売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00179 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の五類への移行を契機に、緩やかな景気の持ち直しの動きが見られた一方で、長期化するウクライナ情勢、中東地域の不安定化、円安等に伴う物価上昇などにより、依然として予断を許さない状況が続きました。

建設業界におきましては、堅調な民間設備投資や公共投資に支えられ、景況感は改善傾向にありますが、労務・資材価格の上昇を特に民間建築で十分に価格転嫁できていないなど厳しい事業環境となりました。

 このような状況のもと、当社グループは建設DXによる生産性向上などの取組みをさらに推し進めながら事業活動を展開してまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における経営成績につきましては、売上高は405億89百万円(前年同四半期比14.3%増)となりました。

 損益面につきましては、建設コストの上昇により建設部門の利益面は前期を下回りましたが、不動産事業およびソフトウェア関連事業などの収益が向上し、売上総利益は39億22百万円(同3.8%増)となり、経常利益は11億94百万円(同4.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億47百万円(同3.0%増)となりました。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。

 

(建設事業)

建設事業におきましては、大型工事の施工が順調に進捗したことにより、売上高は353億44百万円(前年同四半期比11.9%増)となりましたが、資材価格の高騰や労務費の上昇により、工事の採算性が低下したことから、セグメント利益は6億28百万円(同21.1%減)となりました。

(不動産事業)

不動産事業におきましては、販売用不動産の売上が増加したことにより、売上高は29億72百万円(同94.5%増)、セグメント利益は3億11百万円(同75.6%増)となりました。

(建材製造販売事業)

 建材製造販売事業におきましては、販売数量の減少により、売上高は5億20百万円(同6.2%減)となりましたが、製造原価の低減に努めたことから、セグメント利益は1億36百万円(同158.2%増)となりました。

(その他)

 その他の事業におきましては、売上高は17億52百万円(同5.1%減)となりましたが、ソフトウェアの開発事業の利益が増加したことにより、セグメント利益は1億59百万円(同42.9%増)となりました。

 

また、当第3四半期連結会計期間末の総資産は、未成工事支出金等の増加等により前連結会計年度末より14億32百万円増加し、484億8百万円となりました。

負債につきましては、支払手形・工事未払金等、未成工事受入金の増加等により、前連結会計年度末より7億31百万円増加し、226億5百万円となりました。

純資産につきましては、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加及び配当金の支払いによる減少等により、前連結会計年度末より7億円増加し、258億3百万円となりました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、13百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。