売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03000 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

    文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第2四半期累計期間における我が国経済は、一部に足踏み感がみられるものの、経済情勢は景気が緩やかに回復しており、個人消費やインバウンド需要を中心として経済活動の正常化が進んでおります。一方で、世界的な金融引き締め、長期化する海外情勢等の地政学リスクの影響によるサプライチェーンの混乱やエネルギー資源の高騰から、資材価格の更なる上昇など、景気の先行きは依然不透明な状況が続いております。

 このような状況下、当社の服飾事業におきましては、物価高による影響は受けたものの国内の個人消費は回復傾向にあり、業績は前年並みで推移しました。在庫の削減もひと段落したことで、新商品の開発、実店舗での販売、さらには自社ECサイトでの販売準備を進めて黒字化を目指し取り組んでおります。また、賃貸倉庫事業におきましては、引き続き稼働率は高く業績は底堅く推移しております。また、新倉庫(カワサキ貝塚テクノプラザ)も2024年1月に竣工し、稼働を開始しました。ホテル事業におきましては、2024年2月に客室の空調設備とバスルームのリニューアル工事が終わり、お客様に快適にお過ごしいただける環境が整いました。

  この結果、当第2四半期累計期間の業績は売上高が1,101,088千円(前年同期比46.5%の増加)、営業利益が190,039千円(前年同期比61.4%の増加)、経常利益が194,562千円(前年同期比63.5%の増加)、四半期純利益139,343千円(前年同期比82.6%の増加)となりました。

 

 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

  なお、前第3四半期会計期間においてホテルレイクアルスターを直営化したことに伴い、経営管理の観点から

 「ホテル事業」の区分を新設しています。

 

(服飾事業)

 当事業部門におきましては、売上高は299,131千円(前年同期比4.2%の増加)、営業損失が4,880千円(前年同期は営業損失1,828千円)となりました。

 

(賃貸・倉庫事業)

当事業部門におきましては、2023年4月に稼働したカワサキテクノプラザに加えて2024年1月に竣工したカワサキ貝塚テクノプラザが稼働したことにより、増収増益となりました。その結果、売上高は665,323千円(前年同期比43.2%の増加)、営業利益は265,905千円(前年同期比122.4%の増加)となりました。

 

(ホテル事業)

当事業部門におきましては、お客様に快適にお過ごしいただけるよう施設のリニューアルを進めており、2024年2月に空調設備とバスルームの工事が完了しております。ホテルレイクアルスターは、宿泊、宴会、レストランの3部門が営業の柱となっており、南海本線泉大津駅前という立地を生かし、地域密着で取り組んでおります。なお、当第2四半期累計期間は、リニューアル工事に伴う費用が発生したこと等から、売上高は136,633千円、営業損失は70,985千円となりました。

 

 

②財政状態の状況

 (流動資産)

当第2四半期会計期間末における流動資産の残高は、前事業年度末に比べて319,819千円(40.6%)増加し、1,107,883千円となりました。この主な要因は、現金及び預金が421,337千円増加し、商品及び製品が72,359千円増加したことによるものであります。

    (固定資産)

当第2四半期会計期間末における固定資産の残高は、前事業年度末に比べて503,154千円(7.4%)増加し、7,276,002千円となりました。この主な要因は、建物及び構築物が491,482千円増加したことによるものであります。

  (流動負債)

当第2四半期会計期間末における流動負債の残高は、前事業年度末に比べて227,083千円(49.4%)増加し、687,164千円となりました。この主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が60,000千円、未払法人税等が55,087千円、買掛金が23,965千円、その他が87,772千円増加したことによるものであります。

 (固定負債)

当第2四半期会計期間末における固定負債の残高は、前事業年度末に比べて503,818千円(28.9%)増加し、2,248,823千円となりました。この主な要因は、長期借入金が424,440千円、資産除去債務が62,533千円増加したことによるものであります。

  (純資産)

当第2四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べて92,071千円(1.7%)増加し、5,447,897千円となりました。この主な要因は、四半期純利益を139,343千円計上したものの、配当による減少47,272千円があったことによるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べて421,337千円(185.9%)増加し、647,961千円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

税引前四半期純利益194,562千円、減価償却費140,361千円、棚卸資産の増加額76,846千円、その他に含まれる未収入金の減少額157,743千円等により、当第2四半期累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは600,912千円の収入となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

有形固定資産の取得による支出610,550千円があったこと等により、当第2四半期累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは616,755千円の支出となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

長期借入れによる収入600,000千円、長期借入金の返済による支出115,560千円、配当金の支払額47,272千円により、当第2四半期累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは437,167千円の収入となりました。

 

 (3) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありませ

  ん。

 

 (5) 研究開発活動

    該当事項はありません。

 

(6)主要な設備

     主要な設備の状況

     当第2四半期累計期間において完成した主要な設備は次のとおりであります。

事業所名

(所在地)

セグメントの

名称

設備の内容

敷地面積

(㎡)

建物延面積(㎡)

完成年月

カワサキ貝塚テクノプラザ

(大阪府貝塚市)

賃貸・倉庫事業

営業倉庫

8,577.46

5,001.75

2024年1月