E02104 Japan GAAP
(1) 経営成績等の状況の概要
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間末において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況
経営成績の状況
世界経済は依然として不透明感を伴って推移しており、主要各国におけるインフレ動向や金融政策の転換、地政学的リスクの長期化などが企業活動に影響を及ぼしています。我が国においては、物価上昇の影響が続く一方で、設備投資やインバウンド需要は堅調に推移しており、景気回復の動きが継続しております。雇用情勢も引き続き改善が見られ、企業業績を下支えする要因となっています。
当社の主たる事業領域である情報セキュリティ業界においては、サイバー攻撃の高度化・巧妙化、生成AIを悪用した不正やディープフェイクによる認証リスクなど新たな脅威が顕在化しています。官公庁や企業、医療・金融分野を中心にゼロトラストや多要素認証の導入が急速に進展しており、社会全体で認証強化の流れが加速しています。また、各種業界団体や府省庁が改訂版ガイドラインを公表し、サプライチェーン全体を通じたセキュリティ対策強化が一層求められております。
製品面では、自社製顔認証エンジン「軽快顔認証」を核に、クラウドサービス「EVECLOUD」をはじめ、EVEMA、Themisと言った既存製品群による製品展開を進めております。加えて、ID管理ソリューションや次世代マネージド・セキュリティ・プラットフォーム等の製品群も拡充し、ゼロトラストセキュリティを基盤としたソリューションを展開しております。特にクラウドサービス「EVECLOUD」においては、ISMS認証「ISO27001」および「ISO27017」を取得し、情報マネジメントシステムの運用・改善を継続し、クラウドセキュリティの維持・強化を通じて、より一層、お客様が安心して利用できるクラウドサービスを提供してまいります。
販売面においては、上記の製品群において、柔軟なライセンス制度や価格競争力の確保に注力し、収益性の向上につなげております。またパートナー制度の拡充や他社ソリューションとの連携を通じて販路を拡大しており、医療分野や公共分野をはじめ、金融・教育など幅広い業種から安定した受注を獲得いたしました。
展示会やセミナー活動においてもパートナー企業との共同展開を強化し、認知度と案件獲得力を高めております。例えば、医療分野では「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」で推奨される本人認証強化に対応するために電子カルテシステム等を提供するパートナー企業との協業を進めております。教育分野においては、文部科学省による「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に対応すべく、NEXT GIGAに準拠した端末メーカや校務支援システムを提供するベンダーとの協業を始めとして教育現場での本人認証強化を支援する提案を進めております。
これらの結果、当中間会計期間の売上高は569,899千円(前年同期比3.8%増)となりました。損益面においては、販売費及び一般管理費は239,043千円(前年同期比21.7%減)であり、営業利益154,894千円(前年同期比255.2%増)、経常利益155,491千円(前年同期比252.3%増)となりました。また、特別利益15,432千円を計上したことにより中間純利益170,165千円(前年同期比697.5%増)となりました。
財政状態の状況
(流動資産)
流動資産は、前事業年度末と比較して123,529千円増加し、2,017,963千円となりました。これは主に、現金及び預金が610,654千円増加、預け金が488,045千円減少したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産は、前事業年度末と比較して57,886千円増加し、185,321千円となりました。これは主に、投資有価証券が37,498千円増加したことによるものであります。
(流動負債)
流動負債は、前事業年度末と比較して30,929千円増加し、484,545千円となりました。これは主に、契約負債が56,287千円増加したことによるものであります。
(固定負債)
固定負債は、前事業年度末と比較して14,362千円減少し、447,731千円となりました。これは主に長期契約負債が11,071千円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産は、前事業年度末と比較して164,848千円増加し、1,271,008千円となりました。これは主に利益剰余金が170,165千円増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,165,229千円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税引前中間純利益170,924千円、契約負債の増加額56,287千円、売上債権の増加額31,395千円等により、181,320千円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
定期預金の預入による支出500,000千円、投資有価証券の取得による支出95,580千円等により、558,110千円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
該当事項はありません。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当中間会計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当中間会計期間 (自 2025年1月1日 至 2025年6月30日) |
前年同期比(%) |
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バイオ事業(千円) |
137,023 |
115.5 |
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合計(千円) |
137,023 |
115.5 |
(注)1.当社は、バイオ事業の単一セグメントであります。
2.上記の金額は、製造原価によっております。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当中間会計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当中間会計期間 (自 2025年1月1日 至 2025年6月30日) |
前年同期比(%) |
|
バイオ事業(千円) |
569,899 |
103.8 |
|
合計(千円) |
569,899 |
103.8 |
(注)1.当社は、バイオ事業の単一セグメントであります。
2.前中間会計期間及び当中間会計期間の主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
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相手先 |
前中間会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年6月30日) |
当中間会計期間 (自 2025年1月1日 至 2025年6月30日) |
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金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
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ダイワボウ情報システム株式会社 |
106,364 |
19.4 |
115,955 |
20.3 |
|
株式会社日立システムズエンジニアリングサービス |
88,440 |
16.1 |
80,753 |
14.2 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間末において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当中間会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、上記「(1) 経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
②キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当中間会計期間のキャッシュ・フローの状況につきましては、上記「(1) 経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
なお、当社の資本の財源及び資金の流動性について、資金需要のうち主なものは、人件費、新製品開発に必要な研究開発費、営業費用、管理費用及び設備投資資金であります。これらの資金需要につきましては、自己資金を充当しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。