売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00066 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

  文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況 

当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行により社会経済活動の正常化が一段と進み、雇用や所得環境の改善、インバウンド需要の増加など、景気は回復基調で推移しました。一方で、国際情勢の緊迫化やエネルギー価格の高騰など、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。

当社グループの主要事業であります道路建設業界におきましては、政府建設投資は底堅く推移し、民間設備投資も企業収益の改善に伴い回復傾向がみられるものの、受注競争の激化に加え、建設資材価格や人件費の上昇により依然として厳しい経営環境が続いております。

このような状況下におきまして、当社グループの当第3四半期連結累計期間における受注高は92,557百万円(前年同四半期連結累計期間比3.2%増加)となり、売上高は83,316百万円(前年同四半期連結累計期間比0.9%減少)となりました。

損益につきましては、営業利益は2,299百万円(前年同四半期連結累計期間比46.6%増加)、経常利益は2,491百万円(前年同四半期連結累計期間比43.8%増加)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,554百万円(前年同四半期連結累計期間比52.7%増加)となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

①建設事業

当第3四半期連結累計期間における受注高は57,695百万円(前年同四半期連結累計期間比9.1%増加)となりました。完成工事高は48,455百万円(前年同四半期連結累計期間比2.5%増加)となり、セグメント利益は1,376百万円(前年同四半期連結累計期間比50.6%増加)となりました。

②建設材料等の製造販売・環境事業等

当第3四半期連結累計期間における売上高は34,861百万円(前年同四半期連結累計期間比5.3%減少)、セグメント利益は2,562百万円(前年同四半期連結累計期間比18.2%増加)となりました。

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、83,697百万円となり、前連結会計年度末と比較して3,487百万円の減少となりました。主な要因は、受取手形・完成工事未収入金等が11,488百万円減少し、現金預金が2,341百万円、未成工事支出金が3,012百万円増加したこと等によります。

負債合計は、30,219百万円となり、前連結会計年度末と比較して4,253百万円の減少となりました。主な要因は、支払手形・工事未払金等が1,375百万円、短期借入金が1,786百万円、未払法人税等が837百万円減少したこと等によります。

純資産合計は、53,477百万円となり、前連結会計年度末と比較して766百万円の増加となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益1,554百万円の計上、株主配当金855百万円の支払いにより利益剰余金が704百万円増加し、その他有価証券評価差額金が333百万円、自己株式の処分に伴い資本剰余金が158百万円増加し、自己株式の取得により自己株式が402百万円増加したこと等によります。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は258百万円であります。