売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00687 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

a.財政状態

 当第3四半期会計期間末の総資産は16,730百万円となり、前事業年度末に比べ1,739百万円増加しました。内訳は、流動資産が1,211百万円の増加、固定資産が528百万円の増加であります。

 流動資産増加の主な要因は、税引前四半期純利益の計上による営業キャッシュ・フロー増加により現金及び預金が753百万円増加したこと及び板紙製品価格改定の効果により受取手形及び売掛金が478百万円増加したことであります。また、固定資産増加の主な要因は、保有銘柄の株価上昇により投資有価証券が622百万円増加したことであります。

 負債は4,788百万円となり、前事業年度末に比べ332百万円増加しました。内訳は、流動負債が182百万円の増加、固定負債が150百万円の増加であります。

 流動負債増加の主な要因は、未払法人税等が235百万円増加したことであります。また、固定負債増加の主な要因は、繰延税金負債142百万円の増加であります。

 純資産は11,941百万円となり、前事業年度末に比べ1,407百万円増加しました。主な要因としては利益剰余金969百万円の増加及びその他有価証券評価差額金427百万円の増加であります。

 以上の結果、自己資本比率は前事業年度末の70.3%から71.4%となりました。

b.経営成績

当第3四半期累計期間における経営成績につきましては、物価上昇による消費の抑制等の影響で段ボール原紙を中心とした板紙の需要が減退し、販売数量は減少しましたが、前期に実施した製品価格改定の効果もあり、売上高は前年同四半期比で増収となりました。

また、原料古紙や主な燃料であるLNGの価格は高い水準にはありますが、価格改定の効果等により大きく増益となりました。

 この結果、当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高は8,579百万円(前年同四半期比7.1%増)、営業利益は1,430百万円(前年同四半期比284.6%増)、経常利益は1,517百万円(前年同四半期比243.2%増)、四半期純利益は1,052百万円(前年同四半期比244.0%増)となりました。

 

 各セグメントの経営成績は次のとおりであります。

○板紙事業

 当事業関連では、段ボール原紙を中心とした板紙の需要が減退したことで販売数量が前年同四半期比3.5%減少しましたが、前期に実施した製品価格改定の効果等により、売上高は7,597百万円(前年同四半期比8.5%増)、セグメント利益は1,427百万円(前年同四半期比257.7%増)で増収増益となりました。

○美粧段ボール事業

 当事業関連では、主力の青果物向け製品は堅調だったものの、製品価格改定に伴うシェア移動等により、売上高は982百万円(前年同四半期比3.1%減)で減収となりました。セグメント利益は製品価格改定の効果等により、3百万円(前年同四半期はセグメント損失26百万円)で増益となりました。

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、16百万円であります。

 なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。