ユニゾホールディングス株式会社

上場廃止 (2020/06/18) 株式の併合 不動産業不動産賃貸東証1部TOPIX Small 1
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売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04084 Japan GAAP


 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当中間連結会計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

① 財政状態及び経営成績の状況

当中間連結会計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)の経済情勢を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況が続いております。国内の賃貸オフィスビル市場においては、東京都心5区の空室率は6%の水準まで上昇し、賃料は東京都心も含め全国的に下落が続く状況にあります。

また、米国の賃貸オフィス市場においては、在宅勤務普及、インフレーション、高金利などの影響で空室率のさらなる上昇が見込まれ、引き続き不透明な環境にあると認識しております。

国内のホテル業界においては、新型コロナウイルス感染症の影響も落ち着き、訪日外国人及び日本人の宿泊需要は回復基調にあり、引き続き回復基調が続くと認識しております。

 

以上のような事業環境の下、当社グループでは、不動産事業とホテル事業の2本の柱で成長していくことに注力しつつ、事業への影響について慎重かつ注意深くみてまいります。

 

当中間連結会計期間の連結業績につきましては、売上高は8,729百万円(前年同期8,729百万円 前年同期比0.0%減)、営業利益は1,105百万円(前年同期926百万円 前年同期比19.3%増)、経常損失は4,742百万円(前年同期596百万円 前年同期比694.6%増)、親会社株主に帰属する中間純損失は4,718百万円(前期親会社株主に帰属する中間純利益7,027百万円)となりました。

 

セグメントごとの業績は、次のとおりであります。 

 

[不動産事業]

当中間連結会計期間は、空室リーシング及び賃料の増額改定に注力し、円安による増加もあったものの、保有物件の売却による剥落等があり、売上高5,440百万円(前年同期5,714百万円 前年同期比4.8%減)、営業利益1,031百万円(前年同期1,451百万円 前年同期比28.9%減)となりました。

 

[ホテル事業]

当中間連結会計期間は、新型コロナウイルス感染症の影響が残る中、稼働率及び客室単価の回復に努めたこと等により、売上高3,288百万円(前年同期3,014百万円 前年同期比9.1%増)、営業利益239百万円(前年同期は281百万円の営業損失)となりました。

 

 

当中間連結会計期間末の資産合計は、418,251百万円となり、前連結会計年度末比12,573百万円の増加となりました。これは、円安により有形固定資産が13,988百万円増加したこと等によるものです。

当中間連結会計期間末の負債合計は、228,759百万円となり、前連結会計年度末比10,435百万円の増加となりました。なお、当中間連結会計期間末の有利子負債残高は、前連結会計年度末比8,608百万円増加いたしました。

当中間連結会計期間末の純資産合計は、189,492百万円となり、前連結会計年度末比2,137百万円の増加となりました。これは、為替換算調整勘定が円安により6,856百万円増加したこと等によるものです。

 

② キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により402百万円減少(前年同期は1,843百万円の増加)、投資活動により860百万円減少(前年同期比は26,797百万円の増加)、財務活動により374百万円減少(前年同期比22,197百万円減少)した結果、前連結会計年度末に比べ1,364百万円減少し、当中間連結会計期間末は4,182百万円となりました。

 

  (営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前中間純損失4,811百万円(前年同期は9,978百万円の税金等調整前中間純利益)、非資金項目である減価償却費2,360百万円(前年同期比75百万円減)等がありました。この結果402百万円の資金の減少となりました。

 

  (投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出1,132百万円(前年同期比722百万円増加)、投資有価証券の売却による収入272百万円(前年同期比272百万円増)等があり、この結果860百万円の資金の減少(前年同期は26,797百万円の増加)となりました。

 

  (財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出374百万円(前年同期比10,773百万円減)等があり、この結果374百万円の資金の減少(前年同期比21,823百万円減)となりました。

 

③ 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

 

④ 生産、受注及び販売実績

当社グループにおいては受注生産形態をとらない事業活動がほとんどであり、生産実績及び受注実績について記載は行っておりません。

 

当中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

販売高(百万円)

前年同期比(%)

 不動産事業

5,440

△4.8

 ホテル事業

3,288

9.1

合計

8,729

△0.0

 

    (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

     2  主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、本項における将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

① 当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

ⅰ 売上高及び営業利益

当中間連結会計期間の売上高は前中間連結会計期間比0百万円減少の8,729百万円となり、営業利益は1,105百万円(前年同期比179百万円増)となりました。これは、不動産事業において、空室リーシング及び賃料の増額改定に注力し、円安による増加もあったものの、保有物件の売却による剥落等がありました。また、ホテル事業において、新型コロナウイルス感染症の影響が残る中、稼働率及び客室単価の回復に努めたこと等によるものであります。

なお、セグメントごとの売上高と営業利益の概況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。

 

ⅱ 営業外損益及び経常利益

当中間連結会計期間の営業外収益は前中間連結会計期間比58百万円減の439百万円となりました。これは、投資有価証券の売却により受取配当金が減少したこと等によるものです。
 また、営業外費用は前中間連結会計期間比4,266百万円増の6,287百万円となりました。これは、遅延損害金が当中間連結会計期間に発生したこと等によるものです。

この結果、当中間連結会計期間の経常損失は4,742百万円(前年同期比4,145百万円増)となりました。

 

ⅲ 特別損益及び税金等調整前中間純利益

当中間連結会計期間は、投資有価証券売却損により、特別損益は69百万円の純損失となり、当中間連結会計期間の税金等調整前中間純損失は4,811百万円(前中間連結会計期間は9,978百万円の税金等調整前中間純利益)となりました。

 

ⅳ 法人税等(法人税等調整額を含む。)及び親会社株主に帰属する中間純利益

当中間連結会計期間の法人税等は前中間連結会計期間比3,044万円減の93百万円となり、当中間連結会計期間の親会社株主に帰属する中間純損失は4,718百万円(前中間連結会計期間は7,027百万円の親会社株主に帰属する中間純利益)となりました。