E31331 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
(単位:千円)
(注)EBITDA:四半期連結損益計算書における税金等調整前四半期純利益 - 特別利益 + 支払利息 + 特別損失 + 四半期連結キャッシュ・フロー計算書に記載の減価償却費及びのれん償却額 + 四半期連結財務諸表の注記に記載の株式報酬費用
当第3四半期連結累計期間における売上高は前年同四半期比9.8%増の2,444,398千円、EBITDAは同27.3%増の730,347千円、営業利益は同22.9%増の684,786千円、経常利益は同21.8%増の679,287千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同20.1%増の443,465千円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
・モバイルゲーム事業
モバイルゲーム事業における主力サービスの位置情報連動型ゲームでは、収益の安定と強化を図るべく、ユーザーエンゲージメントを高めることに注力いたしました。
当第3四半期連結累計期間では、「駅メモ!(ステーションメモリーズ!)」及び「アワメモ!(駅メモ! Our Rails)」において、地方自治体や鉄道事業者との協業による地方創生、他社IPとのコラボイベント、及びおでかけ促進イベントやグッズ販売イベントの実施を行いました。
この結果、同事業の売上高は2,197,317千円(前年同四半期比12.9%増)となり、セグメント利益は773,599千円(前年同四半期比17.7%増)となりました。
・コンテンツ事業
コンテンツ事業では、2022年12月にソフトバンク株式会社のAndroid端末向け定額アプリ提供サービス「AppPass」が終了するなどの影響により、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数は緩やかに減少しております。
この結果、同事業の売上高は245,117千円(前年同四半期比11.5%減)となり、セグメント利益は172,707千円(前年同四半期比0.0%増)となりました。
・ブロックチェーン事業
ブロックチェーン事業では、QYSコインの「IEO」によるQYSコイン経済圏の形成を目指すにあたり、GMOコイン株式会社と新規暗号資産販売の検討を行っております。
NFT関連事業では、「ユニマ」にてNFTの販売を行っておりますが、選択と集中を行い方針を変更しており、ゲーム特化型NFTマーケットへリニューアルを予定しております。
この結果、同事業の売上高は1,212千円(前年同四半期比65.6%減)となり、セグメント損失は184,936千円となりました。
・Suishow事業
Suishow事業では、「NauNau」や「駅メモ!」シリーズの位置情報を活用した送客サービス「ダイレクトスポットアド」のリリースに向け開発を行っております。
この結果、同事業の売上高は750千円となり、セグメント損失は76,584千円となりました。
②財政状態の状況
(単位:千円)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ628,874千円増加し、4,151,642千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ297,875千円減少し、3,028,529千円となりました。これは主に、現金及び預金が284,590千円減少しており、その内訳としましては、Suishow株式会社の株式の取得、法人税等の税金の納付、自己株式の取得、及び賞与の支給に伴う減少であります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ926,749千円増加し、1,123,112千円となりました。これは主に、Suishow株式会社の株式取得によりのれんが949,346千円増加したものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ207,398千円増加し、688,781千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ206,683千円増加し、688,067千円となりました。これは主に、未払金が258,815千円増加したものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ421,476千円増加し、3,462,861千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が400,985千円増加し、自己株式が20,989千円減少したものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載いたしました「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、重要な変更又は新たな発生はありません。
(7)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの運転資金及び設備資金につきましては、主に自己資金により充当しております。
また、資金の流動性につきましては、当第3四半期連結会計期間末における流動比率は440.2%(前連結会計年度末691.0%)となっており、十分な流動性を確保しております。