E24392 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態の分析
(資産の部)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、2,837,905千円(前連結会計年度末比116,425千円減)となりました。
流動資産は、1,869,249千円(同173,114千円減)となりました。その主な要因は、預け金の増加66,190千円があった一方で、現金及び預金の減少217,053千円及び売掛金の減少29,786千円があったことによるものであります。
固定資産は、968,655千円(同56,689千円増)となりました。その主な要因は、投資有価証券取得による投資その他の資産の増加55,270千円によるものであります。
(負債の部)
負債合計は、776,634千円(同15,197千円減)となりました。
流動負債は、643,806千円(同20,866千円減)となりました。その主な要因は、賞与引当金の増加28,922千円及び買掛金の増加11,331千円があった一方で、未払費用の減少34,380千円及び短期借入金の減少30,000千円があったことによるものであります。
固定負債は、132,827千円(同5,668千円増)となりました。その要因は、長期借入金の減少1,998千円があった一方で、繰延税金負債の増加7,666千円があったことによるものであります。
(純資産の部)
純資産は、2,061,271千円(同101,228千円減)となりました。その要因は、その他有価証券評価差額金の増加17,371千円があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上による利益剰余金の減少118,599千円によるものであります。
(2)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、このところ一部に足踏みもみられるが、緩やかに回復しております。実質総雇用者所得と消費マインドはこのところ持ち直しの動きに足踏みがみられるものの、企業収益は総じてみれば改善しております。
当社グループにおきましては、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」「電子コミック・コンシューマ」の4区分で事業を運営しております。
当第2四半期連結累計期間における売上は、「電子コミック・コンシューマ」が増加したものの、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」が減少し、1,841,695千円(前年同期比20.1%減)となりました。費用は、売上減少による販売手数料の減少、広告宣伝費の減少等により、全体として減少しました。その結果、営業損失は118,831千円(前年同期は営業損失36,121千円)、経常損失は116,966千円(同 経常損失36,104千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は118,599千円(同 親会社株主に帰属する四半期純損失37,812千円)となりました。
事業区分別の主要タイトル、その略称及び経営成績は、以下のとおりであります。
事業区分 |
分類 |
主要タイトル |
略称 |
日本語女性向け |
読み物型(注1) |
100シーンの恋+ |
100恋+ |
アバター型(注2) |
天下統一恋の乱 Love Ballad 誓いのキスは突然に Love Ring 眠らぬ街のシンデレラ 鏡の中のプリンセス Love Palace 王子様のプロポーズ Eternal Kiss 魔界王子と魅惑のナイトメア 幕末維新 天翔ける恋 |
恋乱 誓い シンデ ミラプリ 王子 魔界 幕天 |
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カード型(注3) |
あやかし恋廻り アニドルカラーズ |
あや恋 アニドル |
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ファンダム(注4) |
ボルSHOP |
― |
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英語・アジア 女性向け |
読み物型 |
Love365: Find Your Story(注5) |
Love365 |
アバター型 |
Court of Darkness |
Darkness |
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男性向け |
カード型 |
六本木サディスティックナイト |
六本木 |
電子コミック・ コンシューマ |
電子コミック販売ストア |
ぼるコミ |
― |
電子コミックレーベル |
ボル恋comic ボル恋TOON |
VC VTOON |
|
Nintendo Switch/Steam向け |
ボル恋移植タイトル even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女 |
― テンペスト魔女 |
①日本語女性向け
日本語女性向けは、「読み物型」「アバター型」「カード型」「ファンダム」に分類して展開しております。
主に「アバター型」「読み物型」が減少し、売上高は1,089,163千円(前年同期比26.7%減)となりました。
②英語・アジア女性向け
主に「Darkness」、「Ayakashi: Romance Reborn」及び「Samurai Love Ballad: PARTY」が減少したことにより、売上高は214,568千円(前年同期比17.6%減)となりました。
③男性向け
主に「六本木」が減少したことにより、売上高は378,584千円(前年同期比14.3%減)となりました。
④電子コミック・コンシューマ
主にNintendo Switch向けタイトルが増加したことにより、売上高は159,379千円(前年同期比34.6%増)となりました。
(注)1.読み物型:ストーリーを楽しむことがメインとなるタイプのアプリ。
2.アバター型:ストーリーをメインに、アバターなどのゲーム性を組み合わせたタイプのアプリ。
3.カード型:カードの収集・育成要素を持つタイプのアプリ。
4.ファンダム:作品へのポジティブな深い感情的なつながりから生まれたファン文化。当社グループのタイトルを消費するだけでなく、共感・応援するファン集団を指す。
5.Love365: Find Your Story:日本語版恋愛ドラマアプリを翻訳した海外市場向けコンテンツであり、1つのアプリ内で複数のタイトルが楽しめる「読み物アプリ」。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して217,053千円減少し、1,229,661千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、138,693千円の資金を支出する結果(前年同四半期は124,809千円の収入)となりました。その主な要因は、売上債権の減少29,786千円及び賞与引当金の増加28,922千円があった一方で、税金等調整前四半期純損失116,966千円及び預け金の増加66,190千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、45,823千円の資金を支出する結果(前年同四半期は72,667千円の支出)となりました。その主な要因は、投資有価証券の取得による支出39,173千円及び無形固定資産の取得による支出13,170千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、32,001千円の資金を支出する結果(前年同四半期は2,031千円の支出)となりました。その主な要因は、短期借入金の返済による支出30,000千円によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載しました「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。