売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02963 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における世界経済は、アフターコロナ、ウィズコロナの新たな段階への移行が進められるなか、社会経済活動の制限の緩和がより進んだことで各国において景気回復の兆しが見られましたが、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や世界的なインフレの進行により、原材料価格や光熱費の高騰、物価の上昇が見られ、世界的な金融引き締めに伴い円安が進行するなど、依然として先行きが不透明な状況となっております。アジア・新興国経済は、急速なインフレが経済を下押ししましたが、活動制限の緩和による個人消費やサービス輸出が好調であったことが景気を下支えしました。わが国経済においては、行動制限の緩和に伴い社会経済活動の正常化が進むことで、活発な個人消費や、供給制約の緩和による輸出や生産の増加が経済を牽引しました。

 また、中古車業界におきましては、2023年1月から2023年9月までの国内中古車登録台数は2,677,540台(前年同期比0.5%増)と前年比でほぼ横ばいとなりました。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ)中古車輸出業界におきましては、2023年1月から2023年9月までの中古車輸出台数は976,033台(前年同期比29.9%増)と前年を大きく上回る結果となりました。(出典:財務省貿易統計データ)

 このような状況の中、当社グループは、従来と同様、自動車市場の拡大が見込まれる東南アジア諸国等を中心に、多国間の貿易ルートを確保、高付加価値化を図ることにより自動車市場の流通の活性化と収益拡大に努めてまいりました。

 上記の結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は23,541百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は1,098百万円(前年同期比15.2%減)、経常利益は1,307百万円(前年同期比12.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,020百万円(前年同期比12.4%減)となりました。

 

(2)財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末(2022年12月末)と比較して1,941百万円増加して17,898百万円となりました。

 これは主に、商品及び製品が973百万円、売掛金が781百万円増加したこと等によるものであります。

 負債は、前連結会計年度末と比較して927百万円増加して8,934百万円となりました。これは、短期借入金が800百万円増加したこと等によるものであります。

 純資産は、前連結会計年度末と比較して1,013百万円増加して8,963百万円となり、自己資本比率は47.2%となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。