E05719 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における売上高は2,100,019千円、2024年2月14日公表の通期業績予想に対し61.0%の達成率となりました。
第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして従来の3事業に「データアナリティクス事業」を加え、4つのセグメントに変更いたしました。
「ソフトウェアプロダクト事業」は、自社開発による組込みネットワーク製品、セキュリティ関連ソフトウェア製品、データベース製品、高速起動製品および音声コード製品よるデバイス組込み用ソフトウェアの開発及び販売等に関するセグメントであります。
「ソフトウェアディストリビューション事業」は、海外ソフトウェアの輸入販売、テクニカルサポート及びカスタマイズ開発に関するセグメントであります。
「ソフトウェアサービス事業」は、組込みソフトウェア等の受託を中心とした各種ソフトウェアの設計、開発及びデータコンテンツのライセンス販売等に関するセグメントであります。
「データアナリティクス事業」は、株式会社ライトストーンにおける、統計・数値データ解析ソフトウェアの販売等に関するセグメントであります。
セグメント別の売上内訳及び事業状況は、以下のとおりであります。
セグメント |
当第3四半期連結累計期間 |
前第3四半期連結累計期間 |
||||
売上高※1 (千円) |
GS売上高※2 (千円) |
売上高合計 (千円) |
売上割合 (%) |
売上高※1 (千円) |
売上割合 (%) |
|
ソフトウェアプロダクト事業 |
432,700 |
22,760 |
455,460 |
21.7 |
409,031 |
33.4 |
ソフトウェア ディストリビューション事業 |
735,516 |
7,891 |
743,407 |
35.4 |
641,803 |
52.3 |
ソフトウェアサービス事業 |
203,462 |
148,955 |
352,417 |
16.8 |
174,902 |
14.3 |
データアナリティクス事業 |
548,735 |
- |
548,735 |
26.1 |
- |
- |
合計 |
1,920,413 |
179,606 |
2,100,019 |
100.0 |
1,225,736 |
100.0 |
※1 売上高は、セグメント間取引を消去しております。
※2 当第3四半期連結会計期間より連結子会社化した株式会社グレープシステムの売上高を開示しております。同
社はソフトウェアプロダクト事業からソフトウェアサービス事業を営んでおります。
■ソフトウェアプロダクト事業
当事業は、高速起動製品における国内外の車載機器関連および海外民生機器の既存顧客からのロイヤルティ売上、また、データベース製品における産業機器の既存顧客からのロイヤルティ売上を中心に、売上高455,460千円(前年同四半期比11.4%増)、セグメント利益9,334千円(前年同四半期は44,912千円の損失)となりました。
■ソフトウェアディストリビューション事業
当事業は、BIOS製品におけるPC及び産業機器の既存顧客からのロイヤルティおよび受託開発売上、Bluetooth製品における既存顧客からのライセンス売上および受託開発売上、ネットワークマネジメント製品における既存顧客からのライセンス売上、ソフトウェア検証・品質向上ツールおよびセキュリティ検証ツールにおける既存顧客からのライセンス売上を中心に、売上高743,407千円(前年同四半期比15.8%増)、セグメント損失78,899千円(前年同半期は120,254千円の損失)となりました。
■ソフトウェアサービス事業
当事業は、既存顧客からの各種受託開発売上、データコンテンツ「YOMI」に関する車載機器向けを中心としたライセンス売上を中心に、売上高352,417千円(前年同四半期比101.5%増)、セグメント損失20,336千円(前年同四半期は5,665千円の損失)となりました。
■データアナリティクス事業
当事業は、教育機関の既存顧客からのパッケージソフト売上を中心に、売上高548,735千円、セグメント利益2,701千円となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は売上高2,100,019千円(前年同四半期比71.3%増)、営業損失87,200千円(前年同四半期は170,831千円の損失)、経常損失72,221千円(前年同四半期は160,553千円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失61,182千円(前年同四半期は164,781千円の損失)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題は、特にありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、28,252千円です。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等若しくは経営指標等
本日(2024年2月14日)公表の「業績予想及び中期経営計画の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、2,202,596千円(前連結会計年度比37,091千円減)となりました。その主な要因は、有価証券の減少、並びに現金及び預金の増加であります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、1,316,489千円(前連結会計年度比735,164千円増)となりました。その主な要因は、のれんの増加であります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、825,079千円(前連結会計年度比443,343千円増)となりました。その主な要因は、短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金の増加であります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、452,580千円(前連結会計年度比323,219千円増)となりました。その主な要因は、退職給付に係る負債及び長期借入金の増加であります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、2,241,426千円(前連結会計年度比68,489千円減)となりました。その主な要因は、利益剰余金の減少であります。