりました。

 

セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

 

(単位:億円)

 

建設関連事業

不動産関連事業

サービス関連事業

海外関連事業

売上高

5,542

(+245)

832

(+209)

1,868

(+250)

7

(+7)

営業利益

460

(-25)

146

(+57)

94

(+13)

△37

(-11)

 

( )内は前年同期比増減額

 

 

① 建設関連事業

建築工事では、当社の土地情報収集力や商品企画力、施工品質や工期遵守に対する姿勢、効率的な生産体制等について事業主から評価を頂いている一方、受注時採算の悪化及び資材労務費の上昇等により、当期の完成工事総利益率は低下いたしました。

当社における分譲マンション新築工事の受注は、首都圏で200戸以上の大規模物件8件を含む41件、近畿圏・東海圏で200戸以上の大規模物件3件を含む11件、合計で52件となりました。また、分譲マンション以外の工事として、賃貸住宅等8件を受注いたしました。

当社の完成工事につきましては、賃貸住宅等7件を含む計53件を竣工いたしました。

当セグメントにおいては、当社における完成工事高の増加により売上高は5,542億円(前年同期比4.6%増)、完成工事総利益率の低下により営業利益は460億円(同5.1%減)の増収減益となりました。

 

② 不動産関連事業

分譲マンションの新規引渡し及びその他の不動産取扱量が増加したことにより、当セグメントにおいては、売上高は832億円(前年同期比33.7%増)、営業利益は146億円(同64.8%増)の増収増益となりました。

 

③ サービス関連事業

新築マンションの販売受託における引渡戸数、大規模修繕工事・インテリアリフォームにおける修繕工事の施工量、不動産流通仲介におけるリノベーション事業の販売戸数、分譲マンション管理におけるマンション専有部及びマンション共有部の工事施工量等は増加いたしました。

当セグメントにおいては、売上高は1,868億円(前年同期比15.4%増)、営業利益は94億円(同15.7%増)の増収増益となりました。

 

④ 海外関連事業

ハワイ州オアフ島において、商業施設の運営及び新規の戸建分譲事業の開発を進めております。当セグメントにおいては、商業施設の開業が間もないこともあり、売上高は7億円(前年同期は売上高0億円)、営業損失は37億円(前年同期は営業損失26億円)となりました。

 

 

当第3四半期連結会計期間末における連結総資産は、前連結会計年度末に比べ6億円増加し、1兆1,987億円となりました。これは主にマンション分譲事業等への資金投下に伴い不動産事業支出金が増加したこと等によるものであります。

連結総負債は、前連結会計年度末に比べ342億円減少し、7,098億円となりました。これは主に借入金の返済によるものであります。

連結純資産は、前連結会計年度末に比べ347億円増加し、4,888億円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと等によるものであります。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

第3四半期連結累計期間において、当社グループの対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

第3四半期連結累計期間における研究開発費は、28億円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動について重要な変更はありません。