売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E33235 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費等の回復や企業業績及び雇用情勢の改善等に伴い、緩やかに回復の動きがみられました。しかしながら、世界的な物価の上昇や金融引き締め等に伴う経済成長の減速が懸念されており、日本経済の先行きは不透明な見通しとなっています。

当社グループが属する情報サービス産業においては、経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査2023年12月分 確報」の情報サービス業の売上高合計は、前年同月比5.0%増と21か月連続の増加、「受注ソフトウェア」は、同6.6%増と21か月連続の増加となりました。

このような経済状況のなか当社グループは、新規受注の獲得や、顧客からの信頼を獲得し、リスクが低く安定した収益が期待できるリピートオーダーの提案・受注に努めました。

それらの結果、前連結会計年度のM&Aによる新規連結子会社の増加や、社会情報インフラ・ソリューションの顧客からの受注が堅調に推移したこと、技術者の稼働人数が増加したこと等が売上高増加の要因になりました。

従業員の待遇改善による人件費の増加はあったものの、売上高の増加に加え前連結会計年度に計上したM&A関連費用が当期は計上されなかったこと等から営業利益が増加しました。また営業外収益として、為替差益等を計上したこと等により、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益が増加しました。

 

以上の要因により、当第2四半期連結累計期間における連結業績は、売上高6,013,520千円(前年同期比26.0%増)、営業利益307,539千円(前年同期比51.0%増)、経常利益337,905千円(前年同期比54.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益207,872千円(前年同期比85.7%増)となりました。

 

当社グループは、総合情報サービス事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりませんがソリューション別の概況は、次のとおりであります。
 

グローバル製造業ソリューションにおいては、自動車ECU関連顧客、搬送機関連顧客等からの受注が堅調に推移したこと等により、売上高は2,066,089千円(前年同期比17.1%増)となりました。

社会情報インフラ・ソリューションにおいては、金融関連顧客等からの受注は堅調に推移したこと等により、売上高は3,784,634千円(前年同期比32.6%増)となりました。

モバイル・ソリューションにおいては、受託開発の受注が好調に推移したこと等により、売上高は162,796千円(前年同期比4.5%増)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における流動資産は4,855,386千円となり、前連結会計年度末に比べ85,742千円減少いたしました。

これは主に、現金及び預金95,907千円減少したこと等によるものであります。

固定資産は1,388,894千円となり、前連結会計年度末に比べ34,972千円増加いたしました。

これは主に、のれん55,228千円減少したものの、投資その他の資産80,390千円増加したこと等によるものであります。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における流動負債は2,019,503千円となり、前連結会計年度末に比べ59,179千円減少いたしました。

これは主に、買掛金90,889千円増加したものの、未払金53,093千円未払法人税等28,499千円減少したこと等によるものであります。

固定負債は1,121,335千円となり、前連結会計年度末に比べ188,174千円減少いたしました。

これは主に、長期借入金202,790千円減少したこと等によるものであります。

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産は3,103,442千円となり、前連結会計年度末に比べ196,583千円増加いたしました。

これは主に、配当金の支払いを行った一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことにより利益剰余金が166,189千円増加したこと等によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて96,007千円減少し、3,265,223千円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と主な要因は、次のとおりであります。

 

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により取得した資金は、287,653千円(前年同四半期は60,186千円の使用)となりました。

これは主に、税金等調整前四半期純利益340,117千円を計上したことのほか、資金の増加として、仕入債務の増加額90,988千円、のれん償却額55,228千円等があった一方、資金の減少として、未払金の減少額53,036千円、棚卸資産の増加額26,802千円等があったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により使用した資金は、126,926千円(前年同四半期は170,282千円の使用)となりました。

これは主に、資金の減少として、敷金及び保証金の差入による支出85,857千円有形固定資産の取得による支出23,187千円等があったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により使用した資金は、258,710千円(前年同四半期は847,485千円の取得)となりました。

これは主に、資金の減少として、長期借入金の返済による支出202,790千円配当金の支払額41,520千円等があったことによるものであります。

 

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

該当事項はありません。