サイタホールディングス株式会社

建設業土木工事福証

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00248 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策の各種規制の緩和、訪日外国人観光客の本格的な受け入れ再開などにより社会経済活動の正常化が進み、景気や企業業績も緩やかな回復基調となりました。一方でロシア・ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化、中国経済の低迷等の景気減速リスクも高まっており、先行きは不透明な状態が続いております。

 当社グループの主力事業であります建設業界におきましては、公共投資は底堅く推移しているものの、エネルギー価格や資材価格の長引く高騰、人件費の高止まり等による工事収益率の低下や砕石製造原価の上昇は依然として続いており、先行きは予断を許さない状況となっております。

 このような状況下、当社グループは総力を挙げて受注活動を行うとともに、グループ各社の収益改善に努めてまいりました。

 その結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高21億5千6百万円(前年同四半期比22.9%減)、営業利益3千3百万円(前年同四半期比88.1%減)、経常利益4億3千2百万円(前年同四半期比43.0%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億2千万円(前年同四半期比112.9%増)となりました。

 セグメントごとの経営成績を示すと次のとおりであります。

 

(建設事業部門)

 当第2四半期連結累計期間の受注高は10億2千2百万円(前年同四半期比3.8%減)、完成工事高は6億6千9百万円(前年同四半期比43.8%減)、営業損失は3千1百万円(前年同四半期は営業利益1億1千5百万円)となりました。

 

(砕石事業部門)

 当第2四半期連結累計期間の売上高は10億9千9百万円(前年同四半期比11.7%減)、営業利益は1億6千4百万円(前年同四半期比36.8%減)となりました。

 

(酒類事業部門)

 当第2四半期連結累計期間の売上高は1億8千8百万円(前年同四半期比1.1%増)、営業利益は0百万円(前年同四半期は営業損失9百万円)となりました。

 

(その他の事業部門)

 当第2四半期連結累計期間の売上高は1億9千8百万円(前年同四半期比15.1%増)、営業利益は2千1百万円(前年同四半期比4.2%減)となりました。

 

②財政状態

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は36億8千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億7千6百万円減少いたしました。これは主に受取手形・完成工事未収入金等が2億7千6百万円、現金預金が7千4百万円減少したことによるものであります。固定資産は35億4千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億3千3百万円増加いたしました。これは主に有形固定資産が6千万円減少いたしましたが、投資その他の資産が4億9千4百万円増加したことによるものであります。

 この結果、総資産は、72億3千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ5千6百万円増加いたしました。

 

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は17億9千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億5千1百万円減少いたしました。これは主に支払手形・工事未払金等が1億9千8百万円、未払費用が1億2百万円減少したことによるものであります。固定負債は4億1千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ7千9百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が9千2百万円増加したことによるものであります。

 この結果、負債合計は、22億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億7千2百万円減少いたしました。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は50億2千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億2千9百万円増加いたしました。これは主に配当金4千4百万円の支払及び親会社株主に帰属する四半期純利益4億2千万円、その他の包括利益累計額5千3百万円の増加によるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、17億4千7百万円(前年同四半期比3億4百万円の減少)となりました。

 

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 売上債権の減少等により1億9百万円の収入(前年同四半期累計期間は3億3千6百万円の収入)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 関係会社株式の取得による支出等により1億9千万円の支出(前年同四半期累計期間は1億3千5百万円の支出)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 長期借入れによる収入等により6百万円の収入(前年同四半期累計期間は1億7千8百万円の支出)となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

 当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(8)生産、受注及び販売の実績

受注実績

セグメントの名称

前第2四半期累計期間

当第2四半期累計期間

前年同期比(%)

建設事業

(千円)

1,062,659

1,022,182

96.2

(注)当社及び連結子会社では建設事業以外は受注生産を行っておりません。