売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05474 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。(1)業績の状況

 当四半期における経済環境については、新型コロナウイルス感染症の影響による停滞から徐々に回復し、人々の往来が活発になりつつある一方、世界的な物価高騰や不安定な国際情勢、為替相場の変動などにより、依然先行き不透明な状況が継続しました。

 このような状況の中、当社では引き続きグローバル配信を見据えたゲーム開発に注力するとともに、既存タイトルの価値最大化を図るため各ゲームのMAU(Monthly Active User:月に1回以上ゲームにログインしている利用者)の維持・拡大やゲームブランドの強化に取り組んでまいりました。

 「パズル&ドラゴンズ」(以下「パズドラ」)に関しましては、より多くの皆さまに「パズドラ」を長期的にお楽しみいただくことを主眼に、新ダンジョンの追加やオリジナルイベントの開催、他社有名キャラクターとのコラボレーションなどの取り組みを継続してまいりました。また、大型アップデートを行い、最大4人で遊ぶ新しい対戦マルチプレイを実装したほか、8月には国内累計6,100万ダウンロードを達成、9月には北米地域でも累計1,500万ダウンロードを達成しました。

Nintendo Switch™向け対戦ニンジャガムアクションゲーム「ニンジャラ」は、新コンテンツの追加やテレビアニメの放送、オフラインイベントの開催など、包括的な取り組みを実施することで、若年齢層を中心に好調なアクティビティを維持しております。

 また、子会社の事業につきましても、Gravity Co.,Ltd.及びその連結子会社が配信しているRagnarok関連タイトルは、継続的なアップデート及びイベントの開催により、引き続き連結業績に寄与しております。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は97,849百万円(前年同期比35.0%増)、営業利益23,560百万円(前年同期比18.4%増)、経常利益25,004百万円(前年同期比15.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益13,659百万円(前年同期比5.6%増)となりました。

 なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けて記載しておりません。

 

 

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間における資産合計は、166,265百万円(前連結会計年度末比14,055百万円増加)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い現金及び預金が増加したことによるものであります。

 負債合計は、19,433百万円(前連結会計年度末比57百万円増加)となりました。これは主に、買掛金が増加したことによるものであります。

 純資産合計は、146,832百万円(前連結会計年度末比13,997百万円増加)となりました。これは主に、非支配株主持分が増加したことによるものであります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,725百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。