売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02963 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、急激な為替相場の変動、長期化するロシア・ウクライナ情勢及び中東の政情不安などの問題から、原材料費の高騰及び世界的な物価上昇が起こり内需主導の景気回復が遅れる等、企業を取り巻く環境の先行き不透明感は完全に払拭されず、総じて慎重な姿勢が続く動きとなりました。

 このような状況の中、当社グループは、従来と同様、自動車市場の拡大が見込まれる東南アジア諸国等を中心に、多国間の貿易ルートを確保、高付加価値化を図ることにより自動車市場の流通の活性化と収益拡大に努めてまいりました。

 上記の結果、当第1四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は13,378百万円(前年同期比67.4%増)、営業利益は488百万円(前年同期比55.3%増)、経常利益は548百万円(前年同期比45.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は424百万円(前年同期比40.6%増)となりました。

 

 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 なお、当社グループの事業はこれまで単一セグメントとしておりましたが、連結子会社であるアップルオートネットワーク株式会社において、リユース流通事業を開始したことから、当第1四半期連結会計期間より報告セグメントに含まれない事業セグメントであるリユース流通事業を「その他」の区分としてセグメント情報を開示しております。詳細は「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。そのため「その他事業」については前年同四半期との比較・分析を行っておりません。

 

①自動車販売関連事業

 中古車業界におきましては、2024年1月から2024年3月までの国内中古車登録台数は982,014台(前年同期比4.6%増)と前年を上回る結果となりました。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ)中古車輸出業界におきましては、2024年1月から2024年3月までの中古車輸出台数は333,633台(前年同期比20.5%増)と前年を上回る結果となりました。(出典:財務省貿易統計データ)

 上記の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は13,364百万円(前年同期比67.2%増)、セグメント利益は516百万円(前年同期比64.1%増)となりました。

 

②その他事業(リユース流通事業)

 当社グループは、自動車をはじめとしたリユースビジネスを通じて、持続可能な循環型社会の実現に貢献するため、連結子会社のアップルオートネットワーク株式会社において、時計、貴金属等のブランド品買取事業を開始いたしました。

 上記の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は14百万円、セグメント損失は9百万円となりました。

 

 

(2)財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末(2023年12月末)と比較して2,530百万円増加して19,401百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,589百万円減少した一方で、売掛金が2,830百万円、商品及び製品が448百万円増加したこと等によるものであります。

 負債は、前連結会計年度末と比較して2,278百万円増加して10,180百万円となりました。これは主に、短期借入金が1,296百万円、支払手形及び買掛金が471百万円、長期借入金が348百万円増加したこと等によるものであります。

 純資産は、前連結会計年度末と比較して252百万円増加して9,221百万円となり、自己資本比率は44.7%となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。