E03005 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の分類移行をはじめ、各種政策の効果により社会経済活動の正常化が一段と進んだことから、緩やかな回復基調が見られました。一方で、物価の高騰や中東情勢の悪化、世界的な金融引締めによる景気の減速が懸念されるなど、先行きは依然として不透明な状況にあります。
医療機器業界におきましても、症例数の回復傾向が見られる一方で、物価の高騰や賃金の上昇といった経済社会情勢が医療機関の経営環境や人材確保にも大きな影響を与えており、医療現場における業務効率化の促進、質の高い効率的・効果的な医療提供体制の構築が求められております。
このような情勢のもと、当社では、持続可能な医療環境の整備の一翼を担うべく、医療機関のニーズを捉えた最適な商品やサービスの提案に努め、医療の安全、安心のために安定して商品を供給し続けることを使命とし企業活動を行ってまいりました。
これらの結果、当第3四半期の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
当第3四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ821,482千円減少し、22,768,499千円となりました。
当第3四半期会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べ649,433千円減少し、13,628,621千円となりました。
当第3四半期会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べ172,049千円減少し、9,139,877千円となりました。
当第3四半期累計期間の経営成績は売上高34,243,706千円(前年同四半期比3.6%減)、営業利益450,997千円(前年同四半期比52.4%減)、経常利益455,382千円(前年同四半期比52.5%減)、四半期純利益114,058千円(前年同四半期比82.5%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
不整脈事業は、一部の主要な取引先を喪失した影響により、当第3四半期累計期間の売上高は29,438,799千円(前年同四半期比3.4%減)、セグメント利益は2,906,367千円(前年同四半期比14.9%減)となりました。
虚血事業は、エキシマレーザ血管システムの取り扱い高が縮小したことから、当第3四半期累計期間の売上高は1,786,986千円(前年同四半期比26.3%減)、セグメント利益は235,837千円(前年同四半期比16.0%減)となりました。
その他は、外科、脳外科関連商品等が好調に推移したことから、当第3四半期累計期間の売上高は3,017,920千円(前年同四半期比14.1%増)、セグメント利益は345,266千円(前年同四半期比14.4%増)となりました。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、29,065千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に変更はありません。
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末に比べ777,102千円減少し、21,188,409千円となりました。これは主に、売上高の減少により現金及び預金が1,233,159千円減少する一方、商品が345,025千円増加したことによるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べ44,380千円減少し、1,580,090千円となりました。これは主に、営業用デモ機、営業用レンタル機等の取得により有形固定資産が91,156千円増加する一方、投資有価証券が234,770千円減少したことによるものであります。
これらの結果、当第3四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末に比べ821,482千円減少し、22,768,499千円となりました。
当第3四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末に比べ665,619千円減少し、13,104,966千円となりました。これは主に、買掛金が492,238千円、未払法人税等が254,000千円減少したことによるものであります。固定負債は、前事業年度末に比べ16,185千円増加し、523,654千円となりました。これは主に、退職給付引当金が21,466千円増加したことによるものであります。
これらの結果、当第3四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ649,433千円減少し、13,628,621千円となりました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ172,049千円減少し、9,139,877千円となりました。これは主に、四半期純利益により114,058千円増加し、剰余金の配当により312,064千円減少したことによるものであります。
これらの結果、自己資本比率は40.1%(前事業年度末は39.4%)となりました。